紗蔵(飯能)

紗蔵

正丸峠に登り、帰りは山伏峠を経由してダウンヒル。
行きに汗をダラダラかいてジャージもびっしょりなので、
下りでスピードが出ると、風を浴びて汗が気化して一気に冷えます。
なので、風防のジレを持って行っているのですが、
峠で合った大学生君は、ジレ無しでも平気って言ってました。
若さだなあ。

ジレを着ていても寒くなったので、峠の麓の蔵のカフェ、紗蔵へ。
名栗で一番奥にあるカフェです。

蔵

先週は臨時休業で入れなかったのでリベンジ。
本来なら、バイクラックもあるのですが、
閉店30分前で、一瞬、雨がパラついたので、片付けた所でした。
女性の店主が、再びラックを出そうとしてくれたのですが、
立てかけるのでOKと、蔵の横に。

タルト

頂いたのは本日のストレートコーヒー、
この日は、エチオピア・イルガチャフィ、420円と、
季節のタルト、400円。

コーヒーの中で一番好きなのがエチオピアなので、ラッキー。
モカ系の銘柄なのですが、
やわらかな酸味で、フルティーな香り。
ナチュラルの豆だと、コクが加わりフルーツチョコレートみたいな感じに。

珈琲の起源にはいくつか説があるのですが、
その一つが、9世紀のエチオピアの「ヤギ飼いカルディ伝説」。

ヤギが赤い実を噛み興奮するのを見た、ヤギ飼いのカルディが
修道院の僧に相談し、一緒に実を噛んでみたところ、
疲れが吹き飛び、気分が爽快になったので、
修道院の夜の修行で眠気覚ましに利用されるようになった。
…というもの。

ところで、今年はオリンピックが開催されますが、
コーヒーに含まれるカフェインは興奮させる性質がある事は知られていますが、
ドーピング的には、どうなんだろう?と調べてみると、
2004年以降の禁止リストにおいて禁止物質からはずれ
監視プログラムに移行しているようです。
なので、お茶やコーヒーを飲んでも大丈夫なのですが、
ドーピング検査の際には、その値も検査され、
今後、あきらかに偏りがあるようであれば、基準が見直されるというもの。

じゃあ、チャリカフェはドーピングじゃないですね。
まあ、競技でも何でもないですけれど。

ドーピングっていえば、ランス・アームストロングを描いた、
「疑惑のチャンピオン」が、7月2日(土)から公開!
そして、ドーピング無しでお願いしたい、
ツールドフランスも開幕します!
おまちかねの、熱い夏がやってきましたね!

■コーヒー 紗蔵
■埼玉県飯能市上名栗1749
■営業:
10:30~16:30
10:00~17:00(夏期:夏至から立秋の間)
■定休日:火~木
場所はこのへん
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正丸峠ヒルクライム

峠入り口

3週連続のリハビリライドは、いよいよヒルクライムへ。先週の山王峠が、ドラクエで言うところの、「ひのきのぼう」でも倒せる、初級スライムならば、正丸峠は、「はがねのつるぎ」が必要なスライムナイトぐらいかな?

「ロトのつるぎ」が必要なボスキャラまではほど遠いのだけど、「ひのきのぼう」の初級者クラスだと、ちとツライ。まあ、ヒルクライムやり始めたら、よく出て来るクラスの峠って事です。

この正丸峠クラスを制覇出来れば、山伏峠を越えて秩父に出たり、天目指峠を越えて、国道299号の吾野側に出たり、グリーンラインの顔振峠、一本杉峠を越えて、越生方面に向かったり、その逆だったり、行動範囲が広がります。

練馬から輪行というルーラの呪文を使って、飯能に出れば、様々なルートで、ヒルクライム三昧。なので、早めにクリアしておきたい峠です。

正丸峠に向かうには、まずは山伏峠を登ります。もう何年も前から片側通行。ちょっとは山肌工事も進捗してる風ではありますが、まだ工事は終わっておらず、交互通行の信号待ちです。

下から

山伏峠は、基本勾配7〜8%の峠で、キツイ10%以上は、1カ所ぐらいしか出て来ません。それでも正面の赤い屋根の上に見えるガードレールの所まで、まずは、あそこを目指して登っていきます。

