神楽坂上交差点から、少し飯田橋方面に向かった所に、猫の絵の看板が出ています。
そこから路地を覗いてみると、なにやら人だかりが。
そこは麦マル2という、マンヂウカフェ。
饅頭のテイクアウトも出来るので、お店お前に人だかりが出来ていたのですね。
元々は谷中に古アパートを利用した饅頭屋さんの「麦マル」があり、
その建物が壊されることになったので、閉店。
今度は神楽坂の古民家を利用してお店を作ったので
「麦マル2」という名前になった模様です。
1階には古いミシンを使った席があります。
「猫を飼っております」という看板があったけど、
お店自体が劇団四季のキャッツのセットみたいな感じ。
雑然としていて、それが何だか不思議な味となっている。
2階席もあるというので、せっかくなのであがってみました。
6畳ほどの板張りのお座敷席。
一番プレーンな「白地につぶあん」120円と、コーヒー520円。
コーヒーはポットでも注文出来、それだと600円。
何でもできたては美味しいのだけど、マンヂウも蒸かしたては旨い。
1階から2階にあがるときに、蒸籠からいい香りがしていたけど、
今度はそれが口の中で広がります。
こちらのお店でもアラフォーとおぼしき方達がガールズトーク。
部屋が6畳ぐらいと狭いのと、関西人のお二人という事で声が大きい。
盗み聞きしなくても、ガンガンに話しが耳に飛び込んで来ます。
「なかなか条件に合う人おらんなあ」
その条件は、
「持ち家の人がいいけど、二世帯はイヤで、家の中で繋がってない方がいい」
から始まって、様々な項目が細部に至るまで煮詰められていました。
速記の書記でも全てはメモするのが困難なぐらいの早口で、
1ギガのメモリーカードには収まらないぐらい膨大で、
司法試験に合格するのと同じぐらいハードルが高い理想を、
二人で、まくし立てていました。
今後、その狭き門を突破出来る人は現れるのでしょうか?
…と余計な心配をしながら、その条件はまだまだ続きそうだったので
お先に失礼させていただきました。
■mugimaru2
■東京都新宿区神楽坂5-20
■営業:12:00~21:00
■定休日:水曜
■場所はこのへん
■お店のサイト