このブログを始めたのが2010年の5月だから、春に6周年という事になります。
その前に、江古田の街の飲食店全部に入るという江古田日和というブログを、
4年ほどやっているので、ほぼ十年やっている計算に。
Berry工房の歌に『普通、アイドル10年やってらんないでしょ!?』という歌があるけど、
よくもブログを10年も続けてきたなあという感じもします。
なぜブログを始めたのか?
そんな事を思い出させる出来事がありました。
恵比寿に出かけたのは、クックパッドの子会社である
Holiday という会社の方に、お招き受けての事でした。
クックパッドの会社の打ち合わせスペースのような所には、
広いオープンキッチンがあり、IH調理器の上には、
誰から作ってであろう鍋がいくつも置かれ、保温されていました。
いつでもパーティーが開けそうなスペース。
放送局にも、スポンサーや自治体の方が見学に来る事があり
珍しそうにすタジを見学していきますが、
こんな感じでなんでしょうね、畑違いの所に足を踏み入れるというのは。
さて、こちらでのお話というのは、Holidayという会社が運営しているサイト
Holidayで、記事を書いてみませんか?というお話でした。
これまでキュレーションサイトなどのお話もあったりしたのですが、
現状を見ると、ネットから記事を拾ってまとめているだけで、
書いた本人は、どこにも行っていないものだらけ。
しかも、アクセス数稼ぎのために、派手なタイトル付けて、
中身は、スッカスカという物が乱立しています。
しかも、うちのブログの記事や写真もかなり引用されちゃってます。
お前ら出かけもしないで、人の記事勝手に使って!
だから、まとめサイトには興味が持てなかったのですが、
今回、興味を持ったのは
「自分の体験をまとめてみませんか?」
という口説き文句があったからです。
で、会って話しを聞く事にしたのですが、
このサービスを立ち上げたのが、20代の若い女性で、驚きました。
大学の就職活動中、IT企業の内定はもらっていたのだけど、
振り返れば、旅行や遊びなど、たいした経験もなく、
このまま就職して、仕事だけやって暮らすのかと、ふと不安になったのだそうです。
そこで旅行をしまくってみたら、それまで引きこもりがちだったのに、
人との出会いが楽しくなって、小さな旅、お出かけにハマってしまったのだとか。
そこで、休日の楽しみ方を、みんなで共有したら楽しいんじゃないかと思い、
このサービスを立ち上げて、このサービスに投資してくれる所を探し、
いろんな会社を訪れたのだそうです。
そんな中で手を上げてくれたのがクックパッドで、
立ち上げた子会社に就職する事になったのだとか
(僕の記憶で書いているので、意訳もあると思いますが)
結果、他の就活生とは違う、就職活動に。
しかし、バイタリティーありますね。
だから、このサービスについても、熱く語る、語る。
今なんて、無駄な出費をせず、無駄な遊びをせず、
コツコツ節約してお金を貯めるのが偉い!って風潮の中で、
よくも、そういう無駄な事をしたなと。
僕は好きですけどね。
話しは遠回りになりましたが、彼女の話を聞いていたら、
僕がブログを始めた理由が全く一緒だった事を、思い出しました。
放送作家って、面白そうなネタを集めて、原稿を書き、
それをDJの口を通して、放送にのっけます。
やっている事は、キュレーションサイトのライターと変わらない訳です。
で、みるとまわりの作家さん達も、ネットから拾ったネタが多い。
自分はどうか?と冷静になってみると、
10年前の自分は、雑誌やネットからネタ探しをしてばかりで、
実体験がほとんど無かった事に気づきました。
これはヤバイなあ。デジタルを駆使する一方で、
アナログな実体験を構築しないと、ネットの中のバーチャルな世界で完結してしまう。
それを打破する為の、もう片方の足の置き場として、
アナログ体験を積み重ねる為に始めたのが、ブログでした。
はじめは何をしていいかわらなくて、
自分の住んでいる街の飲食店全部に入るという目標をたてて、
4年かかって達成しました。
実際にまわってみると、ネットじゃわからない事が沢山。
死ぬまでやってみたいシリーズとして、
富士山登ったり、フルマラソンやったり、自転車で東京湾一周200㎞走ったり。
やってみたらこうだった!という体験も蓄積出来ました。
「その体験をまとめてみませんか?」
という口説き文句で意気投合し、初心を思い出し、
Holidayというサービスで、まとめ記事を書いてみる事になりました。
今回は、そのお知らせです。
【チャリカフェ】のページ
https://haveagood.holiday/users/33899
まだ、使いかを探り探りという感じなんですが、
これまでに蓄積して来た体験の中から、
お勧めな休日の過ごし方を提案していくつもりですので、
お時間があれば、覗いてみてください。
楽しそうだなと、
自転車で都内をめぐってみたいと思うきっかけになれると嬉しいです。