ねこのて(新中野)

ねこのて

※こちらは閉店しています。

青梅街道からちょっと入った新中野で、ちょっと面白いお店を見つけました。お店の名前は「ねこのて」。階段には猫の手型というか足跡というか…が、2階まで続いています。

新中野卓球場

自転車を止めようとしたら、下は「新中野卓球場」になっていて、パコン!パコン!という音が聞こえて来るのですが、卓球部というよりは、温泉卓球という風情です。

猫

「ねこのて」という名前だけあって、猫もいたりします。

普通の人なら、猫カフェとして捉えるハズ。ところが、僕の場合は!

自転車

他のブログでこのお店が紹介された写真に写っていた、数々の自転車に目を奪われたのです。

ミニベロと呼ばれる小径車がいっぱい。手前は、ストライダと呼ばれる折りたたみ自転車で、ペダル部分を上に持ち上げる事で、前後の車輪が重なり、フレームも合体して1本となり、一輪車状態になる折りたたみ自転車です。その他、手前にサドルだけ写っているのはBD-1。と、ミニベロ天国な訳ですよ。

雑誌

ご主人に聞いたら、昔はロードでロングツーリングしていたけど、ある程度年齢が行った今は、こういった変わり自転車を集めるのが趣味になったんだそうです。特にミニベロと呼ばれる、小径車のフリークに。

いろいろと話していたら、今は、新百合ヶ丘にある「いさみや自転車館」のミニベロがオススメとか。

小さくても大きい者に負けないをコンセプトに、サッカーのメッシの本名、リオネル・アンドレス・メッシからとった、lionel(リオネル)というシリーズが、出来が良くて安いと。

カフェオレ

カフェオレは、450円。頂きながら延々と自転車談義。自転車でカフェめぐりをするのも好きとの事で、お互いな好きなお店場情報交換なんかもしたり。

ミニベロ

階段の踊り場には、こんなタイヤの小さい折りたたみ自転車も。もう、見てるわけでワクワクしてきます。ミニベロ好きの方は、訪れてみると話しがはずむかも。

※こちらのお店は閉店しました。

■ねこのて
■東京都中野区本町4-21-23
■営業:
11:30〜22:00(平日)
11:30〜17:00(休日)
■定休日:日曜
場所はこのへん

猫

階段降りたら、表にも猫がいました。

猫

猫を撮る時ってズームレンズが必須ですね。単焦点で寄ろうとすると逃げちゃう。また来ようっと。

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サクリファイス

ただ、あの人を勝たせるために走る。それが、僕のすべてだ。

勝つことを義務づけられた〈エース〉と、それをサポートする〈アシスト〉が、
冷酷に分担された世界、自転車ロードレース。初めて抜擢された海外遠征で、
僕は思いも寄らない悲劇に遭遇する。それは、単なる事故のはずだった――。

最近、ツールドフランスなど自転車ロードレースのDVDを良く見るのですが、
それを見て、その面白さにハマった事を話したら、
だったらコレがオススメと紹介されたのが、この本です。

一気に読めた。
まるで自分がロードレースに参加しているかのようなスピードで。
面白い。

自転車ロードレースを舞台にしたプチミステリー。
自転車レースは、個人競技のように見えて、
実はチームスポーツである事は余り知られていません。
エースと呼ばれる選ばれし者と、
アシストと呼ばれる為に、エースの為に犠牲になる者がいて、
それぞれのチームを勝たせるために、色々な戦略が練られます。
体力戦でもあり、頭脳戦でもあり。

エースの為に風よけになり、パンクすれば、自分の車輪を差し出す。
それがアシスト。
サクリファイス(Sacrifice)とは、
そんなアシストの生き様を表した、生け贄とか犠牲という意味があります。

その特殊性のある世界を舞台にしながらも、
マニアックになりすぎず、説明臭くもなりすぎず、
その世界を描きながら、謎解きがはじまる。
単なるスポーツ根性者ではなく、ミステリーでもあるのです。

面白すぎて、一気に読んでしまいました。

2008年に、第10回大藪春彦賞を受賞し、
同時に第5回本屋大賞第2位にも選ばれた作品です。

これを原作としたマンガも出ている事がわかったので、こちらもぜひ読んでみたい。

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