ロイヤルホスト(新江古田)

パフェマニアの間で入門編、基礎中の基礎、ロイヤルホストの幻のパフェが発売になったので、さっそく行って来ました。

2012年に登場した伝説のパフェで、ファミレスがパティスリーを越える一品を作って来たと話題になったのですが、2015年に通年販売は終了し、その後は、季節限定で復活する幻の一品に。

ワインでいうボジョレーヌーボの解禁のように、パフェマニアは、このメニューがスタートする1月13日を楽しみにしていた訳です。

お水と共に運ばれて来たマスクケースが、今回のお目当て「苺のブリュレパフェ」のプリントでした。

例年、1月〜3月にかけて登場するメニューなんですが、パフェにハマったのが去年の後半なので、恥ずかしながらこのロイヤルホストのパフェを食べた事がありませんんでした。なので、待っている間もワクワクです。

やってまいりました「苺のブリュレパフェ」!まず見た目が美しい!

パフェというと上がとんがっているイメージかもしれませんが、グラスの「すりきり」のように平らでキャラメリゼしてあるのが、ロイヤルホストスタイル!栗のパフェも、りんごのパフェもこのスタイルでした。

今、大学共通入学テストが行われていますが、パフェは国語のテストみたいな食べ物です。上から順番に食べていく訳ですが「作者がこの順番に重ねた意味を答えなさい」的な、問題が隠されているのです。もちろん何も考えずに「旨い!旨い!」と食べてもいいのですが、パフェ好きは、脱出ゲームに挑戦するような気持ちで、謎解きにハマって行きます。

まず、最初はキャラメリゼのほろ苦さとイチゴの酸味からスタート。

カスタードの下には塩キャラメルアイス、写真を撮っているうちに溶けたのでしょうか?この日は1月なのに最高気温19度。カスタードと塩アイスお境界線もないぐらい、ブリュレを割ったとたんに溶けていました。

その中に、バナナとサクサクのビスケットが隠されていました!え?ビスケット?事前にプレスリリースチェックしたのではピーカンナッツのハズでは?ん?残っていた物を慎重に食べてみたのですが、やっぱりビスケットだなあ。

そこで、インスタで「苺のブリュレパフェ」で検索して、この写真をあげている人をチェック。キャラメリゼとか、ピーカンナッツの記述はあるものの、ビスケットの記述の人が見当たりません。

いとしいパフェのこと、すべて

そこでKindleで読んでいた、2017年のHanakoの「いとしいパフェのこと、すべて」にロイヤルホストのパフェの歴史とインタビューがあったのを思い出し、スマホでチェックしてみると、2012年に登場した時はビスケットが入ってると書かれています。みんなが触れてないだけでビスケットで正解なのでしょうか。

謎に包まれながら、ショートケーキをイメージさせるイチゴと生クリームのゾーンの次は、さっぱりとしたイチゴのソルベへ。

最後はバニラアイスと書いている人が多いですが、榎本牧場であればバニラよりミルクに分類されるであろうミルクアイスと混ぜながら、再びイチゴのコンポートでフィニッシュ!

クッキーの謎が腑に落ちなくて、家に帰ってから調べてみたのですが、ネットメディアの取材した食レポによると、「グラハムクッキーとピーカンナッツが入っている」との事。クッキーは当たっていたけど、そっちに気を取られすぎてピーカンナッツ見逃しているじゃん!

これはもう一度、答え合わせしに行かなくちゃだなあ。

パフェ大学共通入学テスト、70点ぐらい。まだまだですなあ。

■ロイヤルホスト 江古田店
■東京都中野区江原町3-33-10
■営業:9:00-24:00(緊急事態宣言下で、8:00〜20:00)
■定休日:無休
場所はこのへん
お店のサイト

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ロイヤルホスト(新江古田)

最近ハマっているのがロイヤルホストです。パティスリー並のクオリティの高いパフェもきっかけの一つだったのですが、それを後押ししたのが、フードライター平野紗季子さんのポッドキャスト「味な副音声」。

