スパイシービストロ タップロボーン(青山一丁目)

タップロボーン

スパイスカレーのブームから、今、注目されているのがスリランカカレーです。
辛いだけのカレーではなく、スパイスの調合による、複雑な味わい。また、食べて健康になるというアーユルヴェーダという考えの元、調合されたカレーでもあります。

アーユルヴェーダというとオイルマッサージの一種と思っている人もいるかもしれませんが、世界3大医学の一つで、西洋医学のように、悪いところを無くすという考えではなく、悪くならないようにバランス良く食べたり、リラックスしようという、予防医学です。

食べて健康になるといえば薬膳料理が思い浮かびますが、正直、薬膳料理を食べても「健康になったー!」という実感を感じたことはありません。

カレーの場合は、前から書いているように、季節の変わり目、夏バテとか、体調を崩しやすい時、江古田のプアハウスのカレーを食べると元気になるという、自分なりのルーティンがあります。プアハウスのカレーは、黒胡椒の効いたカレーで、黒胡椒には、体温上昇を促進させ、血流を改善する働きがある事がわかっています。発汗作用もあり、それをわかりやすく実感出来るカレーなのです。

今日は、スリランカカレーで、その辺も体感出来るのか、試してみたいと思います。

スリランカカレーで、リサーチするとよく出てくるのが、青山一丁目のスパイシービストロ・タップロボーン。商売敵ですが、J-WAVEの番組でちょいちょい紹介されているお店です。

ワンプレート

こちらが、ランチの人気メニューチ「アーユルヴェーダ・ワンプレート」1080円。

チキンカレーと、レンズ豆のカレーに、青菜の炒め物など、おかずも盛り付けられています。カレーの間の鮭フレークっぽくみえる物は、コナッツとモルディブフィッシュという鰹節を和えたポルサンボルというふりかけ。

これらを少しずつご飯と混ぜて食べるのですが、スリランカでは全部混ぜて食べるのは縁起の悪い食べ方とメニューの注意書きがあります。ぐちゃぐちゃ混ぜる派は、要注意です。

スリランカは鰹節を花がつおのように削るのではなく、フレーク状に砕いて使います。なので、噛んだときに、スパイスとモルディブフィッシュが、パチンとはじけて、香りが口の中に広がります。

スパイスはふんだんに使われていますが、激辛という感じではないので、それぞれをよく味わいながら、味の変化を楽しめます。

スリランカや南インドの、スパイスフルなカレーを味わうと、ご近所に山ほどある、インドネパールの単調さが、反比例。たぶん、探せばインドネパールの美味しいお店もあるんだろうけど。んー、探してみないといけないかもしれませんね。南インドは旨い店あるんだけどなあ。北インドもカシミールは旨い店があります。インドの姿をしたネパールカレーで、旨い店ってあるの?

■スパイシービストロ タップロボーン 南青山本店 (spicy bistro Taprobane)
■東京都港区南青山2-2-15 ウィン青山 1F
■営業:
11:30~15:30
17:00~23:30
■定休日:日曜
場所はこのへん
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しゃけスタンド(代田橋)

新宿

蜃気楼のように浮かぶ、新宿の高層ビル群を見ると、SF映画の1シーンを思い出します。
近代的な中央の高層ビル群には権力者達が住み、その下には、闇市を抱える貧民の暮らしがあって、権力者からの逃亡者が、そこに逃げ込むという物。こうして見ると、自分は貧民の側の方にいる事になります。

沖縄タウン

実際には庶民の暮らしがある訳ですが、ここ和泉名店街は、沖縄タウン化した商店街です。ドラマ「一つ屋根の下」の柏木クリーニング店などのロケ地でもありますが、かつては、ご近所の買い物客で賑わった物の、どんどん衰退し、町おこしの一環として、沖縄タウン化されました。

市場

沖縄料理のお店があったり、三線のお店があったり、沖縄をテーマとした小さなお店が集まってきたのですが、最近では、その沖縄とは別のお店が注目を集めています。

小島

旨い鮭の料理を食べさせる専門店「しゃけ小島」
沖縄タウンなのに、思いっきり真逆の北海道料理。お店を経営する人が、「死ぬ前に食べるならしゃけの皮だよね」と言ったことがきっかけで、徹底的に、しゃけにこだわるこのお店をひらいたそうで、ここのしゃけを食べたら、他のは食べられないと口コミで広がったお店です。

しゃけスタンド

そのお店の2号店が、お隣にある「しゃけスタンド」いわゆる立ち飲みのお店で、リーズナブルでお手軽なしゃけ料理屋、おつまみがあるのですが、こちらも、意外なメニューで注目されるお店。

dunchu

沖縄タウンの中の異色な北海道料理のお店の一品、「カレー」が、スパイスカレーブームにのり、今発売中のdanchuでも取り上げられています。というか、スパイスカレー特集があったら、だいたいこのお店が載っています。

こちらのお店、あらかじめ作り置きしていた物をポンと出すのではなく、注文があってから一つ一つ丁寧に作るので、出てくるまで少々お時間がかかります。そこは沖縄タイムだと思って、のんびりと待ちましょう。

しゃけカレー

しゃけカレーは、1080円。
スープカレーに近いサラサラのカレーで、ご飯にかけて食べるか、スプーンでご飯をすくってカレーに浸すか迷いました。スプーンがよくベトナム料理店で使われているようなペナペナの薄い金属製のチープな物で、このスプーンを口に入れただけで、勝手に脳内がアジアにトリップ。

真ん中にゴロンゴロンと鮭の切り身が隠されていて、シーフードカレーというよりは、南インドのフィッシュカレーと言った感じ。酸味が少しきいています。

食べ終わる頃、カレーヲタク的な男の人が入っていたけど、暑さもあって、めちゃダラダラと汗を流しながら、一つ一つの行動が、セカセカしています。さっきまであっち側だった自分が、この空間とカレーに染まって、いつの間にかのんびりと余裕側。

落ち着いて、落ち着いてと、心の中でお客さんに話しかけながら、なんだか上から目線です。(勝手)

■しゃけスタンド
■東京都杉並区和泉1-3-15
■営業:
16:30~23:00(火〜土)
15:00〜22:00(日)
■定休日:月曜
場所はこのへん
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