天気予報は夕方から雨だったのですが、
雨雲レーダーみても、雨ッシュみても、関東近郊雨の形跡はありません。
なので、賭けで出かける事に。
とは言っても、実は寝坊しまして、
本当はヤビツに輪行で出かける予定だったのですが、
西武池袋線で行ける飯能方面に輪行。
飯能で自転車組み立て、いざ出陣!
駅を降りたときに体感温度で2度ぐらい低いような気がしたんですが、
そのせいか、街の木々も徐々に色づきはじめています。
名栗川沿いの風景も徐々に色づいて来ています。
さて、今回は名栗は通過しまして、山伏峠の入り口へ。
正丸峠は、山伏峠を一回越えてから分岐し、再び登るみたいなコース。
あいかわらずの信号。
交互通行で、登った所で下る人や車が待っているので、プレッシャー。
つづら折りを登って行きます。
初回よりはコースを覚えているからか、ペース配分がしやすい。
しかし写真って、なんで目で見た登りほど斜度が出にくいんでしょう?
ここだって、結構登っている場所なのに。
という訳で山伏峠に到着。
山伏峠は山の切り通しの中にあり、見晴らしも無ければ、
茶屋もあるわけではないので、ただの通過地点になっています。
そこから秩父方面に下ると、名栗元気プラザを越えたあたりで、
正丸峠への分かれ道が出現します。
ここから1㎞という事は、そんなに距離ありませんね。
山伏峠に比べれば登りはゆるいので、風景を楽しみながらポタリング。
あっという間に正丸峠に到着。
この日は曇りで山並みしか見えなかったのですが、
晴れている日には、新宿の高層ビルやスカイツリーまで見えるそうです。
その正丸峠にあるのが奥村茶屋。
「今日は雨予報だから自転車の人少ないのよ」
と、入るなり声をかけられました。
確かに、僕以外には自転車乗りは、あと一人。
しかも、マウンテンバイクで、Tシャツにトレーナーだったみたいで、
トレーナー脱いで、Tシャツで汗だくになってます。
いやいや、それだと下り寒いでしょうが。
さて今回のヒルクライム飯「ヒルメシ」はこちら!
正丸丼。850円。
この奥村茶屋は50年ぐらいやっているけど、
正丸丼は10年ぐらいの歴史なんだそうです。
ここのメインはジンギスカンなんですが、
正丸丼が出来たきっかけも教えてもらいました。
10年ぐらい前に狂牛病かなんかの騒動で牛肉の輸入がストップした時、
牛丼が食べられなくなると牛丼屋に行列が出来たニュースを見て、
日本人ってそんなに丼が好きなのか…と、
丼メニューを考えたのですが、それが豚の味噌焼の正丸丼だそうです。
甘辛い味噌ダレで、なんだかほっとする味。
この日は、雨予報だったのでお客さんが少なめだったのですが、
晴れている日には、登山客、自転車、バイクの客で混雑し、
3時には売り切れるそうです。
自転車は集団で来る事が多いので、先に登ってきた人間が人数分注文し、
正丸丼を確保しているそうです。
テレビでの「山奥グルメ」という特集の依頼が何度も来ているけど、
全て断っているそうです。
登山客やヒルクライマーの楽しみになっているので、
車でお客が殺到して、食べられなくなったら申し訳ないと。
晴れた週末は、それでなくても混雑するので
正丸丼を食べるなら2時前までには来て欲しいとの事。
まさに「ヒルメシ」という言葉がピッタリの一品ですね。
今度は、ジンギスカンも食べてみたいなあ。
あと、お茶が何気に美味しいのですが、
それをもう一人のサイクリストが言ったら
「もともと茶屋だからね」と。
そりやそーだ。
■奥村茶屋 (おくむらちゃや)
■埼玉県飯能市南川447-2
■営業:
10:00~16:00(月〜土)
9:00~17:00(日)
■不定休
■場所はこのへん