その日によって使う煮干しを変える「煮干し中華そば三四郎」ですが、この日を楽しみにしていました。初となる「しまアジ煮干し」。
それにしても書道で書かれたメニューの文字が美しいのですが、ご主人は書道経験者でしょうか?
なぜ、これまでに「しまアジ」に惹かれたかといいますと、実は長年釣り番組の構成をやっていた経験がありまして、伊豆半島でシマアジというと高級魚な訳ですよ。普通のアジというような扱いではなく、希少種としての鯛とかと同列の扱い。それの煮干しってどんななんだろうと気になってしょうがなかった訳です。
券売機の上に見本で「しまアジの煮干し」が置かれていました。シマアジ自体はさっぱりとした味わいの身なのですが、小ぶりの幼魚という感じで、はらわたを取らない感じなので、どのぐらいの煮干しのパンチ感もあるのか楽しみです。
お刺身、焼き魚としてのシマアジの味を知っている人間からすると、内臓込みの味なので澄んだ味ではありませんが、流行のセメント系ようなジャリジャリ系ではありません。濃いのに舌にザラザラが残らず、すっきりとした味わい。煮干しでこれ系ってなかなかないので、限定メニューを食べる事が出来て満足です。
三四郎は、日替わりで色々な煮干しの味を楽しませてくれますが、1日限定でいいので、煮干しを使いつつも頭や内臓を取った雑味の無いすっきりとしたスープの日を作ってくれたら、絶対に突撃します。
鶏を使った無化調系のすっきりラーメンは多いのですが、煮干し系のすっきりラーメンって少ないので。実はうちの田舎、岩手県の宮古市の有名ラーメン店「たらふく」は、煮干し系のすっきりラーメンなのです。田舎に帰る機会はめっきり減りましたが、ああいうラーメンをもう一度食べてみたいなあと思った次第です。
■煮干し中華そば 江古田 三四郎
■東京都練馬区栄町4-7 西村ビル 1F
■営業:11:00~17:00頃
■定休日:不定期
■場所はこのへん
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