月輪(飯能)

狭山湖

週末は台風で全滅する予定が、少し遅れて月火直撃となったので、
土日は思いっきりサイクリング!
まず、土曜日は念願の秩父までロングライドする事に。
例によって、狭山湖を抜けるコース。

野鳥観察

双子の湖、多摩湖はファミリー層が多いですが、
お隣の狭山湖は、割とひっそりとしてるのですが、この日は堤防にすごい人が。

野鳥の観察をしている人のようで、天体望遠鏡のような望遠カメラの列。

歳を重ねると、花鳥風月に興味が向くと言いますが、
珍しい鳥の姿を求めて、自然の中の探索するのは、
子供達がバーチャルの中でやっているポケモンとかのリアル版のような。
やっている事と、レアなキャラクターを探し出す喜びは、
共通している所があるような気がします。

子供のリアル版は、昆虫なんでしょうね。
子供の頃から鳥って人は、少ないような気がするんだけどどうでしょう。

そんな事を思ってたら…。
目白の切手博物館のショップで見た女子大生の事を思い出しました。
セールワゴンで切手の山を掘りながら
「鶴カッケー」とか「鳩、超可愛いんですけど」とか盛り上がっていました。
いるところには、いるんだろうね。

標識

飯能に入ると行き先案内標識に、秩父の文字が。
ただし、あちらを行ってしまうと
長い長い正丸トンネルにぶち当たってしまうので、
今回はそれを回避する名栗ルートで。

幼稚園

のどかな山里風景の中に、いきなりど派手はお城風の建物が。
ラブホか?と思ったら、幼稚園でした。
なぜに、情欲的な場所と、情操教育を育む場所のデザインが似通ってしまうのでしょう?
そして何でラブホには城のイメージの場所が多いのか?

名栗川

自然の中でそんなエロな事を考えて自転車を走らせます。
健康的に見える自転車乗りの頭の中は、不健康そのものです。

お、河原ではバーベキューやってる。

ローディー

写真を撮っていると、自転車一直線なローディーに追い抜かれました。
その後、少し後ろについて、観察。
まずは、ペダルの回転数をシンクロさせてみる。
だいたいの人が、自分よりケイデンス高めなのですが、
この人は、メッチャ高い。

車間距離を保ったまま、同じ回転数にすると、
まだ平坦なのに、フロントをインナー入れないとおいつきません。
自分がやると空回りしてしまうぐらいで、真似出来ませんね。

月輪

さて、以前、自転車乗り御用達のターニップに行った帰りに発見して、
気になってお店。
さーっと通り過ぎると見落としてしまいそうなお店です。

月輪

お店の名前は「月輪〜gachirin〜」

テラス

裏にはテラスもあるので、汗をかいた自転車乗りにはこちらが嬉しいのでは?

店内

店内はアンティークなインテリアを配置しながらも、
シンプルにコーディネイトされていて、センスを感じられます。

店内

先ほどのテラス席は、まどの外。
荻上直子監督の、「かもめ食堂」とか「めがね」とか
そんな映画の舞台になりそうな山里のカフェ。

お客さんは、観光の人が多いのかな?と思ったけど、
この日は、地元の奥様的な人とか、スーツを着た若い営業マンのような人とか。
地元に根付いている感じで、ますます荻上直子監督の世界。

カレー

頂いたのはランチのチキントマトカレーのセット。
確か850円。
雑穀米のお米が固めで食感がいい。
トマトのカレーも爽やかな酸味で。

こういう自然豊かな風景の中にピッタリのメニュー。

コーヒー

食後に珈琲を頂きながら、窓の外をボーっと眺める。
目の前の道を、ロードバイクが何台も通り過ぎて行きます。

お、あの人達は本気だな。
自分もそろそろ行こうか。
いや、あとちょっとだけ。

■月輪 (gachirin)
■埼玉県飯能市下名栗1063-5
■営業:11:00~18:00
■定休日:火水
場所はこのへん
お店のブログ

住所や定休日を調べるために食べログを開いたら、
ロードバイク乗りが一件口コミを書いていて、
自転車込みの写真があったので見てみたら、リドレーでした。
なんか親近感を覚える。

Pocket
LINEで送る

岬(浜金谷)

市原

バイシクルセオ西千葉店での初心者向けロードバイク教室、
「スマイルカレッジ」を覗いた後は、せっかくなので内房をサイクリング。
内房っていうと、海沿いってイメージでしょうが、
しばらくは市原の工業地帯を走ります。

市原

走っても走っても、工業地帯です。
ちょっと飽きます。

かつて200kmの東京湾一周サイクリングをした事があるのですが、
その時は逆回りで横浜〜横須賀〜久里浜と進み、
久里浜から東京湾フェリーで金谷に渡り、
そして北上して市原へ。
疲労がピークに来ている所での工業地帯で、心理的にダメージもありました。
大型トラックも多いしね。

今回は西千葉で休憩みたいな感じだったので、疲労はないのですが、
景色があんまり変わらないので、やっぱ飽きるわ。

アクアライン

と走っていくと、アクアラインへと向かう高速下を通過。

富津

内房なぎさラインと名前がついていますが、富津岬を突っ切るので軽い山越えです。
工場地帯に山と、海の気配全くなし。

ピラミッド

富津の街道沿いには、ピラミッド型のパチンコ屋さん、スターライト。
どうやら閉店してしまった模様。
すでに廃墟っぽくなっています。
ピラミッドだから廃墟じゃなく遺跡か?

