ジロ・デ・イタリア 第6ステージ

ジロ・デ・イタリア第6ステージは、僕が応援しているロット・ソウダルの
スプリンター、アンドレ・グライペルが見事優勝しました。

GIRO0629
photo:Kei Tsuji

ジロに入ってからもなかなか綺麗なトレインが組めずにいた
ロット・ソウダルですが、この日は機能し、
残り1.2kmでアダム・ハンセン。
残り600mでグレゴリー・ヘンダーソンがリードアウト。
見事にグライペルを発射して、完璧な勝利をもぎ取りました。

あのスピードで、よくヘンダーソンが長いこと引いたなと思ったけど、
勝利を確信したらしく、グライペルがゴールするかなり前で、
すでにバンザイポーズ!

そして、見事グライペルが真っ先にゴールラインに飛び込みました。

ところで、この日、この後ろの集団では落車が起き、
マリアローザのコンタドールが脱臼してしまうのですが、
その原因が観客のカメラでした。

ゴールの瞬間を撮ろうと、長い望遠レンズをコース内に出した所へ、
選手が激突。
ゴール前スプリントがかかっている所だったので、
そこへもの凄い勢いで集団が突っ込んでしまったのです。

この観客のカメラが原因の事故というのは、最近のレースでは増えていて、
スマホで選手込みの写真を自撮りをしようと、
後ろ向きで沿道に飛び出す観客が、何度か選手とぶつかっています。

実はコレ、レースだけの話じゃなくて、
先日、川越にサイクリングに行ったときの話。

川越は外国からの観光客が殺到していて、休日は原宿並みに大混雑。
記念写真を撮ろうとして、その集団の中から自撮り棒が、
突然道路の方に、飛び出して来ました。

お客さんは、車道ギリギリに立っているので、
長く伸ばされた自撮りは、車道の中程まで。
つまり、自分の目の前に、踏切の遮断機のように降りてきたのです。

スピードは出していなかったので、無事止まれましたが、
油断していると、ジロのような落車事故になってしまうので、
人の多い場所では、皆様もお気をつけて。

落車事故は、レースだけに限らないと思った瞬間でした。

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ツール・デ・フランドル

グライペル

ツール・デ・フランドルって、
ロンド・ファン・フラーンデレンとも言うんですね。
ニュースサイトで呼び方が違うので、ちょっと混乱しました。

いよいよ春のクラシックが開幕!
今年のツール・デ・フランドル面白かった!

ボーネン、カンチェラーラという大本命の2人が不在。
だから逆に誰にもチャンスがあるという。

そんな中で面白かったのが地元ベルギーのチーム、ロット・ソウダル。
ロット・ベリソルからチーム名変更。
自分がリドレーに乗っているから、ひいき目に見てしまうのですが、
いろんな策を繰り出して来ました。

逃げに選手を送り込んだと思えば、
追送にも選手を出して、逃げとの合流を試みてみたり。

一番レースを盛り上げてくれたのは、アンドレ・グライペル。

デゲンコルブやサガンなどのスプリンターが自分の勝ちのチャンスを探り、
終盤まで大人しくしていたのに対し、
自分のチームのルーランツを勝たせる為に、
スプリンター自らアシストに徹し、集団を牽きまくり。

弱虫ペダルの田所の肉弾列車さながら。

逃げるクリストフとテルプストラを追う際に、
追走ローテを組むスカイの選手がボトル切れ。
すると、グライペルが一緒に追ってもらう為に、自分のボトルを手渡しました。

グライペルいいヤツ!

優勝したのは、クリストフでしたが、
ツイッターでも、MVPは「グライペル」の声、多数。
いやー、グライペル、面白かったわ。

次は、パリ〜ルーベだな。

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