茄子 スーツケースの渡り鳥

前回紹介した、自転車ロードレースのアニメ「茄子 アンダルシアの夏 」の続編。
前作同様、『千と千尋の神隠し』の作画監督の高坂希太郎が監督。

舞台は「ジャパンカップサイクルロードレース」。
今回は、前作の主人公ぺぺに加え、
同僚のチョッチのダブル主役でお話が展開するのだけど、
主役のぺぺの声は、大泉洋さん。
そして、同僚のチョッチは、あの山寺宏一さん。

山寺さんが登場すると、アニメという枠ではなく、
映画というもっと広い世界に感じさせてくれるんだよなあ。

相変わらず大泉洋さんも上手いし、
上手い同士の丁々発止が小気味いい。

またしても54分という短い作品だから、
あっとういう間に、駆け抜ける。
その駆け抜ける風を感じるアニメ。

自転車って個人競技と思っていましたが、
チームやエースのために犠牲になる潰れ役がいたり、
初心者に、自転車競技の面白さを教えてくれているのではないでしょうか?

そういうレースの駆け引きも楽しく、
これまで自転車レースに興味がなかったのですが、
この2作に影響されて、その後、ツールドフランスのDVDをレンタルしてしまいました。

今回も、酒でも飲みながら見たい、作品です。
でも、飲んだ後は、自転車も飲酒運転ダメよ。

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茄子 アンダルシアの夏

自転車に乗るようになってから、自転車にさらに興味を持つようになりました。
でも、乗っているのはロードではなく、クロスバイク。
速く走るとか、ヒルクライムに挑戦するとか、そういうのには興味がなく、
どこに行くか、行って何を食べるか、というのがメインなので、
正直、今でもレースの事はチンプンカンプンです。

なのに、このアニメに興味を持ったのは、
『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』などのジブリ作品で作画監督を務め
宮崎駿の右腕とも呼ばれていた高坂希太郎さんが監督を務めている事が、1点。

マッドハウスの製作であるという事が、2点目。

大泉洋が主役の声優を務めているという事が、3点目。

wikiによると

スペインの自転車ロードレース、ブエルタ・ア・エスパーニャを舞台に、
主人公が解雇の危機や、かつての恋人と兄の結婚という複雑な思いを抱きながらも、
プロロードレーサーとして「仕事」に取り組むさまを描く。

という、この作品。
自転車レースの事を詳しく知らないけれど、その醍醐味は伝わってきます。

上映時間47分という短い作品なので、
恋愛事情は深く描かれていなく、引きずった残り香ぐらいのエッセンスで入れ込みながら、
自転車レースのチームプレイの事が、ダイナミックに描かれています。
マニアの人って、どんなに詳しく映画いても、描き切れてないと感じるのが常ですが、
そこまでのどっぷりマニアではない人にとっては、
短いからこそのスピード感もあり、余計なシーンがないので、それがいいのかも。

ツールドフランスとか、そういうのを見る前に、
その雰囲気を学ぶのには、いいアニメかもしれません。

それよりも驚いたのは、大泉洋さんの声優としての巧さ。
アニメに声を当てている他のタレントさんより、抜群に上手いと思いました。

最近のアニメは、話題作りの為にタレントさんブッキングする傾向にありますが、
やはり声優さんは声の役者さんで、演技力がないタレントさんの声は正直ツライ。
かと言って、若手声優さんのアニメ声演技もツライ。

元々、大泉洋さんは、舞台俳優という根っこがあるからでしょうか、
軽い演技がとても上手い。
クレジットが出なかったら、本職の声優さんと思うでしょうね、きっと。

腰を据えて、さあ見るかと構える作品じゃない。
ハンカチ用意して、涙を拭く準備をして、感動しようという作品でもない。
でも、画面の中を疾走する自転車同様、
心の中を一陣の風が吹き抜けるような作品だと思います。

天気のいい休日の午後に、ワインとか飲みながら観たら気持ちのいい作品。
作品に登場するのは「茄子 のアサディジョ漬け」だけど、
なかったらピクルスぐらいは用意して、飲み始めたい。
エンディングテーマは『自動車ショー歌』の替え歌である『自転車ショー歌』を
あの、忌野清志郎さんが歌っているのだけど、
キヨシローの声が聞こえてくる頃、ワインと疾走感のある作品で、
少しハイになっている自分がいるハズです。

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