ちなみに、これは帰りに撮った写真です。左側から右へと登り、つづら折りを繰り返しながら、あの場所へ。

途中

一番キツイのがこの付近。10%ぐらいだったと思いますが、距離は長くないのでクリア出来ます。ただし、休日は対抗車が多いので、左端を走らねばならず、勾配のきついイン側を走らなければなりませんが。

上から

このマチュピチュみたいな集落まで来ればクリアしたも同然。この後、まだ登りますが、きつい勾配はありません。

ちなみに中程に見える道路が、2つ前の写真を撮った場所です。

山伏峠

ほどなくして、山伏峠に到着!峠と言いつつも、通過点のような切り通しなので、眺望は望めません。このへんは山王峠と同じ。なので、ご褒美の景色を求めて、正丸峠に向かいます。

正丸峠入り口

山伏峠からちょっと下った所に、正丸峠の入り口があります。このまま真っ直ぐ下れば、芦ヶ久保とか、秩父方面。正丸峠は右折です。

ここからは荒れた路面に注意しながら進みます。距離的には、1㎞となっていますが、1.2㎞ぐらいですかね。こちらも傾斜は強くありません。5%前後ですかね。

かつては、走り屋のマンガ「頭文字D」の舞台だったので、走り屋が多かったのですが、ドリフトさせない対策として、道路中央にキャットアイという、反射板付のくさびが打ち込まれているので、だいぶ減ったようです。でも、それでも改造車のエキゾーストノートが聞こえる事があるので、そういう時は、用心しながら路肩側を走ります。

最初は木々に囲まれ、薄暗い緑のトンネルの中を走るのですが、頂上が近づくにつれ、明るくなって来るので、J-POPにありがちな歌詞のように「光さす方へ」目指して向かいます。

奥村茶屋

そいて、パーっと開けたらゴールの、峠の茶屋「奥村茶屋」。やまね食堂でカレーを食べたので、こちらでは飲み物だけ購入でしたが、名物のジンギスカンをやっている人達がいて、それを観たら食べたくなりました。

ヒルクライマーたちは、ヒル飯として、名物の豚の味噌焼の正丸丼を頂きますが、元からの名物はジンギスカンですから。

ちなみに僕は、鉄鍋で直焼じゃなく、野菜を敷いてその上で蒸し焼きする派です。その方が、肉に甘みが出るような気がします。ラムの場合は直焼でもいいのですが、マトンは野菜の上で蒸し焼き推奨です。

正丸峠

さて、峠で同じく休憩していたクライマー達と、自転車談義。1人は健脚なシニアで、今日は寝坊したから正丸峠にしといたとの事で、普段は、輪行で伊豆や箱根、栃木や群馬の峠を登っているそうです。

もう1人はロードを初めて1年という板橋の大学生。最初の方に都民の森に連れて行かれて、何度も足つきしたけれど、それからハマって、今日はボスキャラの1つ、子の権現に行ってから、山伏峠、正丸峠と登り、その後、刈場坂峠から白石峠に渡る予定だとか。すみません、自分は正丸で満足なので、これにて帰りますが。

クライマーというより、スプリンターのようにガタイがいいのですが、ロード歴1年で子の権現クリアとか、素晴らしいです。

ヒルクライムの話しになったら、「しおいんですけど」というブログの、ヒルクライム動画を観ているという話しで盛り上がりました。あれみてると、イメトレになるという話しに。

僕は山を登っている時のモノローグのように時折漏れる心の叫びが好きで、よく飲みながら観ています。

大学生君から、「しおいんですけど」の管理人さんは、完全な貧脚サギだよねという話しに。いやいや、大学生君も、1年で子の権現クリアとか、貧脚じゃないでしょ!と、心の中でツッコミ。

峠から

さて、ご褒美風景。肉眼だと、新宿の高層ビルが見えているのですが、コンデジのズームだと写らないなあ。

いいカメラで撮りたいけど、それだと重くなりヒルクライムに不利。今回はコレで勘弁してください。

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