「臨死!江古田ちゃん」が鳥居みゆきでドラマ化されたりしていますが、
あの江古田ちゃんが、日芸タイプだとすれば、
もう一つの江古田ちゃんは、『のだめカンタービレ』の「のだめ」。
こちらは音大タイプです。
『のだめカンタービレ』のモデルになったのは
江古田の北口にある武蔵野音楽大学。
音大というと、白鳥麗子みたいな、名前からしてお嬢様のイメージがあるのですが、
きっと金持ちが出てくるマンガには、そういう名前が多いので
いつの間にかそういうイメージを植え付けられていたのでしょう。
綾小路とか西園寺とか二階堂とか伊集院とか、そんな特殊な名前が多く、
鈴木とか田中はいないに違いないと、勝手に決めつけているような所があります。
だって武蔵野音大じゃないけど、葉加瀬太郎って…。
鈴木太郎とか、田中太郎じゃ銀行の書き方の見本みたいな平凡な名前になるけど、
葉加瀬って。
実際、お嬢様やボンボンもいるのだけど、
音楽の世界は、教えてくれる人と教えられる人の師弟関係など、上下間関係が厳しく、
見た目可愛らしくても、本来の姿は体育会系な人が多いような気がします。
さらにオーケストラなどの打ち上げで、飲むせいか、酒がやたら強い女子が多い。
(当社比)
これは自分のまわりだけかも。
そして、音楽を極めようとして、そちらに力が集中するせいか、
髪がボサボサだったり、ノーメイクとか、ノーブラとか、風呂入り忘れたとか、
その他がズボラになる女子も多い気が。
(あくまでも、当社比)
そこが「のだめ」のように憎めないキャラで可愛いのだけど。
そんなもう一つの江古田ちゃん達が闊歩する音大通り。
楽器可物件が多い為に、武蔵野音大の生徒の他、
他の音大や、音楽関係者なども多く住んでいて、
通りを歩いていると時折、楽器を練習する音が聞こえてきます。
その中程にある「モカ」は創業30年となる老舗の喫茶店。
店内には30周年を祝う、音大生たちの寄せ書き色紙が飾られています。
女性店主のお店で、歴代のバイトは音大生。
こちらの人気メニューは様々なトーストセット。
1階はカウンターのみで、お客は大学の先生とかご近所の方々とか、
年齢層は比較的高めですが、2階はご覧のような穴場的な空間。
こちらが音大生に人気の理由なのが、このボリュームあるサンドイッチセットです。
ピザトーストセットは、珈琲、サラダ、デザート付きで、660円。
音楽をやっている人達って、ものすごいエネルギーを使うためか、
女子でも大食いの人が多いです。
「ごちそうするよ」などと気軽に言って、その食欲に怖じ気づく事も。
その辺の男子大学生よりも、メチャメチャ食べる。
そのせいか、こちらもパンの厚みはもちろん、このポテトサラダの盛り具合の凄いこと。
居酒屋だって、こんなに盛られて出てこないですよ。
なので、小腹を満たすつもりだったのに、すっかり満腹に。
音大生達もここでエネルギーをチャージしながら、
音楽論議を戦わせているのでしょうか?
専攻は違う人達なのだけど、それぞれよく聞くのがモーツアルトは難しいという話し。
単純な構成なので、弾くのは簡単だけど、だから逆に表現するのが難しいと。
早弾きとか難解なテクニックを使う必要がない分、
それを使わないで感動させるまでに持っていくのが難しいそうです。
絵画で、花瓶の花の絵は誰にでも描けるけど、
それをゴッホのひまわりレベルまで持っていく事はなかなか出来ないというのと
同じような感じなんでしょうか。
それを文筆系にあてはめると、何になるのでしょう?
ちょっと勉強してみようかな。
■モカ
■東京都練馬区栄町39-5
■営業:9:00~19:00
■定休日:日曜
■場所はこのへん