喫茶ボタン(東武練馬)

喫茶ボタン

ゼログラビティのIMAX 3D版を観たのだけど、
圧倒的な映像の美しさに感激し、
「これ字幕無しで観たらどうなるんだろう?」
という疑問が持ち上がりました。

ちょっとネットで調べて観ると、
ゼログラビティは吹き替え版がオススメ!
という声が多数。

そこで都内で吹き替え版をやっている所を探すと、
23区内では、ムービックス亀有と、イオンシネマ板橋の2カ所のみ。
ただイオンシネマ板橋なら、うちから自転車で行けるので、こちらに決定!

その前に腹ごしらえ。

店内

この日は午後からの仕事だったので、朝イチの回を観る為に行きました。
なので、こちらでモーニングを頂く事に。

ゲーム機

相変わらず昭和な店内です。
今回はあえてゲーム機のテーブルに座ってみる事に。
今やスマホのゲームがあるので、わざわざやりに来る人いないと思いますが、
座ると、ちょっとだけタイムスリップしますね。

モーニング

モーニングは、580円。
もうちょっと安いのもあるけど、あえて一番の豪華版に。
スクランブルエッグにナポリタン、コッペパンにサラダ。
そしてコーヒー。

このボリューム!まさに腹ごしらえ!
余裕持って出てきたので、上映開始まで時間つぶし。
これから宇宙空間堪能するのに、真逆なTHE昭和な雰囲気にひたりました。

■喫茶 ボタン
■東京都練馬区北町2丁目39-2
■営業:8:00~24:00
■定休日:不定休
場所はこのへん

イオン

そしてイオンシネマ板橋へ。
ゼログラビティの吹き替え版を鑑賞。

結論から言って、非常に良かった!
もし2回目に観に行く事があるのなら、絶対に3D吹き替え版をオススメします。
IMAX3Dと、双璧の良さです。
普通の3Dや2Dの字幕版観るぐらいなら、絶対に3D吹き替え版がいいです!

この予告編でもわかると思いますが、
人工衛星の破片が衝突して宇宙に投げ出されて、ぐるぐると舞うシーン。
ぐるぐると舞っているのだけど、字幕で平行が示されてしまうので、
ここで浮遊感が失われてしまいます。
ところが字幕がないと、まるで自分が回転しているかのような感覚に。

さらに字幕を読む必要がないので、サンドラブロックの少し上空から
地球と宇宙ステーションを見下ろしているような感覚に没入出来、
狙い通りの浮遊感が味わえます。

吹き替えを心配する人もいると思いますが、
深見梨加さんの演技が素晴らしく、違和感なし。
まあ最初のヒューストンの交信が日本語なので、あるとすればそこぐらい。
もともと台詞が多くなく、叫びと息づかいがメインなので、吹き替えの心配なしです。

それよりも、字幕が無くなったメリットの方が圧倒的に大きいです。
当然アメリカ人は、字幕無しでこういう映像を堪能している訳だろうし。
IMAX3Dの吹き替え版も探してみたのですが、ちょっと見つからなかったです。
残念。

そして、ゼログラビティを観た人にしかわからない、アナザーストリー。
Aningaaqのムービーを紹介。

アルフォンソ・キュアロン監督の息子であり、
共同で脚本を書いたホナス・キュアロンが撮ったスピンオフ作品『アニンガ』。
イヌイットの言葉で「月」を意味する言葉だそうです。

あのシーンの裏側はこうなっていたのですね。
ムービーの最後、カメラが上空を映し出した時の、右上に注目!

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喫茶ボタン(東武練馬)

ボタン

ミニベロで東武練馬へ。
昭和な佇まいを見せる喫茶ボタンへ。

店内

電源は入っていないものの、
店内にはまだテレビゲームのテーブルがある。
そして、お客さんは見事に高齢者たちばかり。

カフェではなく、喫茶店が見直されつつあります。
それはこういう高齢者の多い郊外だったりもします。
カフェはファミレスのように、マニュアル接客ではなく、
店員さんとの会話を含めのコミュニティーとして、
再評価されているのです。

よく病院の待合室が、高齢者の社交場と言われますが、
このお店でも、入ってくるお客さん達が顔なじみ。
ちょっとした近況を会話しながら、それぞれの席についていきます。

