豊島区役所のビルを望む池袋の裏通り。この通りに人気のスリランカカレーのお店があるといいます。
普通のオフィスビルなんじゃないかと思いきや、駐車場にキッチンカーが駐まっていて、カレーののぼりや看板も。
お店の名前は「フロリダ亭」。スリランカ料理なのにフロリダ?調べてみると、オーナーがフロリダからの留学の帰りだからのようです。
店内もお店というより、ラウンジという感じ。このソファーの感じだとサパー系のラウンジの居抜きかな?と思ったのですが、どうやら違うようで、外国人の留学生の憩いの場として作られたからだそうです。
留学生を受け入れる専門学校の理事が、留学生が楽しめる場所を作りたいと知り合いに相談した所、スリランカ料理が得意な人がスリランカ人がいるという事で、スリランカ料理のお店を作る事に。留学生がリラックス出来るという事で、ソファー形式に。その後、一般におも開放する事にという事で、こういうスタイルに落ち着いたようです。
こちらの名物は、バナナの葉にくるまれたバナナリーフカレーで、食べ方が写真付きで解説されています。
バナナリーフカレー、ランチの単品で800円。
日本ではおにぎりを竹の皮で包むという駅弁などがありますが、スリランカではバナナの皮でカレーのお弁当を包むという風習があるそうです。竹の皮同様に滅菌作用があるかららしいです。それにしても、昔の人は、どうやって抗菌効果とか発見したのでしょうか?これで包んだら、意外ともったぞ!とか?
この日の日替わりの具材は、チキン、蓮根、玉ねぎ、サンボル、パリップ、パパダン、フライドエッグ。
パリップというのは、レンズ豆をココナッツミルクで煮たカレーで、黄色い部分。スープのように食べる事もあるようですが、こちらはポテサラぐらいの粘度で水分はあまりありません。ある意味でドライカレー。
左上のオレンジの部分は、サンボルというふりかけのような副菜。
パパダンを細かくくだいて、カレーの上に。
これを混ぜ混ぜしながら頂きます。日本ではカレーを混ぜると汚いと注意されますが、スリランではカレーは混ぜて食べる物。いろんな具材をちょこちょこ混ぜながら、味の融合を楽しみます。
パリップはポテサライメージでマイルドな外見なんですが、ちゃんとスパイシー。激辛ではないですが若干辛め。
最近、変わりカレーシリーズを探して食べ歩いていますが、ここまで本格的なスリランカカレーが池袋にあったとは。
■フロリダ亭
■東京都豊島区南池袋2-6-7 サンシャインタワー 1F
■営業
11:00~14:30(L.O.14:30)
17:00~22:00(L.O.21:30)
■定休日:水曜
■場所はこの辺
■お店のInstagram