城峯山ヒルクライム後、山頂付近にある城峯神社に行ってみる事に。
ここからは未舗装のグラベルが続きます。
リドレーフェニックスは、悪路用に開発されているので、
このぐらいの道でビビってはいけませんね。
城峯神社の手前に広がるのが、城峯山キャンプ場。
ほぼ山頂の付近にあるキャンプ場ですが、
キャンプサイトのほか、水場、炊事場、トイレなども完備しています。
かつてこの山は、石間ヶ岳と呼ばれていたそうなんですが、
平将門がここに落ち延び、城を築いてから、
城峯山と呼ばれるようになったんだとか。
その後、官軍の藤原秀郷が城峯山にあった城を包囲、
激戦の末、将門とその一族はこの地で討ち死にし、
その滅びた平将門と一族を鎮めるために、
城峯神社がつくられたと言い伝えられています。
城峯神社から見る景色。
思わず「うぉお」と声が出てしまいました。
何層にも続く、山の稜線のグラデーションが美しい。
城峯山の標高が1037mだから、この場所も1000m近いはず。
そしてダウンヒルで山を下ります。
下りは楽勝かと思いきや、日陰部分では苔が生え、
湧き水が流れて路面が濡れている場所や、落石があったり、
おまけにガードレールもないので、非常に怖い。
ほぼブレーキ握りっぱなしで、手が痛くなりました。
さて、今回のヒルクライム飯、略して「ヒル飯」は、
この山の中腹にある、天空の楽校というカフェを目指します。
下ったと思ったら、また登り。
埼玉県道284号に出たら、しばらく登りが続きます。
なにげに10%越え。
城峯山のヒルクライムで足を使っているから、じんわり足に来ます。
そして、登り切った先が、今回の目的地、天空の楽校の入り口。
標高550mの山の中腹にある、天空のカフェです。
サイクルラックありの張り紙。
やっぱりヒルクライムで来るサイクリスト多いんですね。
皆野町立日野沢小学校立沢分校は昭和54年に閉校。
その廃校の校舎を使ったカフェです。
バイクラックに駐輪。
ダウンヒルで体が冷えたなと思ったら、お店の方が
「さっきまで暖かったのに、ちょっと風が変わって冷えてきましたね」
と。
それもあるのか。
自転車乗りは、気温や風の変化に敏感だけど、
山で暮らしている方も、自然の変化には敏感なんですね。
エアコンで体感温度が一定というのは、不自然なんだよ。
校庭というほど広くないけど、庭にはテラス席が。
フェンス近くの席からは、こんな眺め。
まさに天空のカフェでしょ!
頂いたのは、ちまきと名水カルピスがセットになった天空セット。
こちらの「ちまき」は、道の駅などでも人気の一品だそうです。
今回のヒルクライムのご褒美めしは、
大きめ豚の角煮や秩父の椎茸も入った、ちまき。
旨いね!
そして使い古された言葉だけど「空気が旨い」
なんだろう?山の空気ってミネラル含んでるんじゃないの?
っていうような独特の味というか香りというか。
大きく吸い込んだ時、鼻腔の奥でそんな感覚を覚えるんですよね。
雑誌「自転車人」に紹介されていて、来てみたかった場所。
来て良かった!
■ちまきカフェ 天空の楽校
■埼玉県秩父郡皆野町上日野沢652
■営業
11:00~17:00(平日)
10:00~18:00(土日祝)
■定休日:水曜日
12月中旬~3月中旬 冬期休業
■場所はこのへん
■オフィシャルサイト