自分の担当番組に、ちょっとマニアックな話しなんだけど、
そのジャンルが好きな人が聞けば、テンションがアガるという
「マニアッパー」というコーナーがあります。
そして、毎回、そのピックアップする物に詳しい人と、
電話をつないで、その魅力についてお話を伺うのですが、
今回は、来週から「ルーブル美術館展」が開催という事で、
美術大好きアイドルのアンジュルム(スマイレージから改名)の
リーダー和田彩花さんと、お電話を繋がせて頂きました。
「乙女の絵画案内」という本も執筆。
現在、大学で美術史も勉強しています。
美術というのは、自転車と共通する部分があるのですが、
敷居が高く感じられるし、マニアにしかわからない話しが多いという事。
しかも、絵が見えないラジオです。
しかし、彼女のしゃべりは上手かった。
絵を知らないビギナー層にも、わかりやすく教えてくれました。
まずは、ビギナーにお勧めする美術館での楽しみ方。
絵をどう見ればいいのか聞いてみました。
最初は難しく考えずに、
絵を観て、素直に「綺麗」とか「可愛い」「不気味」とか感じて、
そんな中で自分が気になる物を見つけていく。
そうするうちに、好きな絵の傾向が見えてくるので、
そこから、好きな作家が見えたら、それを辿っていく。
なるほどと思いました。
音楽と一緒なのか。
好きなミュージシャンが出来たら、
その人が影響を受けたアーティストか知りたくなって
遡って行く、あの感じ。
好きな物をみつければ、自然と知識はついて来るから、
まずは、素直に心をひらいて、絵を感じる事からはじめるといい。
なるほど、一理ある。
そして、来週からスタートする「ルーブル美術館展」
ラジオで絵もないのに、見所を聞いてみました。
どう解説するのだろうと。
「フェルメール」の「天文学者」という作品は、
ルーブル美術館が、外になかなか貸し出さない作品で、
貴重なので、今回、見て欲しい。そして、フェルメールは、光を上手に使う画家なので、
その作品の前に実際に立つと、
本当に自分に光が降り注いで来るように見えますよ。
きっとラジオを聞いていて、気になった人は、
フェルメールの天文学者を検索したでしょう。
すると、出て来た映像がこちら!
どん!
まさに言うとおり。
そして、実際に絵の前に立ってみたくなるじゃないですか。
彼女の伝え方が上手なのは、
その絵の前に立つと、どんな楽しい事、ワクワクがおきるか、
端的に教えてくれている所。
これなんだな。
自転車とか、ゴルフなんかもそうなんだけど、
ベテランはビギナーにテクニックやスペックなどを教えたがる。
それをいうと、自分がベテランになった気分になれるからでしょう。
自転車も、楽しさを伝えないとね。
乗ったら、どんな楽しい事が待っているのかを。
今回は、そんな事をアイドルに教えられました。
目からうろこ。
ありがとうございました。