ドライカレー

昭和な喫茶店には、昭和な人達がホッとするメニューがあります。
ナポリタンやカレー、ピラフ、そして定食まで。
僕はドライカレーのドリンクセットをチョイス。
サラダや味噌汁、ドリンクがついて880円。単品だと680円。

注文してから野菜を刻む音が小気味イイ!
そして、ジャーっという炒める音、ほのかに漂ってくる香ばしい香り。
シンプルならが、これぞ喫茶メニューというドライカレー。
ボリュームもある。

いろんな意味で満足、満足だったのでした。

そして、もう一つ、気に入った事が。
ここのウエイターさんの接客です。
東京03のメンバーとかにいそうな雰囲気のお兄さん。
おだやかな笑顔と言葉遣いでのサービス。
なんか、ほんわかするんだよね。
マニュアルじゃだせない味があるんですよね。

■喫茶 ボタン
■東京都練馬区北町2丁目39-2
■営業:8:00~24:00
■定休日:不定休
場所はこのへん

ビートチャイルド

腹ごしらえした後は、東武練馬のイオンへ。
ここには、ワーナーマイカルシネマがあったのですが、
今は、名称が変わってイオンシネマに。

この日見たかったのは、
「ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD 1987」

日本初の野外フェスと言ってもいいBEATCHILDは、
豪雨に見舞われ史上最悪のフェストなりました。
その様子をドキュメントとライブ映像で構成したのが、この映画。

見たい気持ちはあったけど料金が2500円と高いので、躊躇していたのですが
公式サイトの「TV放送、DVD化、ネット配信一切なし」という文字を見て、
公開中に見ておいた方がいいだろうなあ…と、足を運んだのでした。

そして、観ました。
とにかく過酷でした。
敗軍の兵の行進のように泥の中を歩く観客たち。
そこから映画はスタート。

前日のリハーサルは、
素晴らしいフェスになる事を予想させる、快晴。

しかし、当日はフェスのスタートから雨が降り始め、
豪雨というよりは災害レベルに。
本部席の中まで濁流が流れ込んで来る。
今なら責任問題で強制的に中止にさせられだろう。

強い雨の中、たいした雨具も持たず雨に打たれながら
アーティストの出番を待つ観客達。
あきらめたように水を吸った芝生に座り込む者たちも。

アーティスト達も、時間をかけて立てたであろう髪が
一瞬でぺたんこになる。
メイクも一瞬でとれる。

しかも、雨に打たれる観客の士気をあげるために、
どしゃぶりの中、花火を打ち上げる。狂気だ。

雨で次々に楽器が死に、モニターが死ぬ中、
ドラムの音だけで歌い続ける白井貴子にぐっと来た。

テレビの人気歌番組で、局の都合でカラオケに合わせて、
アテぶりしている、牙を抜かれたミュージシャン達に観て欲しい映画。
昨年の紅白歌合戦なんて、生演奏だったの、矢沢永吉と斉藤和義とミッキーマウスだけだったもんな。
ドラムにマイクが立ってないどころか、ギターアンプに電源が入ってないグループもいた。

豪雨に打たれながらも、足もとが水たまりになっても、
そこにつかった足でリズムを取る観客達。

あそこまでして、自分たちの音楽は聴きたいと思ってもらえるのか。
きっと考えさせられるだろう。

皮肉な事に、ラストの佐野元春、サムデイの時に雨があがる。

その光景を観て、富士登山を思い出しました。
9合目までは豪雨。
まるで死の行軍。
しかし、9.5合目にさしかかった時、誰かが叫んだ。
「あ!星が見える」
沸き上がる歓声!
ご来光に一縷の望みをかけた一行は、雨雲を突き抜けて頂上に立ったのでした。

写真や動画で風景は見られるけど、感情までは再現出来ない。
その場にいた人にしかわからない事もある。
あの場にいた人の心に、この伝説のライブは、どう残っているのだろうか。

公式サイトの「TV放送、DVD化、ネット配信一切なし」
「劇場限定、特別ロードショー」を信じたい。
家でぬくぬくしている人に、そう簡単に見せてはいけない気がします。

「ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD 1987」公式サイトはこちら

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