たぶん池袋界隈で一番レトルトのカレーが充実しているのが、池袋東武、ルミネ側のビルの地下2階、食品売り場の中にある北野エースのテナント。「カレーなる本棚」というネーミングで、レトルトカレーを本に見立てて展示販売しています。この側面にも棚があります。
この棚を見つけたのはテレ東のWBS!値上がりしても売れている物という特集で紹介されていたのが、こちらのレトルトカレーで、特に一番右の牛テールカレーは2千円オーバーですが、一度気に入った人達がリピートするとの事。
庶民のお財布感覚のニュースでは、練馬区関町のスーパー、アキダイの本店がよく登場するのですが、リッチ系のお財布感覚では良く池袋東武が登場。実は池袋西武の食品売り場より、こちらの方が美魔女系のお客さんが多い気がします。日銀の黒田総裁の「家計が値上げを受けいれている」が炎上していますが、こちらでのインタビューでは「値段より品質!この品質でこの値段だったら安い方」的な、自称庶民が聞いたら発狂しそうなセレブのご意見がよく流れます。
話は逸れましたが、今、500円以上のちょっとお高いレトルトカレーが売れているのは事実。千川のライフとか、東長崎の東急ストアとか、江古田界隈でも、ちょっとリッチなレトルトカレーをピックアップしている所は多いです。
そんな流れを受けて池袋西武の地下、三省堂書店で期間限定で展示販売されていたのが、人気のレトルトカレーと、カレーにまつわる本!(もう終了して、現在は食品サンプルの世界になっていますが)
その中で目に付いたのが、右側の「カンボジアチキン」。パッケージ右下に強面のご主人の顔がプリントされているのですが、お店の名前が、池袋「味楽来」。え?池袋のカレー事情は詳しい方だけど、「味楽来」なんて聞いた事がありません。調べてみると、このレトルトは、成城石井で売れているというキャッチコピーで、よく登場するようです。お値段700円前後。
ついでに「味楽来」の場所を調べて行ってみる事にしました。ちなみに「味楽来」と書いて店名は「ミラクル」。夜露死苦で「ヨロシク」的な発想。
お店も池袋西口の旧丸井の道を挟んだ反対側。サウナー的には「かるまる」の手前を路地を入った所。風俗とラブホテルのある池袋でもアンダーグラウンドなエリアです。こんなダークサイド的な場所にあるカレーを、プチリッチな成城石井のお客さんが好んで選んでいるのか?なんだか不思議な感覚です。
お店の外観はこんな感じで、エスニックなカレーを頭にインプットして来ましたが、カレー以外はほぼ街中華メニュー。お店のご主人はスキンヘッドに厳つい系なのですが、反して超フレンドリー。カウンターに座ろうとしたら、「今、空いてるから奥をゆったりと使って〜」とか、頑固オヤジ的要素一切無し。
レトルトカレーの名前は「カンボジアチキン」でしたが、お店のメニューには「エスニックカレー」表記の850円。
このような定食スタイルで提供されます。例のごとく「ご飯少なめ」で注文したのですが、カンボジア出身のリーさんに「ホントに少なくてダイジョウブ?」と念を押されてしまいました。
松屋の「ごろごろチキンカレー」もビックリな、ごろごろチキン具合。味はナンプラーなどの魚醤を感じさせながら、唐辛子系のピリ辛。ココナッツも感じるので、タイカレーにもちょっと似てるかも。激辛ではありません。ほぼスープカレーなので、ライスをスプーンですくってスープに浸しながら頂きました。
江古田のベトナム料理のマイマイで、カレーを頂いた時にジャガイモではなくサツマイモが入っていて驚いた記憶がありますが、カンボジアもカレーはサツマイモなんですね。この甘さがアクセントになって良いのです!
クセになるかも〜。
■味楽来
■東京都豊島区池袋2-3-5 曙ビル 1F
■営業:
11:00~14:00
17:30~23:00
■定休日:日曜
■場所はこのへん