江古田でナポリタンを探せシリーズの最後は、喫茶店ではないですが、いきつけの飲み屋さん、レストランBARの「ぽかんと」です。イタリアンベースの料理が美味しいお店なのですが、こちらにもナポリタンがあるのです。
「ぽかんと」のナポリタンは鉄板に乗せられて出来ます。イタリアンのお店なので、茹で置きではありません。他のパスタよりも、ちょっとだけ長めに茹でて、もっちりとさせながら、鉄板で焼くことによって、適度に水分を飛ばせる事で、ふにゃっとせず、食感のいいナポリタンに仕上がっています。
通常のメニューで、十分に美味しいのですが、平野沙希子さんの「生まれた時からアルデンテ」を読んでから、アルデンテなナポリタンを食べてみたいという事を伝え、無理矢理作ってもらう事にしました。常連ならではの、ワガママです。
平野さんの言い分を、おさらいしておくと生まれた時からアルデンテなパスタがある世代からすると、昭和というワードに甘えたコシのないナポリタンは、
向上心がない!もっと美味しいナポリタンを作る事を放棄している。…的なお話。
で、通常の鉄板ナポリタンをアルデンテで作ってもらったのですが、いつもより、短めに茹でているのに、鉄板で焼けて水分が飛ぶ分、良く焼きになって、表面がパリっとしすぎてしまいました。よく焼いた焼きそばのような食感。うーん、これなら通常ナポリタンの方が美味しいなあ。ワガママ言って作ってもらったのに、アルデンテナポリタン失敗…。
待てよ!じゃあ、鉄板じゃなかったらちょうどいいんじゃ?
という事で、後日、またまたワガママを言って、「ナポリタン、アルデンテで、皿盛りで!」と、ラーメン二郎みたいな謎用語の注文の仕方をしてしまいました。で、実食!
お!旨いじゃん!これまでのナポリタンとは違う!ちょうど、飲み友の中華シェフがいたので、一口食べてみてもらいました。「お!旨い!」旨い頂きましたー!
想像の出来なかった、アルデンテなナポリタン探しの旅!やっと、平野沙希子さんが言っていた事がわかるようになりました。
本の中に書いてあった「神泉、フレンズのナポリタンは、昔ながらの味なのにアルデンテなので最高です!」よーし、神泉のフレンズ、行ってみようじゃないの!
■ぽかんと(Pocant)
■東京都練馬区栄町3-5
■営業:18:00~1:00(料理L.O.0:00)
■定休日:日曜
■場所はこのへん
■お店のサイト