ホフ(初台)

HOFF

高尾山の後だから、新宿付近って笑っちゃうほど近い。こうして距離の感覚が、どんどん麻痺していくんでしょうね。ちょいとランチって感じで、初台までやってきました。甲州街道から、ちょいと入った所にあるHOFFというお店。

こちらに来たかった理由。「BicycleBeauty」という、カメラ雑誌で言うところの「写ガール」や「女子カメラ」みたいなスタンスの女性目線の自転車雑誌があるのですが、そちらで、モデルであり、ガールズバイシクルアドバイザーという久世律さんという方が、このお店を紹介したいたからです。

ブログを拝見したら、僕がツールドちばで一緒に走ったり、サイクルモードでお仕事させてもらった自転車パフォーマー、有薗啓剛+守上大輔のK&Dとも対談していたりしていました。個人的に自分の知り合いの自転車業界が繋がっていくの、面白い。

自転車ラック

その「BicycleBeauty」の記事で、オススメの理由として、バイクラックがある事があげられていました。

このお店は、ちょうど初台、幡ヶ谷、代々木八幡を結ぶ、三角地帯の中心地にあるような感じで、どの駅からもちょうど10分ぐらい。だから自転車で来るお客さんも多いと思うのだけど、新宿、原宿、青山、渋谷に簡単に自転車でも行ける距離なので、オシャレ自転車に乗っている若い人も多いです。

イエローとグリーンの中間風の色のバイクは、店長っぽい人が乗ってきたもの。店員さんも、自転車通勤が多いみたいです。

店内

店内はナチュラルウッドがベースとなっている内装で、窓が大きく取られているので、開放感もあります。

店内

意外と奥行きもあります。昼は分煙されていて、奥のテラスかサンルーム的な所が喫煙エリアのようでした。タバコを吸わないので、奥に行く機会はないと思いますが、禁煙を告げると手前に案内され、喫煙の方は奥へ行ってましたから。

雑誌

ランチメニューを注文した後、iphoneをいじっていたら、「よかったら、どうぞ」と、女性の店員さんが美容室のように雑誌を持って来てくれました。さりげないけど、いいね、こういうの。別に時間がかかった訳ではないのだけど、待たされるという感覚がなくなるものね。なんか、全体的に店員さんがいい感じだったなあ。

グリルチキン

頂いたのは、ランチメニューにあったグリルチキンのゴルゴンゾーラソース、ライスかパンが選べ、サラダとドリンク付きで、1000円。

チキンは、ボリュームがあって食べ応えあり。ゴルゴンゾーラソースだったら、パンの方が良かったかもしれない。最後に、パンで全部すくって食べたい感じだったもの。新宿とかだったら、自転車を止める所も悩むし、盗まれやしないか心配になったりする事もあるけど、お隣の初台まで、さっと足をのばせば、こんなに快適なサイクルカフェが。自転車乗りにとって、新宿エリアで押さえておきたいお店の1つですね。

■HOFF (ホフ )
■東京都渋谷区初台2-11-11 ステータスヒル初台 1F
■営業:11:00~26:00
■定休日:無休
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盆栽自転車店 (千駄ヶ谷)

外苑西通り

東京都庭園美術館に行った帰りは、外苑西通りを通ってみる事にしました。
道路も広いのに、割と交通量も多くなく、自転車で走りやすいです。

ミウラ

広尾のあたりは、僕が一番最初に所属した放送作家事務所があったので、
懐かしくてウロウロしてしまいました。
ショールームに、ランボルギーニ・ミウラが止まったいたので思わず1枚。

いやあベルトーネのデザインは、やはり美しいですねえ。
車とかバイクとかって工業製品だけど、美しさは重要。
そういえばカメラのニコンF3のデザインは、
このベルトーネ出身のジウジアーロだったっけ。

ホブソンズ

広尾の先は久しぶりの西麻布。
ホブソンズってまだあったんだね。
さすがに行列はないけど…って、いつの話しだよ。

外苑前

外苑西通りから、ちょっと寄り道して神宮外苑の並木道を。
さすがにまだ、銀杏並木は色づいてないですね。
そこから国立競技場の脇を抜けて、千駄ヶ谷方面へ。

盆栽自転車店

その千駄ヶ谷の住宅地のマンションの1階にあるのが、盆栽自転車店。
何のお店だか想像しにくいネーミングじゃないですか?

看板

お店の前にはこうしてカフェメニューも置かれています。
はたして、盆栽と、自転車と、カフェのつながりは?

