道の駅果樹公園あしがくぼ(芦ヶ久保)

名栗

めざせ!秩父!
名栗川沿いに山越えである山伏峠を目指して進みます。

あれ?写真に注目してください。
手前のロードバイク乗りじゃなく、右上の山の稜線にみえる、白い何か。
塔のような物が見えるではないですか。

エヴァンゲリオンの第3新東京市みたいに、
もしかして山の中に、なんか要塞でも出来てんの?
よし、あれも確かめてやろう。

ログハウス

サイクリングの時は、偶然の出会いも期待して、
お店らしき所はチェックしていくのですが、
こちらはお店かと思いきや、個人宅でした。
えー、完全に店やん!
手造りハンバーグの鉄板プレートとか出てきそうやん!
もしくは薪釜ピザとか。
誰か、間違って入っていったりしないのかな?

交差点

秩父への山越えをする前に、小手調べに有間ダムへの道、のぼっておくか。

名栗湖

と、やってきた名栗湖だけど、やっぱりガーミンは斜度13%ぐらいを表示。
つらいのなんの。
10%越えた途端にのぼれなくなります。
どうやって克服すんのコレ。

クラウン

その斜度は不思議な事に写真には写りません。
写し方を研究してたら、ピンクのクラウンが。
「モモタロウ」と言われたこれ、限定650台で稀少なので、
見ると幸せになるとか都市伝説が生まれましたね。

オレ、幸せになるのか?
この後の山越えはHAPPYか?

観音

名栗の集落まで来たら、山の上のアレが見えて来ました。
要塞じゃなく、観音様でした。

観音

望遠で撮ってみました。
正式名称は「白雲山鳥居観音」というらしい。
埼玉銀行(現りそな銀行)の初代頭取・平沼彌太郎さんが、
母親の観音信仰をかなえるために作ったそうな。
さらに、仏像彫刻家に弟子入りし、自らも仏像彫刻を手がけたのだとか。
面白そう。
今度、観に行ってみるか。

ロッジ

さらに山を奥に進むとロッジ村のような所が。
なんか現代の白川郷的な雰囲気。

山伏峠

さてさて、いよいよ山伏峠へのアプローチ。
ヒルクライマー達のブログによると、
他の峠に比べて高さがなく、斜度もゆるやかと紹介されています。
しかし、山の貧脚王との自負もある自分にとっては、
どのような登りになるのか、不安と期待が入り交じります。

のぼり口は、山肌の工事のため、信号ありの対面通行。
青になって登り始めますが、
抜けたら向こうで信号待ちしている車が走り始めました。
「遅っせーな」という被害妄想の声が聞こえます。

山伏峠

名栗湖の道より斜度があるように見えますが、
実際は7〜8%ぐらいなので、こうして写真を撮る余裕もあり。
とは言いつつも、超ゆっくり走行ですが。

山伏峠

山伏峠は山の中を淡々と進むだけで見晴らしのいい場所が無いと言われていて、
唯一、遠くを見渡せるのは、このポイントぐらいかな?

山伏峠

やりました!山伏峠!
最近のぼったヤビツ峠や奥多摩に比べれば楽でしたが、それでも、峠は峠!
ヒルクライムの練習などに、ちょうどいいんじゃないですかね?

正丸トンネル

道を下れば、正丸トンネルの脇に出ます。
飯能から国道299号で来ると、あのトンネルを抜けなければいけないのですが、
1.9㎞もあるトンネル。
しかも直線基調で、車が爆走で走り抜ける場所。
通行の禁止はされていないみたいですが、
ここを自転車で走るなんて自殺行為です。

299号で来た場合は、正丸峠を登り、山伏峠に合流し、
この場所に出た方が良さそうです。

赤谷トンネル

正丸トンネルを回避したのに、しばらく行くと情報になかった赤谷トンネルが。
しかし、こちらは回避の側道があるので、大丈夫。
だからいろんなブログに載ってなかったんでしょうね。

横瀬川

横瀬川沿いに秩父方面に下って行きます。
峠を越えたので川の流れも逆になり、秩父方面に。
これが長瀞の手前で荒川に合流し、熊谷の方をぐるっとまわって、
みんなの知る荒川に流れてくる訳ですよ。
流れをみながら、そういう地図を思い浮かべると、壮大な気分になれます。

道の駅

川沿いに沢山の車が集まっている場所が見えました。
道の駅果樹公園あしがくぼ。

水辺のカフェ

その道の駅の奥の方に、「水辺のカフェ」というソフトクリーム屋さんが。
川沿いのベンチで食べるって事でしょうね。

紅茶ソフト

プレミアム紅茶ソフトは、400円。
この道の駅のある秩父郡横瀬町は紅茶の産地だそうです。
日本茶と紅茶って、茶葉は一緒で、製造過程が違います。
だから日本茶の産地は、紅茶の産地にもなり得る訳です。

