一緒にお仕事をさせて頂いている山寺さんのお芝居、ラフィングライブ旗揚げ公演、「パパ、アイ・ラブ・ユー!」を観てきました。
山寺宏一さんや水島裕さん、演出家の野坂実さんが中心になって立ち上げた演劇ユニットが、ラフィングライブ。共演者も、大塚明夫さん、関智一さん、小野賢章さん、折笠富美子さんら、蒼々たるメンバー。
あらすじは…。
舞台は、クリスマス前のロンドン。
将来を約束されたエリート医師デーヴィッドは、
間もなく始まる記念講演成功のため、スピーチの練習に余念がない。
そんな彼のもとにかつての愛人ジェーンが現れ
「二人の間には息子がいて、しかも今まさに父を探しにここに向かっている」
…と告げる。
出世のかかったスピーチを目前に、まさに人生の大ピンチ!
デーヴィッドがついた嘘は、やがて病院を巻き込んでの大騒動に…!
イギリスの作家レイ・クーニ-の喜劇作品を、日本名に直さず、そのまま演じるのだけど、不自然さがありません。たぶん、皆さん映画の吹き替えをしているので、外国人が日本語を話しているトーンやリズムに違和感がないのです。イギリスだからモンティーパイソン的なテイストもあるのだけど、元々山寺さん自身がモンティーパイソン好きだし、笑いのツボや、間やリズムを押さえているのです。
お芝居はコメディーというより、英国ギャグの積み重ねという感じなんだけど、リズム感が良くて、あっという間。そして単純明快。
僕は意味のわからないストーリーで、打ち上げで説明してもらうような演劇が嫌いで、全ては舞台の上で完結して欲しいタイプなので、こういうテイストのお芝居って、ホントに観ていて気持ちいい。
僕は山寺さんにお願いして、早めにチケットを押さえてもらいましたが、人気声優そろい踏みという事で、あっという間に全公演ソルドアウト。足を運べなかったお客さん、関係者多数で、早くも再演の声が出ています。
今回は博品館でしたが、もう少し大きな劇場で再演して欲しいな。演劇好きの方は、次回公演を、要チェックです。