5月31日で閉店してしまった池袋の立ち食いそばの名店「君塚」
同じく閉店してしまった池袋丸井の向かいにあったのですが、この並びにはサウナの聖地となった「かるまる」があり、サウナー達にも愛されたお店。近くに池袋演芸場もあるので、落語家や芸能人も訪れる人がいて、立ち食いマニアの佐藤栞里さんも、TVの企画ではありましたが、こちらを訪れていました。
この界隈は丸井も含め都市再開発が盛んに行われているので、再開発の立ち退きかと思いきや、ご主人の高齢化の問題だそうです。
椎名町の立ち食いそば「南天」に行ったら皆が肉そばを頼むように、君塚で人気があったのが「マーボーそば」。
メニューにある麻婆丼の麻婆をそばにかけて欲しいという客からのリクエストによって誕生したメニュー。そばに麻婆のとろみがからみついて、あんかけそばのような独得の食感に。立ち食いそばのバリエーションは色々ありますが、麻婆というのはあまりなく、こちらの名物となっていました。
池袋の立ち食いそばというと、PARCOの1階にあった「大江戸そば」も4月いっぱいてで閉店してしまいました。
池袋には立ち食いそば店はまだ色々ありますが、個人的なオススメはPARCOの地下1階の向かいにあるIKE麺KITCHENというフードコートの「そばいち二八」。ここの麺は茹で置きをお湯で戻すのではなく、生麺をその場で茹でます。
スイッチを押すと製麺機から何本ものそばが伸びてきて、それを包丁のような物で切ると、そのまま寸胴にストンと落ちます。茹で置きを戻すのではなく、打ち立てを茹でるので、コシが違います。特に、モリとか冷たい麺は明らかに食感が違うので、これからの冷たい麺シーズンには、オススメです。
■君塚
■東京都豊島区池袋2-1-1 スギヤマビル 1F
■営業:閉店
■場所はこのへん