大宮での用事がお昼で終わり、その日の午後の収録や会議が別日になったので、ぽっかり空いてしまいました。そうだ!せっかく大宮で時間が空いたなのなら、鉄道博物館に行ってみよう!と、ニューシャトルで一駅お隣に。
神田にあった交通博物館には行ったことがあったのですが、大宮に移転してからは実は初めて。2007年10月14日に開館しているので、オープン後13年たっての初訪問という事になります。もの凄い今さら感。
入館料は1,330円。
平日昼という事で、メインのお客さんは小学生から高校生まで、学校のイベントで来たと思われる学生さん達。
彼らが生まれた頃は、ここに展示されている車両は、すでに役目を終えて退役しているので、本当の博物館級の物ですが、オジサンからすると、見たり乗ったりした事のある、懐かしの車両。
女性の職員と思われる方が、原稿を挟んだファイルに目を通しながら、展示車両の説明を口に出して自主練をしていました。普通に車両を見学してる風を装いながら、アナウンス自主練に聞き耳を。一生懸命喋ろうとしている人に萌えてしまうのは、ラジオ業界の職業病の一つかもしれませんね。
その中で特に懐かしかったのが、寝台列車、ブルートレインの「あさかぜ」。
自分の父親はタンカーの通信士をやっていたので、長崎の佐世保に入港する事が多く、夏休みなどと合えば、この「あさかぜ」で佐世保に向かっていました。
佐世保に行っていたのは、小学校の低学年だったのですが、佐世保といえば記憶に焼き付いているのが、コンクリート製の三本の塔「針尾無線塔」。
西海橋方面に向かう遊覧船の中から見た光景で、アナウンスで「太平洋戦争開戦を告げる暗号電文『ニイタカヤマノボレ』を中継した塔」だと言っていたのを子供ながらに覚えています。
なぜ、小学校の低学年でそんな事を覚えているかというと…。
我が故郷、岩手県の宮古市のシンボルは、ラサ工業の巨大煙突。これにリンクして、他の街にも宮古の煙突のような物があるんだなあ…と、覚えていたのです。
このように懐かしの車両を見ると、当時の旅風景が思い浮かんで旅気分が味わえるのは、オジサンの特権でしょうね。
そんなノスタルジックな気分を見事に吹き飛ばしてくれたのが、交通博物館から徒歩7〜8分の所にある「おふろcafe utatane」。
お風呂やサウナの休憩飲食スペースを逆にメインにして、お風呂にも入れるカフェとした逆転発想の施設です。
ところがこれが大当たりで、平日、金曜日の午後3時ぐらいだというのに、館内は若いカップルと女子グループで大賑わい。サウナ=オジサンのハズなのに、オジサンの居場所がありません。10代後半から20代前半のカップルが、館内の至る所でイチャイチャ。女子グループは、キャッキャ。もう、オジサンはサウナに逃げ込むしかありませんでした。
サウナは2種類あって、広い浴室の隅に「サウナコタ」というフィンランドの湖畔に立っていそうなサウナ小屋があり、中ではセルフロウリュウが楽しめます。アロマは受付で買うスタイルで、桶には水のみが入っています。
体感80度ぐらいの低めのサウナですが、ストーンに水をかけるロウリュをすると、水蒸気が立ち上がり、一気に90度以上に。ロウリュは5分以上間隔をあけるルールです。
十分に体が温まった所で、水風呂に行くと、先ほどまで女子の前でカッコいい所をみせていたイケメンが、水が冷たくてすねまでしか入れず立ち尽くしています。そこに首までドボン。イケメンよ!これがオッサンのサウナ道や!
平日は、食事付きで1738円というプランがあるので、それは若者が集まるのも無理ありません。時間制限も無いし。コーヒーも無料で飲み放題。
沢山いる20代前半の女子達は、風呂に入った形跡がなく、漫喫的使い方が主流。最後の仕上げでお風呂に入るんでしょうか?
インスタの位置情報を見れば←いかにここがリア充パラダイスなのかがわかると思います。アラフォーが女子会って言ったって、確実に浮きます。ましてやオジサンは…。
サウナ=オジサンのイメージでここに行くと、オジサンは痛い目に遭うよ!
■おふろcafe utatane (オフロカフェ ウタタネ)
■埼玉県さいたま市北区大成町4-179-3
■営業:
10:00~翌9:00
11:00~24:00(cafe)
■定休日:無休
■場所はこのへん
■お店のサイト