濃厚なミルクと、紅茶を合わせる事で、ほどよく大人の味へ。
チョコミルクってどちらも濃厚で、くどくなりがちなんですが、
紅茶ソフトはいい具合に甘みが抑えられていて、僕は好きですね。

おいしかった。
山を登ったご褒美。

■道の駅果樹公園あしがくぼ 水辺のカフェ
■埼玉県秩父郡横瀬町大字芦ヶ久保1915-6
■営業:
8:30~18:00(直売所)
10:30~16:30(食堂・平日)
10:00~17:00(食堂・土日)
■定休日:年末年始
場所はこのへん
オフィシャルブログ

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月輪(飯能)

狭山湖

週末は台風で全滅する予定が、少し遅れて月火直撃となったので、
土日は思いっきりサイクリング!
まず、土曜日は念願の秩父までロングライドする事に。
例によって、狭山湖を抜けるコース。

野鳥観察

双子の湖、多摩湖はファミリー層が多いですが、
お隣の狭山湖は、割とひっそりとしてるのですが、この日は堤防にすごい人が。

野鳥の観察をしている人のようで、天体望遠鏡のような望遠カメラの列。

歳を重ねると、花鳥風月に興味が向くと言いますが、
珍しい鳥の姿を求めて、自然の中の探索するのは、
子供達がバーチャルの中でやっているポケモンとかのリアル版のような。
やっている事と、レアなキャラクターを探し出す喜びは、
共通している所があるような気がします。

子供のリアル版は、昆虫なんでしょうね。
子供の頃から鳥って人は、少ないような気がするんだけどどうでしょう。

そんな事を思ってたら…。
目白の切手博物館のショップで見た女子大生の事を思い出しました。
セールワゴンで切手の山を掘りながら
「鶴カッケー」とか「鳩、超可愛いんですけど」とか盛り上がっていました。
いるところには、いるんだろうね。

標識

飯能に入ると行き先案内標識に、秩父の文字が。
ただし、あちらを行ってしまうと
長い長い正丸トンネルにぶち当たってしまうので、
今回はそれを回避する名栗ルートで。

幼稚園

のどかな山里風景の中に、いきなりど派手はお城風の建物が。
ラブホか?と思ったら、幼稚園でした。
なぜに、情欲的な場所と、情操教育を育む場所のデザインが似通ってしまうのでしょう?
そして何でラブホには城のイメージの場所が多いのか?

名栗川

自然の中でそんなエロな事を考えて自転車を走らせます。
健康的に見える自転車乗りの頭の中は、不健康そのものです。

お、河原ではバーベキューやってる。

ローディー

写真を撮っていると、自転車一直線なローディーに追い抜かれました。
その後、少し後ろについて、観察。
まずは、ペダルの回転数をシンクロさせてみる。
だいたいの人が、自分よりケイデンス高めなのですが、
この人は、メッチャ高い。

車間距離を保ったまま、同じ回転数にすると、
まだ平坦なのに、フロントをインナー入れないとおいつきません。
自分がやると空回りしてしまうぐらいで、真似出来ませんね。

月輪

さて、以前、自転車乗り御用達のターニップに行った帰りに発見して、
気になってお店。
さーっと通り過ぎると見落としてしまいそうなお店です。

月輪

お店の名前は「月輪〜gachirin〜」

テラス

裏にはテラスもあるので、汗をかいた自転車乗りにはこちらが嬉しいのでは?

店内

店内はアンティークなインテリアを配置しながらも、
シンプルにコーディネイトされていて、センスを感じられます。

店内

先ほどのテラス席は、まどの外。
荻上直子監督の、「かもめ食堂」とか「めがね」とか
そんな映画の舞台になりそうな山里のカフェ。

お客さんは、観光の人が多いのかな?と思ったけど、
この日は、地元の奥様的な人とか、スーツを着た若い営業マンのような人とか。
地元に根付いている感じで、ますます荻上直子監督の世界。

カレー

頂いたのはランチのチキントマトカレーのセット。
確か850円。
雑穀米のお米が固めで食感がいい。
トマトのカレーも爽やかな酸味で。

こういう自然豊かな風景の中にピッタリのメニュー。

コーヒー

食後に珈琲を頂きながら、窓の外をボーっと眺める。
目の前の道を、ロードバイクが何台も通り過ぎて行きます。

お、あの人達は本気だな。
自分もそろそろ行こうか。
いや、あとちょっとだけ。

■月輪 (gachirin)
■埼玉県飯能市下名栗1063-5
■営業:11:00~18:00
■定休日:火水
場所はこのへん
お店のブログ

住所や定休日を調べるために食べログを開いたら、
ロードバイク乗りが一件口コミを書いていて、
自転車込みの写真があったので見てみたら、リドレーでした。
なんか親近感を覚える。

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