2015年度のUCIワールドツアーカレンダーが発表されています。
今年は全27戦。
少し心配なのは、新城幸也が所属するユーロップカーの
UCIワールドツアーライセンスの申請が却下された事。
チームが財務上の基準を満たしていない事が問題視され、
UCIプロコンチネンタル入りを目指すが、それもまだ未定。
ジロデイタリアやツールドフランスに出場する為には、
ワイルドカードで選出される必要がありますが、
その前に、シリーズ何戦に参加出来るのかも不明。
別府史之選手のいるトレックは
UCIワールドツアーライセンス所持してますが、
昨年、別府選手はジロデイタリアに専念だったので、
もしかしたら、久々に日本人選手のいないツールドフランスになる可能性も。
日程 |
レース |
1月20日〜1月25日
3月8日〜3月15日
3月11日〜3月17日
3月22日
3月23日〜3月29日
3月27日
3月29日
4月5日
4月6日〜11日
4月12日
4月19日
4月22日
4月26日
4月28日〜5月3日
5月9日〜5月31日
6月7日〜6月14日
6月13日〜6月21日
7月4日〜7月26日
8月1日
8月2日〜8月8日
8月10日〜8月16日
8月22日〜9月13日
8月23日
8月30日
9月11日
9月13日
10月4日 |
ツアー・ダウンアンダー(オーストラリア)
パリ〜ニース(フランス)
ティレーノ〜アドリアティコ(イタリア)
ミラノ〜サンレモ(イタリア)
ボルタ・ア・カタルーニャ(スペイン)
E3ハレルベーク(ベルギー)
ヘント〜ウェベルヘム(ベルギー)
ロンド・ファン・フラーンデレン(ベルギー)
ブエルタ・アル・パイスバスコ(スペイン)
パリ〜ルーベ(フランス)
アムステル・ゴールドレース(オランダ)
フレーシュ・ワロンヌ(ベルギー)
リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ(ベルギー)
ツール・ド・ロマンディ(スイス)
ジロ・デ・イタリア(イタリア)
クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ(フランス)
ツール・ド・スイス(スイス)
ツール・ド・フランス(フランス)
クラシカ・サンセバスティアン(スペイン)
ツール・ド・ポローニュ(ポーランド)
エネコツアー(ベルギー/オランダ)
ブエルタ・ア・エスパーニャ(スペイン)
ヴァッテンフォール・サイクラシックス(ドイツ)
GP西フランス・プルエー(フランス)
GPケベック(カナダ)
GPモントリオール(カナダ)
イル・ロンバルディア(イタリア) |
さて、個人的に楽しみにしているレースをあげていきます。
赤文字のジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャの
世界3大レース、グランツールは必須のレース。
個人的な楽しみは、青文字。
■1月20日〜1月25日…ツアー・ダウンアンダー(オーストラリア)
こちらは初日のPeople’s Choice Classicというクリテリウムが楽しみ。
街中を周回するクリテリウムというと顔見世興行的なレースが多いのですが
こちらは2015年初のレースなので、
今年を占うという験担ぎ的なレースなのと、オーバルに近い高速コースで、
スプリンター達が、つい本気を出してしまうというレースです。
残り何週かでの各チームのトレインによる先頭争いが面白いので、
スプリンター好きは、注目してみてください。
昨年は、グライペルとキッテルの一騎打ちで、僅差でキッテルの勝利!
僕の好きなロット・ベリソル改め、ロット・スーダルは、
エースのグライペルを外して、若手で勝負するみたいですが、
さて、どうなる事やら。
今年も女性人気の高いジャイアント・アルペシンのマルセル・キッテル。
引退前最後のビッグレース出場となるカデル・エヴァンス。
などに注目です。
■3月11日〜3月17日…ティレーノ〜アドリアティコ(イタリア)
毎年、最大勾配が30%に達する「壁」をぶち込んで来るレース。
2014年は、平均勾配22.2%・最大勾配30%という
「ムーロ・ディ・グアルディアレーレ」を配置。
7分25秒すぎあたりから…。
あのコンタドールでさえ、蛇行してしまうという激坂というか壁。
激坂マニアには、たまらん映像。
これをイメージしながら、最大勾配28%という
飯能の子ノ権現にでも挑戦してみたいです。
4月12日…パリ〜ルーベ(フランス)
今年のツールドフランスの第4ステージは
「スラン(ベルギー)~カンブレ」の221km
これは、石畳のレースで、『ミニ・パリ~ルーベ』とも言われるレース。
それよりも本格的で「北の地獄」と呼ばれるのが、「パリ〜ルーベ」。
スカイ(Sky Pro Cycling)は、
元ツール・ド・フランス覇者のブラッドリー・ウィギンスとの契約を
4月まで延長したと発表しましたが、この「パリ〜ルーベ」を最後に、
チームを離れ、2016年のリオデジャネイロ五輪に照準を合わせる為、
トレックレースに転向。
ウィギンスの最後の有志を見られるのが、このレースです。
この悪路の石畳の事をパヴェと言うのですが、
悪路用に衝撃の吸収を考えたモデルがそれぞれ出されています。
トレックのドマーネ、スペシャライズドのルーベ、リドレーのフェニックス。
その他、いろいろあるのですが、
ビギナー層にオススメしたいモデルです。
自分もフェニックスですが、レースに出るのでなければ、
ガチガチに固い必要もなく、プロレーサーも使用する機材なので十分。
吸収性がいいので、ロングライドで疲れにくいというのもあります。
そういう視点で、登場するバイクをチェックするのもいいでしょう。
■4月26日…フレーシュ・ワロンヌ(ベルギー)
こちらも「ユイの壁」とよばれる最大勾配26%の激坂が名物のレース。
2015年のツール・ド・フランス第3ステージは、
この「ユイの壁」がゴールとなる、
アントワープ(ベルギー)~ユイ(ベルギー)154kmなので、
その前哨戦として楽しめるでしょう。
8分45秒あたりからの残り1キロで、ユイの壁に突入。
空撮だとわかりにくいですが、横からの映像が映し出されると、
その斜度が体感出来ます。
沿道の家の縦のラインと、道路の角度をみてください。
という訳で、個人的に楽しみなレースをピックアップしてみましたが、
グランツールの他のも特徴のある面白いレースがありますので、
ぜひ、チェックしてみてください。