Spotifyなどでも聞けるのですが「この世にロイヤルホストがある限り」という回では、ゲストに人気のインド料理店「エリックサウス」などを経営し、しかもフードライターでもある稲田俊輔さんをゲストにお迎えして、ロイヤルホスト愛をマニアックに語っているのです。

この記事の最後にポッドキャストのURLを貼るので、まずは写真と文章で全体像を。

平野さんも稲田さんも文章が面白いので、よく読んでいます。一般的に活字媒体出身の方って、回りくどい言い回しを使いがちで、文章は面白いのですが、喋るとだらだらしてしまいがち。なかなか結論にたどり着かず「アレ?」と思う事が多いのですが、このポッドキャスト、聞いてみるとこの2人は喋りも面白いしテンポもいいのです!

しかもポッドキャストなので、マニアック上等で、専門的知識がポンポン登場するのが、逆に聞き応えがあります。TVやラジオだと一般の人が置いていかれないようにという配慮もするので、どうしてもトーク内容が薄味になりがちなのです。そのマニアックさと一般受けのバランスを上手に取った成功例が、「マツコの知らない世界」でしょうね。

平野さんのポッドキャスト「味な副音声」は、マニアックだけど、食べ歩き好きの自分がからすると、本当にちょうどいいコンテンツ。そのメニューを知らなくても、喋りの熱量でおいしさが伝わります。自分もこの手の番組をやりたいのですが、マニアック過ぎるとお叱りを受けるので、真夜中の番組でこっそりやるようにしています。

お二人のプロフィールをおさらいしておくと…。

「生まれた時からアルデンテ」平野紗季子

平野紗季子さんは、平成3年生まれで物心ついた時には日本でもパスタはアルデンテが浸透している時代を生きている人。なので、パスタに関しては、腰のないナポリタンをありがたがる昭和バイアスが許せない的な、独自の視点で注目された方です。

「人気飲食チェーンの本当のスゴさがわかる本」稲田俊輔

一方、稲田俊輔さんは、人気のカレー店「エリックサウス」を経営しながらも、サイゼリヤの生ハムやワインなどを評価し、コスパ良く飲む方法を紹介して話題になった方です。

コスパというと安くて大盛な物派と、質のいい物をお安く派に分かれますが、稲田さんが提唱するのは「こんな質のいい生ハムがこのお値段で!?」という後者です。

ポッドキャスト「この世にロイヤルホストがある限り」という回では、お互いにお勧めのメニューを一品ずつ紹介し相手の方に実食してもらうのですが、平野さんがお勧めしたのが、「国産豚ときのこのポルチーニクリームソース」。

仕事で頭が沸騰している時とか、心が折れかかっている時に、つい頼んじゃうのがこのメニューだそうです。

彼女の中では「お洒落な油そば的存在」との事で、生パスタの中太麺に、こってりしたブラウンクリームソースが絡まって美味しい。しかもトッピングの舞茸が揚げてあり、水分を飛ばす事で茸の旨味が凝縮されていると絶賛。

というトークを聞いているうちに食べたくて仕方がなくなり、すぐに新江古田のロイヤルホストへ!近くにロイヤルホストのあるありがたさよ!敬意を表して、ロイホとは略しません。

食べたらマジ旨い。脳内にサンプリングしてあった平野さんの言葉が、一口食べるごとにポンポンと再生されていきます。「水分を飛ばす事で茸の旨味が凝縮」。確かに!なんか、「ウンウン」うなずきながら、あっという間に完食。

江古田には美味しいイタリアンが沢山ありますが、ロイヤルホストも侮れないです。これはまた食べたい!

「国産豚ときのこのポルチーニクリームソース」から話を聞きたいというせっかちな方は、右のカウントを-18:15 に持って来てください。そこからパスタの話がスタートします!

■ロイヤルホスト 江古田店
■東京都中野区江原町3-33-10
■営業:9:00-24:00(緊急事態宣言下で、8:00〜20:00)
■定休日:無休
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