リトルネストカフェ(桜台)

日本のカレーが「世界の伝統料理ランキング」で1位に輝いた事は、色んなメディアで取り上げられたので、ご存じだと思いますが、世界では日本のカレーとインドのカレーは全く別物として捉えられています。

日本のカレーの代表的な形として認識されているのが「CoCo壱番屋」のスタイルで、しかも甘めのカレー。スパイシーらしさは求められていません。

インドに出店した時も話題になりましたが、インドでもカレーとは別物として捉えられ、「これはこれで好き」と人気になっています。

牛丼の松屋がカレーをスパイシー方面に振った時に、自分は違うなあと思っていて、食堂系のもったりとしたカレーを守っている「はなまるうどん」を支持していました。これって、インバウンドの外国人が求めるものと似ているのかもしれません。

日本でも辛く無いコクのあるカレーを「欧風カレー」と言いますしね。

なぜこんな事を思いだしたかというと、リトルネストに白人系の2人組がやってきて、「カラクナイ、カレー」とお願いしていたのを見たからです。白人さんに店員さんは、辛さは変えられないので、一番辛くないのはこれですと、教えていました。

自分は本日のメニューの「なすとピーマンの豚キーマカレー」を頼んだのですが、この中辛は外国人にとっては、辛いになるのでしょうか?

自分が岩手の片田舎に住んでいる頃は、キーマカレーを出すお店はまだありませんでした。スパゲッティも、ナポリタン、ミートソース、和風で、ペペロンチーノなんて食べたのは、東京に来てしばらくたってからです。今でこそ、キーマカレーは、中野のハイチとか、懐かし系に分類される事もありますけどね。

リトルネストカフェのキーマの「中辛」は、日本人にとってみれば、ほぼ辛くないカレーなんですが、あの白人さん達からすると、辛いのでしょうか?

その昔、日本のイメージは「スシ、テンプラ、ゲイシャ」と言われていましたが、今訪れる外国人に聞いた「好きな日本食は?」というインタビューをみると、返ってくる答えは「ラーメン、カレー、セブンイレブン」が多く、どれも本国で食べた事があるけれど、日本で食べる物はレベルが全く違うそうです。

白人さんのカレーを食べるリアクションも見たかったのですが、食べ終わる頃に来たのと、お店が比較的混んでいたので、長居する事も出来ず、観察出来ず。残念。

■リトルネストカフェ
■東京都練馬区桜台1-6-3 大丸ビル 1F
■営業:(コロナ禍の営業時間)
11:30~20:00
11:30〜15:00(火曜日)
■定休日:水曜日
場所はこのへん
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メル(江古田)

料理上手な人は、素材を見ると、「これとこれで、アレが出来る」というのがひらめくそうです。ところが自分の場合は、食べるのが好きですが、料理上手という訳ではないので、そういう訳にはいきません。

ただし、これだけ外食をしているので、何かを食べた時に「これは、あの店のアレに似ている」というのは、パッとひらめきます。

これが生きるのが、番組と食品メーカーとコラボした商品作り。試食の段階から参加しているのですが、「これって、もっとこういう風になりませんかね」という意見を言うときに、「あの店のアレっぽい」という感覚が降りて来るのです。

味のデーターベースを構築しているという感じでしょうか。

現在、豚肉を使ったご飯のお供作りに挑戦しているのですが、江古田のメルの本日のオススメ「豚ばら肉のマスタードトマトソース炒め」という看板に目がとまりました。

ちょい先のキッチンABCは「豚の辛子焼き」というメニューが人気ですが、辛子といっても黒胡椒で、ピリ辛。こちらは黒胡椒ではなく、マスタードという事で、どんな味なんだろうと興味をそそられました。

頂いたのがこちら。マスタードと言っても黄色い感じじゃなく、トマトーソースベースで、隠し味のマスタードが使われています。辛いというより、トマトソースの甘味を引き締めるというイメージ。ハヤシライス系のマイルドな味を締めたかんじです。

豚肉を使った商品作りで、圧倒的に「肉みそ」が多いのですが、そうじゃないパターンを探していて、この「トマト+マスタード」がインプットされました。

これはこれで美味しいのですが、肉味噌以外の方向性で、もっと何かイメージしやすいものは無いかと、豚肉メニュー探しの旅は続きます。

■Mell (メル)
■東京都練馬区旭丘1-76-11 阿部ビル 2F
■営業:11:00~21:30
■定休日:日曜
場所はこのへん
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