神田をぶらりとしたついでに、もう一軒紹介しておく事にしましょう。
神田明神の裏手に宮本公園という小さな公園があるのですが、
そこにあるのが神田の家「井政」。
江戸城築城の時に招集された材木商達は、日本橋材木町を中心に住んでいたのですが、
こちらの井政は、今の内神田に。
この建物自体は昭和2年に建てられたものですが、
その後、府中に移築し、2009年に再び神田の地に。
現在、家の中は江戸文化などの継承に力を入れている人限定で、
部屋を貸し出しており、雑誌、CM、PVなどのロケに使われているようです。
その一階部分、土間のようになっている所が、
小さなカフェとして利用されています。
ちょうど、この時期だから雛人形が飾られているのですが、
僕は、雛人形には少し苦い思い出があります。
小学校の時に宿題で、お雛様の絵をを描いてきなさいというのがありました。
うちは、男兄弟なのでお雛様を飾る習慣ががなく、
この時期は、雛人形とお内裏様だけの小さな平飾りを、
母親が自分のタンスの上に飾っていました。
しかも、こけしっぽく丸くつるんとした木製のお人形。
それが家の雛人形だった訳だから描いていったら、先生に叱らたのです。
これは手抜きだから、ちゃんとした雛人形を描いてきなさいと。
うちの雛人形はこれだと言っても、いいからちゃんと描いてきなさいと。
どこの家にも、三人官女と五人囃子の雛人形があると思うなよ。
思い込み良くない!
…まあ、当時はそういう口調じゃなかったとは思うけど、
先生に対し、強い不満を頂いた事を今でも覚えています。
というか、ひな祭りが来る度に思い出しますね。
お庭にもテーブルがあるので、もう少し暖かくなったら外でもいいかも。
頂いたのは、珈琲600円。
小さな焼き菓子がついてきます。
外国人観光客も多いので、テーブルには英語のメニューが置かれていたのですが、
ジャパニーズティーと思って頼んだら、ジャスミンティーだって。
「Jasmine tea」を「Japanese tea」に空目していましたよ。
お店の人によると、
和の建物だから緑茶に違いないと思いこんでいる人も、結構多いそうで、
雛人形の事を蒸し返して、思い込みは良くないなんて言ってすぐ
自分もそういう思い込みをしてました。
もう雛人形の事は、いいか。
■カフェ井政 (カフェイマサ)
■東京都千代田区外神田2-16 宮本公園 神田の家
■営業:11:00~16:00
■定休日:土日
■場所はこのへん
■お店のサイト
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