西安麺荘 秦唐記 東武練馬駅前店(東武練馬)

旧中山道をブロンプトンでぶらり。この付近は旧下練馬宿と呼ばれた宿場町。と言っても江戸に近いので宿泊というよりは休憩所として使われていたようです。大名行列の他、富士山詣での旅人で賑わったそうです。

中山道と言っても江戸時代の面影はほとんど残っていません。こちらのお米屋さん、野瀬商店は古そうだなと調べてみると、それでも明治時代にこの付近に越してきたとの事で、江戸時代ではありませんでした。

江戸の面影は残っていませんでしたが、昭和の風情は残っていて、北町アーケードというドラマとかに出て来そうな商店街が。看板にはショッピングセンターと書かれていますが、今あるのは、ほぼ古いカラオケスナック。

スナック雪国とか、吉幾三さんの名曲「雪国」のカラオケビデオの映像に使われても良さそうな雰囲気です。

さて、今回の目的地はこちら!西安麺荘 秦唐記 東武練馬駅前店。あのビャンビャン麺の専門店「秦唐記 」の支店が今年の10月に東武練馬にも出来ていたのです。前回、八丁堀のお店でビャンビャン麺を食べたのですが、次はその4倍太いベルト麺を食べたいなと思っていたのですが、八丁堀に行かなくても食べられると知り、さっそくやって来た訳です。

前回、お知らせした通り、ビャンビャン麺とは麺の種類で、それを使って担々麺やジャジャ麺、西安料理のヨーポー麺などを作ります。

今回はジャジャ麺に。K-POPの動画を見ていると、韓国では卒業式の後にジャジャ麺を食べる習慣があるらしく、BTSのジミンの卒業のあとメンバーで食べたり、TWICEのダヒョンの卒業式にサプライズでメンバーが登場すると、泣きながら皆でジャジャ麺を食べたいと言っていたりします。

韓国が貧しかった時代、中華料理は高級な食事で、お祝い事の時などに食べに行った風習から来ているようで、韓流ドラマを観ていても、卒業の他、引越の時などにジャジャ麺を食べるシーンが出て来ます。

今回チョイスしたベルト麺は、幅が4センチぐらいで、長さは1メートルぐらいあります。中盛りだとこの麺が3本。僕が注文したのは小盛りで2本。大盛だと4本になります。

荒川サイクリングロードの鴻巣付近には、川幅が日本一広い荒川のスポットがあり、その付近では幅4センチから5センチの「川幅うどん」が名物になっているのですが、こちらのベルト麺もそれに匹敵するぐらいの幅があり、しかも麺を切らないので、長いのも特徴です。

甘塩っぱい肉みそを、海苔でご飯を巻くようにして絡め取りながら、ジャジャ麺を頂きます。とにかく麺を食べいている食感が凄い!

この麺を使っての汁ありの担々麺や酸辣湯麺などもありますので、汁ありにも挑戦してみたいですね。

■西安麺荘 秦唐記 東武練馬駅前店
■東京都板橋区徳丸2-3-1 徳丸スクエア 1F
■営業
11:00〜15:00
17:00〜23:00
■定休日:年中無休
場所はこのへん
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西安麺荘 秦唐記 新川本店(八丁堀)

まだ人生で一度も食べた事がないものという話で、そういえば漢字が難しいでおなじみの「ビャンビャン麺」を食べた事がないなという話に。そんな話の流れから池袋ショッピングセンターのカルディで、ビャンビャン麺の乾麺をみつけ食べてみました。

幅が3センチぐらいの広い麺でつるつるしているので、丸箸だと滑って持ち上げるのが難しいほど。味は麻辣なのですが、そこまで辛く無かったです。ただ麺の食感は初体験。

…という話をうちの番組で紹介したら、「食べた事はないが子供達がビャンの文字を書けるのを自慢している」「ビャンの漢字を覚える歌がある」などのメールで盛り上がりました。

このネタは来週も引っ張れるぞ!という事で、番組終わりで八丁堀で下車をして、ビャンビャン麺の専門店に。西安麺荘 秦唐記 新川本店。

お店の壁には「ビャン」の書き順という説明書きが。

お店に入ったら、お勧めの席選びとして、厨房が見える席がお勧めです。というのも、このビャンビャン麺は、注文を受けてから手延べするのですが、途中、のし台に麺を叩きつけた時に「ビャン」という音がするので、ビャンビャン麺という名前に。

その手延べする様子や、音が聞こえた方が、初めてのビャンビャン麺がより楽しめます。

メニューをみて初めて知ったのですが、ビャンビャン麺とは、刀削麺のような麺の種類の名前で、これを使って担々麺やジャジャ麺を作っても良いようです。一般的にはこのビャンビャン麺の故郷、中国西安の郷土料理「ヨーポー麺」にするのが一般的らしいです。

ビャンビャン麺は、手延べした後、カットしないので1本の長さが長く、このお店では1.5センチ幅のビャンビャン麺は1本3mほどあると、TVの取材では答えていました。

幅4センチぐらいある、本来のビャンビャン麺のイメージのものは、このお店では「ベルト麺」と呼ばれていて、こちらの長さは1メートルぐらい。

こちらでは、並が長い麺を3本なのですが、小盛りは2本、大盛は4本のように、本数で注文します。

西安の郷土料理であるヨーポー麺は、丼の底にタレがあり、麺の上に肉や野菜を載せた上から油をかける、中国の油そば。運ばれた時に「よくかき混ぜて召し上がってください」と言われるのですが、すぐにかき混ぜてはいけません。

まずは野菜の下から麺を掘り出して、本当にビャンビャン麺は長いのか確認しましょう。TV番組では立ち上がって麺の長さを確認していましたが、そこまでしなくても箸で持ち上げるだけでインスタ映えします。僕は「箸上げ」を撮る前にかき混ぜてしまったので、3本の3mの麺がからみあって、もう引き出せませんでした。

ちなみに、一緒に出されるそば湯のようなものは、ビャンビャン麺のゆで汁です。スープ割りのように器に入れるのではなく、単体で飲むものです。中国では一緒にゆで汁を飲むと消化を助けると言われているので、こうして出されるのですが、そば湯と違い、底に蕎麦つゆがある訳ではないので、あまり味のしない、ぬるっとしたお湯です。

日本だと手延べしたり、幅広麺でも、20センチぐらいの単位で切るので、つるっと引き出せるのですが、3mのビャンビャン麺は一苦労です。でも大量に麺が口に入るので、麺の存在感が大きく、新鮮な食感です。

最後に注意店。麺の幅が広くて長いので、すすろうとすると汁が飛ぶので、お店で用意している紙エプロンは必須です。白い服じゃなくてもした方がよい勢いです。

こちらのお店、10月に東武練馬に支店が出来たようなので、そちらにも行って、今度は4㎝幅の「ベルト麺」を食べてみたいと思います。

■西安麺荘 秦唐記 新川本店
■東京都中央区新川1-13-6 中央精器ビル 1F
■営業
11:00~15:00
17:00~23:00
■定休日:無休
場所はこのへん
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