公開初日に「疾風スプリンター」観てきました。客入りは半分ぐらいかなあ。女性客が多かったのが意外でした。
自転車ロードレース好きなのかなあ?それとも香港映画ファン?出演者にもいるK-POPアイドルグループ、スーパージュニアのファン?
中にはもろ自転車ファンで、raphaのRCCのジャージ着ている方も、松葉杖ついてましたけど、落車ですかね?お大事に。
さて、映画は
香港アクションの人気監督ダンテ・ラムが、自転車ロードレースの世界を舞台にプロ選手たちの夢と友情、栄光と挫折を描いたスポーツドラマ。
あらすじは…
エースのジウォン率いる強豪チーム「ラディアント」にアシストとして所属することになったチウとティエ。互いに切磋琢磨しながら友情を深め、チームの主力選手に成長していく。しかし、チームが資金難に陥ったことから、ジウォン、チウ、ティエンの3人はそれぞれ別のチームに移籍し、ライバルとして競い合うことになるのであった。
去年、「パンターニ/海賊と呼ばれたサイクリスト」とかランス・アームストロングを描いた「疑惑のチャンピオン」とか、ドキュメント系の映画を観てきたので、最初、そんなマインドだったのですが、完全なエンターテインメント。
弱虫ペダルみたいな世界を実写化したというより、一昔前の韓流ドラマの、ベタで詰め込みすぎ感あるテイスト。いつの時代のドラマだよ!とツッコミたくなるベタすぎる展開とシーン。だけど、このマンガ的ベタな表現を一度受け入れると、これが面白くなっていくから不思議です。
まず、日本では出せないスケール感。市街地を封鎖して、本物と同じスケールの大エキストラのプロトンが疾走。世界で最も過酷といわれる太魯閣ヒルクライムも出てくる。そして、砂漠の強風の中を斜めに隊列組んで走る。それを空撮とか、がんがん入れて撮ってる訳ですよ。
しかも、スタントマンじゃなく、役者がトレーニングして実走。エンドロールのNG集でわかるのですが、3本ローラーでトレーニングしたり、チームでトレイン組んだり、まさに、ロードレースチームというようなトレーニング。撮影もガチだから、けが人80人で、骨折5〜6人。
というような迫力シーンで、どんどん進行していくから、弱ペダみたいな、変な技を下り出す必要もない。それで十分マンガ的世界が実写で描かれているのです。
自転車ロードレースを知っていると、より楽しいし、全く知らない人は、アクション映画として、楽しめると思います。
ベタな展開だから、脳内で、「こうなったら面白いのにな」と思った通りにどんどん展開していくのも、逆に面白い。最後なんて、まさか…と思っていた通りになって、スカっとしました。
男同士の友情、ライバル、裏切り、絆が描かれているから、腐女子の方々の、脳内変換がはかどりそうな要素が満載!オススメです!
あ、言い忘れましたが、ちょい役でルイ・コスタが出ます! 笑
くれぐれも、マジ映画として見にいってはダメです。詰め込みエンタメを、マンガ的視点で見ると、めちゃ面白いです!
単館系なので、東京は、新宿武蔵野館と、立川シネマシティ。埼玉は、MOVIXさいたま。千葉は、T・ジョイ蘇我。神奈川は、シネマ・ジャック&べティ。やってない県もあるので、オフィシャルサイトを要チェックです!
全く関係ないんですが、エンドロールが中国人名がずらりと並ぶので、「李○○」みたいな3文字セットが、きっちり並んでいるのが、不思議。李が多すぎて、間違い探しみたい。 笑