そう言えば、その昔ピラミッドパワーとか言って、
ピラミッドと同じ形の物に入れると、物が腐らないとか、味が変わるとか言って
人間が入ると健康になると、テント式の物まで売られた事ありましたね。
今となると、なんで、あんなオカルト物が注目されたんでしょう?

そしてピラミッドパワーは、商売繁盛には効果なかったのでしょうか?
閉店に追い込まれるなんて。

看板

東京湾フェリーの金谷港まであと16㎞。
一瞬、このままフェリー乗って、2度目の東京湾一周しちゃおうかと思いました。
いやいや、今回の目的は輪行だから。

上総湊

上総湊まで来て、やっと河口沿いに海が見えました。
ここからは、海沿いの道が続くのですが、
海は右側だから、左通行の自転車じゃあんまり堪能出来ません。

そういえば、内房線のこの次の駅が竹岡なんですが、
竹岡ラーメンの梅乃家、めっちゃ行列でした。
寄りたい気もしたけど、断念。

フェリー乗り場

という訳でやって来ましたよ、金谷港。
東京湾フェリー乗り場が見えます。
2年前の正月、あそこからフェリー降りてきたんだよな。
思い出が走馬燈のように。

金谷

写真では曇天が多いですが、時折、晴れ間も覗きます。
実は、この次の日、浦安〜千葉港へのサイクルシップが出るハズでした。
それで千葉まで来て、金谷までサイクリングするつもりだったのですが、
日曜日は台風接近で、サイクルシップ欠航のお知らせが。
次回は11月だそうです。
そこで、西千葉のスマイルカレッジに顔を出したついでに、
1日前倒しで、内房サイクリングをする事にしたのでした。

浜焼き

1時ぐらいだったので、お昼にしようと店探し。
サイクルジャージで行列の出来る店で一人浜焼きって、
浮きまくりで、最高にネタになるなと思ったのですが、
帰りの電車の時間があるので、割と悠長に構えていられません。

ザ・フィッシュ

そこで、お隣のザ・フィッシュへ。

店内

海を見渡すことが出来るレストランです。
こちらでも十分浮いています。
デートカップルの視界に入ると台無しです。
まあ、ラブラブなカップルであれば、視界にすら入らないでしょうが。

地魚漬け丼

頂いたのは地魚漬け丼、1,720円。
ちょっと奮発。
他にも色々海鮮系あったけど、マグロとかウニとかイクラとか
内房とは全く関係ない魚介類の数々。
だったら、金目とか目鯛、アジ、スズキとか、
この辺の漁港にあがる魚にしようと。
観光地にありがちなドライブイン系の海鮮丼かなと思ったけど、
金目とかスズキが肉厚で、旨かったです。
丼も深くてボリュームもあったしね。
満足です。

漁港

その後、漁港をぶらぶら。
出身が岩手県の宮古市で、港町育ちだから、こういう風景は心に染みます。
中学の校庭の片面が防波堤で、その裏面がこんな漁港でした。
懐かしいなあ。

看板

さて、金谷から保田に向かうトンネル前に、今回の目的地の看板が。

岬

岬カフェと書いてあるけど、あえて喫茶・岬と呼びたい。
僕がやっている番組で、何度も取りあげた喫茶店です。

映画グランブルーのモデルとなったジャック・マイヨールは、
房総の海を愛していて、館山に別荘を持っていた為に、
生前は、こちらのお店にもよく訪れていました。

その当時は、木造の味のあるお店だったのですが、
火事でお店が全焼してしました。
早期にお店を復活させようという常連客達の尽力もあり、
こんな形で復活しました。

明鐘岬

明鐘岬の先端にあり、晴れた日には正面に富士山が見える風光明媚な場所。

バナナアイス

この日は、気温が比較的高くて、もう半袖ジャージは無理だろうと思っていたけど
半袖で十分。
しかも走って来たから暑い。
そこで、自家製バナナアイスは350円。

岬

今はプレハブみたいな感じのお店になってしまったけど、
それでも復活出来た事が素晴らしい。
それだけ愛されたお店という事です。

実はそんなドラマが本になり、吉永小百合さん主演の映画になり、
ちょっとした観光地のように。
記念撮影する人で、いっぱいです。

■岬
■千葉県安房郡鋸南町元名1
■営業:10:00~日没まで
■定休日:原則無休
場所はこのへん

吉永小百合さん主演の映画「ふしぎな岬の物語」の予告。
いよいよ今週末、10月11日(土)全国ロードショーです。
そうなると人が押し寄せるだろうから、その前にとやってきたのです。
もうすでに、同じ考えの人達で混み始めてますけどね。

原作は森沢明夫さん。
森沢さんも番組に出演して頂いた事があります。
実は紀行文が好きで、旅先での出来事を生き生きと書いているのですが、
その秘訣を聞いたら、「メモだよ」と教えてくれた事があります。

それから僕もメモの仕方をいろいろ研究したりしているのだけど、
どうも忘れっぽくて、その場の感動を瞬間冷凍する事は出来ていません。

森沢さんみたいな文が書ける日は来るのかな?
まだまだ勉強不足だな。

Pocket
LINEで送る