3米3(練馬)

桜って春が来たーーってイメージなので、目からはぽっかぽかな春のイメージが入って来るのですが、体感は花冷えで、思っていた以上に寒くて、そのギャップでなんか感覚が狂いがち。

以前は辛い物を食べて汗をかき、体のスイッチを入れるという感じだったのですが、最近は漢方っぽい食べ物にも興味があり、今回は薬膳粥のある練馬の3米3へ。

メニューには、「史上一番ポカポカになる粥」というフレーズと共に、「薬膳麻油鶏粥」と書いて「マーヨージー」と読むお粥が。

たっぷりの生姜とごま油をベースに漢方の、クコの実、当帰、なつめなども使ったお粥。

お粥の上に載っている赤い実は杏仁豆腐などにも載っている「クコの実」で、免疫を上げる時に食べると良くて、アンチエイジングなどに使われる素材です。

当帰は漢方の世界では冷え性の改善などに使われる、血流を良くするもの。

なつめは、血行不良を改善するもので、これらが体をあためる生姜たっぷりのお粥に入っているので、「史上一番ポカポカになる粥」という事になるのです。

効能だけでなく鶏肉たっぷりでタンパク質も獲れて栄養バランスも良いです。そして一番大事な事、美味しいのです。

■3米3 練馬店
■東京都練馬区練馬1-23-2
■営業
11:00〜15:30(L.O. 15:00)
17:00〜20:00(L.O. 19:30)
■定休日:第1と第3火曜日
■場所はこのへん
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ちから亭(江古田)

土曜日のランチは江古田の「ちから亭」へ。Twitterで気になるメニューが流れて来たからです。

猪の味噌炒め。昨年の夏、千葉のローカル線小湊鐵道を取材した時、ジビエ列車に乗ってジビエ懐石弁当を堪能したのですが、それから猪や鹿肉に興味を持っていました。

猪や鹿って農作物を荒らすので駆除されているのですが、野生の肉は寄生虫などの関係で処理が難しく食用に活用されて来ませんでした。

この駆除作業に警備会社ALSOKが参入してから、ジビエの駆除から自前の加工工場という流れを作り、新たな産業を生み出して来ました。というのも、現金から電子マネーに変わりつつあり、現金輸送の警護という仕事の他に、新たな事業を生まないと、右肩下がりになってしまうからです。

そこから生まれたジビエを新たな名産にしようという事で、房総半島のレストランやキャンプ場などで売られるようになり、徐々に根付き始めています。

という一連の流れを取材した時に、ジビエの美味しさに気づき、興味を持つようになったのです。

元々、猪を家畜化した物が豚で、味は似ています。猪の方が野趣溢れる感じなのですが、猪を飼って豚と同じ餌を与えると、限りなく豚に近づいていくそうです。

また、こちらは野生の猪でしょうから、筋肉が発達していて弾力のある噛み応えが。

クセに関してはマトンと同じぐらいで、許容範囲です。もともと、ラム、マトンも好きな方なので。それよりも鮮度の悪い牛肉のステーキサイズの方が、獣臭さを感じてしまったりする方です。

鉄板で焼かれた猪の味噌炒め。江古田という身近な所で、ジビエが楽しめたのはラッキーでした。

■ちから亭
■東京都練馬区羽沢1-4-2
■営業:
11:00~14:30 (L.O.14:00)
17:30~22:00 (L.O.21:00)
■定休日:月曜
場所はこのへん
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