ワールドバーガー(池袋)

花鳥風月に興味を示し出したら、「老い」とは良く言われる事だけど、これだけ咲いてたら誰だって写真を撮りたくなるんじゃないでしょうか?ちなみにGoogleカメラで検索したら、「アザレア」という西洋ツツジだそうです。

これとは違うのだけど、最近「老い」を感じるのは、新しい音楽を受け付けなくなった人を見た時です。Spotifyがユーザーのデータを分析した所、33歳を境に新しい音楽を聴かなくなる傾向が強くなるとの事。

TVの歌番組が「Z世代に刺さった昭和ソング」という特集を盛んにやるのは、もう昭和の音楽しか聴けない人達が、TVの視聴者層である中高年に多いからです。でも、昭和ソングとやると若者にそっぽを向かれてしまうので、「Z世代に刺さった」というフレーズを付けて若者向けっぽく誤魔化しています。「昭和平成令和イントロドン ルーキーVSベテラン」みたいなクイズもあるけど、出題数を見ていると圧倒的に昭和ソングの方が多く、ルーキー(若者)には不利な出題となっています。でも、しょうがないのです。TVはシニアの物だから。シニアは懐かしい音楽しか聴けないのです。

そんな昭和の目線でいうと、池袋の丸井だった所は、解体から高層ビルへの建て替えが着々と進んでいます。今でこそ、ユニクロ、GU、H&M、ZARAというファストファッションが普通になりましたが、丸井で服を買っている頃って、ブランド物を分割で買う時代で、あの頃の服は高かった。遠い目。

そんな旧丸井の裏手にあるのが、グルメバーガーの「ワールドバーガー」。と言っても、外観だけではハンバーガーショップがあるとは、わかりません。

地下に降りるところの看板に、ひっそりとハンバーガーのイラストが。

そんな隠れ家的なお店は、ワイルドではなく、ワールド。というのも、こちらのお店は、世界各国のソウルフードをイメージさせたアレンジで、国名のついたメニューを提供しています。

自分が選んだのは、「ジャパニーズバーガー」。注文すると、その国の国旗とQRコードのついたカードをテーブルに置かれます。RQコードを読み取ると、その国の絶景が楽しめるYouTubeに飛ぶという仕組み。とは言っても、地下なので、電波が弱く動画が遅い…。

ジャパニーズバーガーは、とろろポン酢に鰹節のソースが効いたもので、ととろは若干山芋の食感が残るカットもありますが、とろっとしているので、こぼれないようにバーガー袋に入れるのが必須。ほんのりワサビも効いていて、肉がワイルドなのに、和につつまれて、だいぶマイルドになっています。

■World Burger 池袋西口本店(ワールドバーガー)
■東京都豊島区西池袋3-29-4 ジェスト7ビル B1F
■営業:
11:00〜15:00
18:00〜22:00
18:00〜23:00(金土)
■定休日:不定休
場所はこのへん
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林檎と紅茶と(椎名町)

自転車で池袋に行った帰りは、立教の裏から椎名町に出て、この前を通って東長崎方面へ。という訳で、前を通るのに入ったことがなかったお店。「林檎と紅茶と」。

語感的には「伊集院光とらじおと」みたいなサブカルの香りがする店名ですが、ここにお店を持つ前は、同じ椎名町の「シーナと一平」といったシェアスペースでの間借り営業などをしていたそうです。「シーナと一平」は、とんかつ屋「一平」だった店舗を改装し、椎名町の一平という事で、「シーナ&ロケッツ」みたいな名前になっているのだけど、こちらは、椎名町の林檎という事で、あの方に寄せる案はなかったのでしょうか?

林檎は、皮が変色したり、傷がついたりすると、売れなくなってしまうのですが、そんな訳あり林檎も味は変わらないので、焼き菓子に使う事で、訳あり林檎と農家を救おうというのがコンセプトだそうです。親の実家が林檎農家だったので、子供の頃から育まれた林檎愛が、こういうお店を作り上げた訳です。

お店はシンプルな内装で、池袋のCOFFEE VALLEY にも雰囲気が似ている気が。あちらよりも、ずっとシンプルで店内が明るいですが。最近のコーヒースタンドって、椅子やテーブルがめっちゃ簡易的な所が多いのですが、美味しい物を食べたり飲んだりという時には、ちゃんとしたテーブルが欲しいと常々思います。

初めての訪問だったので、店主の方にオススメを聞いてみたら、「やはり最初はアップルティーから」という事だったので、アップルティーと、ショーケースの中でラスイチになっていた、林檎のタルトを。

タルトは林檎がふんだんに載っていますが、クッキー生地にも煮た林檎がたっぷり入っているので、まさに林檎三昧。久々に焼き菓子を食べましたが、これはハマりそうだなあ。

ちなみにメニューをみたら、「葉とらずりんご」のジュースもありました。本来、りんごは果実の周りの葉を取らない方が、日光を受けての栄養分が果実に多く運ばれるのですが、見た目重視になっている林檎業界では、果実の周りに葉がある事で、実が日焼けのムラを作ってしまうので、葉を取ってしまいます。

ただ、ジュースにするなどする場合は、果実の色は関係ないので、葉を取らず、果実の甘みの方を重視します。それが「葉とらずりんご」と呼ばれるように。最近では、味を重視して少しムラのある林檎を「葉とらずりんご」としてブランディングして、味のわかる人をターゲットにルート限定で販売したりするようになりました。

ちなみ「葉とらずりんご」のジュースは、江古田のちょっと高級なスーパー「エスカマレ」にも置いてあります。もちろん少しお高いのですが、安いスーパーに置いてある、濃縮還元の100%ジュースとは、味は違います。

今度こちらでも、葉とらずりんごジュース、飲んでみたいと思います。

■林檎と紅茶と
■東京都豊島区長崎2-2-11 エスポワール1階
■営業:10:00~18:00(なくなり次第終了)
■定休日:月火
場所はこのへん
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