COFFEE VALLEY(池袋)

屋内ではなく、屋外で涼める所を探して南池袋公園へ。木陰で外気浴をしながら涼しもうという狙いです。

猛暑はエアコン無しだと熱中症になりやすいというのは正しいのですが、その逆で、エアコン頼みの生活も熱中症になりやすいという事を知らない人も多いです。エアコンに慣れすぎると、発汗するチャンスが少ない為、汗腺の働きが弱まり、いざ外出した時などに発汗出来なくて、体温が下がりにくく、熱中症になりやすいという物。

家(エアコン)、移動の車や電車(エアコン)、会社(エアコン)と、外気に触れるチャンスが少ない人って、体が体温調節をしないので突然の暑さに弱い人が多いので、本当は、あえて暑い中に身を置く、外気浴をした方がいいのです。

今日の夏フェス、ロッキンジャパンで、モーニング娘。が50分間MC無しで14曲歌い踊り続けた事で、体力オバケと言われ話題になっていましたが、モー娘。はロッキンの猛暑に向けて、真夏に暖房をつけて、そこで歌い踊り続ける練習をしてきました。

実はこれ、消防士が行う「暑熱順化」というトレーニングと同じで、猛暑を想定した暑さの中で訓練しておくと、発汗作用、血液循環、体温上昇の調整など、体が事前に慣れて、本番で暑さに耐えられる体になっているという物です。

そこまで過酷な状況でなくても、適度なウォーキングやサイクリング、熱い風呂やサウナなどで発汗トレーニングをしておけば、この猛暑に耐えられる体が出来ると言われていて、梅雨の時期から銭湯とサウナ通いをして、梅雨明けからサイクリングしていた僕が暑さに強いというのは、理論的に一理ある訳です。

あと自転車乗りや山登りの人のノウハウとして、この時期は綿ではなく、ポリエステルの生地の洋服の方が、汗で湿った服が乾きやすいので、気化する時に放熱してくれて、涼しく過ごせるというのもあります。なので、山用のカジュアルなポロシャツとか、サイクリング用のTシャツとかが大活躍しています。

この時期になると、ニュースも、バカの一つ覚えみたいに「打ち水」みたいな事ばっかりますが、それは絵になりやすいからで、もっと理にかなった猛暑対策っていろいろあるハズなんだけどなあ。

南池袋公園では、木陰で休む人もいれば、芝生の上にゴザを敷いて寝っ転がっている人達もいます。ゴザは公園で貸し出しています。

というのも、南池袋公園では、ビニールの敷物が禁止です。ビニールの敷物は風通しが悪い為に、芝生が蒸れて痛みやすいからです。

南池袋公園では、ゴザ貸し出しのシステムがある事を覚えておけば、ビニールシートを持ち歩く事もなく荷物も減るし、芝も傷めない。これ覚えておきましょう。

外で汗をかいて少し体温が上がったところで、近くのCOFFEE VALLEYへ。最近、一階のテーブルが無くなった事で席数が少し減り、満席になりやすくなってしまいましたので、要注意です。

さて、今回のお目当ては毎年変わるかき氷。

氷舎mamatokoの原田麻子さんプロデュースで、今年は元々ある人気メニューの、飲み比べの3PEAKSをイメージしたかき氷になっています。3種類の氷が3連の器に入っています。

一番右は、少し酸味がある珈琲味。どうやら、コーヒーチェリーのシロップらしいです。非常にさわやか。

真ん中は、去年の氷にも似ている、マキアート的な味で、上にクリームが乗っています。

左はエスプレッソ。これがめっちゃ苦い。甘味成分なし。エスプレッソであれば一気に飲み干し深みのある後味を楽しむという感じなんですが、これは延々苦いかき氷を食べるという感じで、途中でたまらずガムシロを貰ってきてかけました。

今年のかき氷は、賛否分かれるんじゃないでしょうか?僕は、策士策に溺れるというような感じがしました。コンセプトはわからないでも無いですけど、かき氷で苦いの食べたいという人、どのぐらいいるんだろうか?というのは、頭で考えていた部分とは、かけ離れている気がします。

