年末なので、ちょっと愚痴らせてもらいますが、アマゾンで本を買うのは本当の本好きじゃない的な事をいう人が腹立ちます。
最初からamazonでポチっている訳じゃなく、江古田、桜台、東長崎と、近所の本屋を3軒まわり、それでも無い場合は池袋のジュンク堂に足を運びますが、その時間がない場合に、amazonでポチっている訳ですよ。
近所の本屋にあったら買いますよ、それは。買いたい本が無いんだもの、本屋に。
今回、探していたのは「ケトル」という雑誌。ラジオ特集をしていて、松岡茉優さんをはじめ、市川紗椰さんなど、女性パーソナリティーの取材記事が多かったからです。ラジオ特集というとJUNKやANNに偏りがちなんですが、バランス良く女性DJも特集しているので、どうしても読みたかったのです。
で、その本が東長崎にもなかったので、本屋の近くの喫茶店で、少し遅い昼飯を。
昭和なメニューが多いお店なのですが、ナポリタンは、コーヒー付で770円。
注文してから野菜など具を刻む庖丁の音が聞こえます。小気味いい音だ。ナポリタンにはなぜか、お総菜も付いてきて、超家庭的。千川の「ひじり湖」を思い出しました。
街の本当に普通の喫茶店なのですが、店内にはラジオが流れていました。TOKYO FMの福山雅治さんの番組。
食べ終わった頃、ちょうど
「自分は喋りに自信がないのだけど、
どうしたら福山さんのように上手になれますか?」
というメールが読まれ、福山さんが上手くなる為にやった事を話し出したので、席から離れられません。
福山さんが一番やった事は、まず、自分のしゃべり、ラジオの録音を毎回聞いて、自分の嫌なところに気づくというもの。
最初の頃は「俺面白いだろ!」と思われたい必死さが自分でも寒かったり、あと、無駄な口癖が多かったり。毎回、それを聞いて、その欠点を削って行く事で、聞きやすいしゃべりになって行ったと言います。
ネタ帳を作って、面白かった話しを、もう一度、その時の熱量で話すのはテクニックだけど、その前に、自分のしゃべりを何度も聞いて、つまらなくしている所を、客観的に聞いて削る事が、うまくなる早道。
…と言っていたのですが、納得。
こういう話しが載っている本を探している最中に、福山さんの話しに出会えて、この店に入ったのも何かの導きかと思いました。
営業時間とか確認し忘れですが、ここの日替わり定食が凄いとの記事を読んだので、近いうちに再訪して確認します。
■珈琲庵
■東京都豊島区南長崎5-33-14
■営業:
■定休日:
■場所はこのへん