早稲田にやってきました。
荒川区の三ノ輪に行くのに、なぜ早稲田?
普通に行くなら、上野経由で行けばいいのですが、
そうなると、以前、北千住に行ったときと同じルートになってしまいます。
なので、今回はコレを使う事にしました。
…と言っても、都電に乗ってしまっては、チャリ旅にはなりません。
都電の線路沿いを辿り、終点の三ノ輪橋まで行こうという事にしたのです。
つまり、こういう事です。
この路線沿いを走りながら、全ての駅を写真におさめていき、三ノ輪まで向かいます。
全30駅をめぐる旅。
地図を見て分かる通り、早稲田から三ノ輪まで直線的に向かった方が、近いのです。
それを、あえて遠回りして向かおうといもの。
アホな事を思いついたものです。
という訳で、今回はたどり着くまで少々長いですが、ご勘弁を。
まずは、新目白通りを明治通り方面に戻り、2駅目の面影橋へ。
早稲田からは300メートルぐらいしかありません。
なので、都電にも追いつく事が出来ました。
続いて、明治通りを池袋方面に向かった所にあるのが、3駅目の学習院下。
先ほどの都電が正面に豆粒のように写っています。
明治通りから住宅街に入ると、4駅目の鬼子母神前があります。
前回、鶯谷に行ったときに立ち寄った、入谷の鬼子母神と共に、
江戸の三大鬼子母神と呼ばれている、雑司ヶ谷鬼子母神の法明寺がある場所です。
ちなみに、あと1つは江戸と言っても東京ではなく、
千葉県の市川市にあるの中山法華経寺にあります。
5駅目の都電雑司ヶ谷へ。
左手に見えるのがサンシャイン60です。
そのサンシャインのすぐ近くにあるのが、6駅目の東池袋四丁目。
サンシャイン前。
腐女子のみなさんの聖地でもある乙女ロードが近いせいか、
ゴスロリ系ファッションの女性の方が目に付きます。
7駅目の「向原」
実はここにたどり着くまでが難関でした。
線路際に道はなく、しかも古いアパートとアパートの間の私道みたいな道ばかり。
右手に写っているアパートのあたりは自転車でさえ切り返しが難しい細い道。
都会のラビリンスに迷い込んでしまいました。
8駅目は「大塚駅前」。
上を通っているのは山手線。
やっと大塚まで来たのに、山手線をくぐると、
都電荒川線は、ちょっと池袋方面に戻っていきます。
9駅目は「巣鴨新田」。
記念すべき10駅目は「庚申塚」。
お婆ちゃんの原宿、巣鴨とげ抜き地蔵通りへはこちらが便利です。
次の駅までは200メートルも離れていないんじゃないでしょうか。
11駅目は「新庚申塚」。
またまた住宅街の駅、12駅目の「西ヶ原四丁目」。
都電の駅は、住宅街の中の狭い場所に作られている為に、
上りと下りが別の場所にあり、片方が見つけにくい場所にあったりしますが、
こちらもその1つです。
13駅目は「滝野川一丁目」。
新宿区の早稲田から出発しましたが、豊島区を通過して、このへんはもう北区。
14駅目の「飛鳥山」へ。
これは通過してきた池袋の方に向かって撮っています。
正面に見えるのは、たぶんサンシャイン?
反対側には、以前来た、王子の飛鳥山公園が。
そして自転車で移動しているという証拠も。
やっと半分!15駅目は「王子駅前」。
王子駅前も駅な訳だから、王子駅前駅になるのかな。
都電王子とかでも良かったのでは?
このぐらいのちびっ子達にとってはAKB48より、都電の方がアイドルスターですね。
16駅目は「栄町」
この付近は住宅街の中に工場が点在しているのですが、中には古いものも。
こちらは、北区の指定有形文化財にもなっている東京書籍印刷工場。
昭和11年に建てられた建物だそうで、太平洋戦争の開戦が昭和16年ですから、
その後の戦火を切り抜けた事になります。
形だけ見ると軍需工場っぽいけど、空襲の際には狙われなかったみたいですね。
17駅目は「梶原」
3つめの「学習院下」で走った明治通りと、再び15駅目の「王子駅前」でぶつかり、
ここ「梶原」で、3度目のご対面です。
実は明治通りも王子の先で、大きく方向転換し、最終的には三ノ輪方面に向かいます。
経路は違えど、明治通りも都電も目的は同じなんですね。
18駅目は「荒川車庫前」
車庫前というだけあって、車庫があります。
夜はここに全ての都電が集まるんでしょうか?