店内

お店は、ロードバイクの他、グッズやパーツを扱っていました。
という事で自転車店である事は間違いないのですが、盆栽は売ってません。
どうやら盆栽のように手をかけるという意味でのネーミングらしいです。

確かに、盆栽と自転車の世界は、通じる所があるかもしれませんね。
手をかけ、パーツを取り替え、グレードアップ、カスタマイズさせ、
一ついじるたびに、眼をキラキラさせる。
盆栽の枝振りを調整する感覚と似て無くもないと思います。

どちらも、趣味の世界。

話しは飛ぶけれど、男の趣味世界だったものに、
「女子」という言葉がついて流行すると、その業界のパイが拡大していきます。

男はメカニカルな物だったり、ウンチクだったりに走りがちだけど、
女性の場合は「楽しい」「可愛い」が重要だったりしますよね。

そういう意味で自転車の今の状況は、カメラの5年前の状況に似てる気がするのです。
5年前は、女性を取り込もうとして、
専門誌以外は、初心者向けの特集をしている雑誌がほとんどでした。

今の自転車の世界は、その5年前のカメラ業界に似ていて、
「ブームになっているけど、どれを買えばいいかわからない」
という切り口ばかりで、どの特集もつまらない気がします。

でも、カメラの方はすでに女性のマーケットが確立してきたので、
雑誌も「女子カメラ」や「写ガール」と言った、
男のカメラの世界とは違う、女性目線の専門誌が定着するようになりました。

男目線のカメラ雑誌は、機材や投稿された写真に厳しいプロの論評がついたりするけど、
カメラ女子の世界は、厳しい論評無しで、
採用される、されないで、「いい」というのをやんわりと表現。

そしていくら説明書を読んでもわからない専門用語みたいなのを
「こういう写真を撮りたいなら、ホワイトバランスを、こう調整したらいい」
みたいな感じで、見本と撮り方が書いてあって、
このへんが
「こういう料理作るには、こういうレシピという」
料理本に通じる、女性にわかりやすい作りな気がします。

そして、
「カメラを持って、こういう散歩してみませんか?」
「こういうファッションしませんか?」
という世界観の提案も多かったりもします。

これ、ジャパネットタカタの高田社長も言ってました。
女性に売るには、スペックや機能を全面に出すのではなく、
こういうシーンで、こう使えますとか、
こういう事をしたいときは、こういう機能がついてるので簡単にできますと、
ライフスタイルの方から提案するのが重要って。

ところで、今発売されているBICYCLE NAVIという雑誌で、
これまでとは違う切り口の特集がされていました。
「カメラがあれば自転車はもっと楽しい!」と題し、
カメラが趣味の人達が、自転車に乗ると、
こんなに楽しみ方が広がるという提案がされているのです。

これはイイ特集だと思いました。
自転車なら徒歩散歩よりも、もっといろんな所に行ける。
自転車なら車と違って、気になったら、パッと止めてパチリと撮れる。
これが、「自転車+カメラ」チャリカメのいい所。

自転車雑誌も、女子カメラ雑誌とコラボすれば、もっといい提案出来るのになあ。
…と思ったりしています。
あ、「自転車+カフェ」のご用命なら、ぜひとも、チャリカフェへ。

カプチーノ

そして、こちらの盆栽自転車店も、まさにチャリカフェ。
ご夫婦でやられているのですが、旦那さんが自転車の世界を担当し、
奥様の方が、カフェの世界を担当。

二人がけの席が2つしかない、小さなカフェだけれど、
男の世界をやわらげてくれる、優しい空気感が漂っています。
カプチーノは500円。

たぶん同じこの写真を見ても
自転車好きの男性は、上のロードバイクに目が行き
「お!デローザのネオプリマートじゃん」
となるのだろうけど、女性の方は、
「わ!カプチーノの顔、可愛い」
となるのでしょうね。

カップ

飲み終わる直前まで、カップの底に顔が残っていました。
「カップの底に顔があってもいいじゃないか」
ちょっと、岡本太郎のアートみたいな感じじゃないですか?

男の世界のお店かと思いきや、実は。ほんわか出来るカフェでもあるのでした。

■盆栽自転車店(ぼんさいじてんしゃてん)
■東京都渋谷区千駄ヶ谷4-11-8-101
■営業:
8:30~17:00(カフェ)
10:00〜17:00(カフェ土日)
13:00~21:00(自転車店)
■定休日:水曜日
場所はこのへん
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