でも、こういう賛否の分かれる攻めって、強烈なファンも生むので、ナイスチャレンジだと思います。

■コーヒー ヴァレー (COFFEE VALLEY)
■東京都豊島区南池袋2-26-3
■営業:
8:00~22:00(平日)
9:00~22:00(土日祝)
■定休日:無休
場所はこのへん
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珈琲専門店TOM(代々木)

新海誠監督の「君の名は」では、四谷三丁目の間にある須田神社が聖地化しましたが、映画「天気の子」で聖地となったのが、代々木にある代々木会館です。あの九龍城のような廃墟に近いビルは、実際にあったものなのです。

やはり同じように写真を撮っている人も多いのですが、その中でも外国人が多かったのが意外でした。

映画では重要なシーンとなった外付けの非常階段はなく、あれは映画の創作物のようです。屋上にあった神社もここではなく、銀座のビルの屋上の神社と言われていたり。

この代々木会館。8月中に解体される事が決まっていて、今は、ビルの中の廃材を搬出している段階です。もう、かなり進んでいるらしく、解体となれば、周りに足場を組んでビル全体を覆ってしまうと思われますので、写真を撮りたい人は今週末中に行った方が安全です。

その代々木会館の近くにあるのが、老舗喫茶の珈琲専門店TOMです。1階はカウンター席で、常連さんらしき人が多く、「お2階へどうぞ」と、案内されました。

アンティークというか、老舗という雰囲気の純喫茶。2階は、お爺ちゃん一人で案内しています。お爺ちゃんといえば、注文した後に気がついたのですが、こちらにはババロアの他に、カフェオレをプリンにしたようなジジロアなる物があります。1階を仕切っているのがお婆ちゃんで、2階がお爺ちゃん。そこから生まれたものでしょうか?それにすれば良かったなあと少し後悔。いや、また来ればいいのか。

頂いたのは、焼きサンドイッチ550円とアイスカプチーノ600円。カプチーノは見た目ホットと間違ったのでは?と思いましたが、ちゃんとアイスでした。

お手拭きがついて来るのが老舗喫茶という感じ。このタイプのお手拭きって、昔の駅弁サンドイッチについていましたが、最近はなかなか見なくなりましたよね。

駅弁サンドイッチといえば、静岡駅の東海軒だなあ。昔、静岡第一TVで仕事をしている時に週一で通っていたのですが、よく朝帰る時に、東海軒のサンドイッチ買ってたなあ。フランス国旗みたいな青白赤のパッケージの。今流行りのゴージャスタイプではなく、ハムチーズや玉子サンドというシンプルなの。

このシンプルパターンで、一番上手いのは下井草のカリーナだと思う。隠し味のマスタードがいいんだよなあ。と、どんどん話が逸れていくので、TOMのホットサンドに話を戻しましょう。

ところで、ホットサンドに何か焼き印で文字が刻まれているので、並べてつなげてみたのですが、どうも解析出来ません。

Pで始まる単語と、ハートマークだけは分かったのですが、他が分からなかったので、会計の時にレジでママさんに聞いてみると、「初めてそんな事聞かれた」との事。常連さんも文字が書かれてるの気がつかなかったと。カウンターの中の店員さんがホットサンドの器具を覗いてみてくれたのですが、「ちょっと何って書かれているのかわからないですねえ」

後で、ネットで調べてみると、Pair Sandらしいです。東亜から豆をおろしている喫茶店に、この文字のホットサンドが多いらしく、おまけで提供された物なのでしょうか?目白の伴茶夢にも同じ器具でつくられたホットサンドがみたいなので、今度、行ってみましょう。

■珈琲専門店TOM
■東京都渋谷区代々木1-37-3 岩崎ビル 1F
■営業:
9:00~22:00(月〜金)
12:00~19:30(土)
■定休日:日曜
場所はこのへん

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