さらに車庫の隣には、昔の都電が保存されている「都電おもいで広場」が。
白い方は、昭和42年まで走っていた、流線型のボディーが人気の「PCCカー」。
黄色い方は、大塚駅前から三ノ輪までの通学電車として、
なんと平成10年まで走っていた「学園号」。
中を覗いてみると、帽子までかぶって本格的な、ちびっ子運転士が、
アナウンス付でエアートレインをしていました。
好きなんだねえ。
19駅目は「荒川遊園地前」。
荒川遊園地も覗いてみたいのだけど、先を急ぐので、次の機会へ。
またまた証拠カットの愛車「青い稲妻号」
いつからそんな名前に?
20駅目の「小台」。
やっと2/3。
あれ?駅目看板がない!
ここは駅名、正面だけですか…?
21駅目、こちらも側面看板なしの「宮ノ前」
22駅目、「熊野前」
この付近は、線路沿いに道があるので、すぐに次の駅に行けます。
23駅目、「東尾久三丁目」
こうして色んなタイプの都電と出会う事が出来ます。
同じタイプが続けて来る事はほとんどありません。
24駅目「町屋二丁目」
正面に見えているのが町屋の駅ビル。
25駅目「町屋駅前」
右手が先ほど正面に見えていた駅ビルで、線路の先のガードは京成線です。
さあ、残り5駅!カウントダウン開始です。
26駅目「荒川七丁目」
このあたりでまた住宅街の中へ線路が消えていくので、
線路の曲がり方をみつつ、どっちの方に駅があるのか予想しながら探索。
27駅目「荒川二丁目」
駅のホームから見えるレンガの建物は、我が国最初の近代下水処理場である
旧・三河島汚水処理場です。
28駅目「荒川区役所前」
ホームの反対側の「女神インキ」というのが気になります。
いよいよラスト前の29駅目「荒川一中前」
そしてついに到達!30駅目の「三ノ輪橋」
都電の雰囲気を盛り上げるべく、ちょっとレトロな演出も。
ここで線路はおしまい。
炎天下の中走って、喉がかわいたので商店街をウロウロしていると、銭湯を発見!
なんと昼から営業しているではないですか!
体中汗ばんでいるので、ひとっ風呂あびる事にしました。
いろんなお風呂がある中で、飛び込んだのは水風呂。
気持ちいいいい!
すっきり爽やかになった所で、今回のお目当てのカフェ、三ノ輪の「むぎわらい」へ。
パン屋さんがやっているカフェで、普通のパン屋さんとしてテイクアウトも出来るし、
店内で食事も出来ます。
頂いたのは「ひよこ豆のカレー・パンセット」900円。
パンは3種類ついてきます。
11時〜15時のランチタイムはプラス200円でドリンクつき。
オーガニックのひよこ豆とトマトを使ったカレーで、
肉や小麦粉、乳製品を使っていないカレーです。
それなのに味わい深いし、食べ応えあり。
野菜の甘みが純粋に味わえて、美味しいです。
パンも素朴で、ハードすぎないのがいい!それがこのカレーとマッチしています。
メニューには、
ゆっくりとした時間をすごして頂くために、
携帯電話と、お子さんがぐずった場合は外で時間をとってください
という注意書きがありました。
たしかに、周りを見ると、静かにのんびりとした時間を過ごしている人達がいます。
お風呂に入って、一息ついたあとなので、その時間の流れが心地よいです。
お食事を頂いていると、サービスであんパンを出して頂きました。
小さなパンですが、素朴で優しい味。
今回はアホな自転車旅でしたが、終わりよければ全てよし。
暑さも汗も忘れて、のんびりといい気分を味わったのでした。
■むぎわらい
■東京都荒川区東日暮里1-5-6
■営業:11:00〜19:00
■定休日:不定休
■場所はこのへん
■公式サイト
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