キャッツ・クレイドル(早稲田)

ドラード早稲田

神楽坂の帰り、早稲田に寄ってみました。
早稲田はその昔、住んでいた街。
現在の江古田に住んでいると日芸出身と思い込まれているフシがあるのですが、
日芸とは全く関係なく、早稲田に住んでいたのも早稲田大学とは関係ありません。
そういえば、さらに昔は池袋の立教の裏手に住んでいたりして、
学生街を点々としているのは、そういう雰囲気に惹かれる所があるのだと思います。

さて、久々に見ましたよドラード和世陀。
和世陀と書いて、早稲田と読ませる、
本気と書いてマジと読むようなヤツです。

車のマンガで「頭文字D」と書いて「イニシャルD」と読ませるヤツもありますが、
僕はずっと「かしらもじD」だと思っていました。
アホな友人は「あたまもじD」と読んでたけど。

ドラード和世陀は、昭和のラブホではなく、れっきとしたマンション。
日本のガウディーと呼ばれる「梵寿綱(ボンジュコウ)」の建築作品です。

かつて同じく梵寿綱が手がけた、
代田橋の「ラポルタ和泉」や「マインド和亜」を見に行ったことがあるけど、
やはり有名なのは、ドラード和世陀でしょう。

入り口

うろ覚えなのですが、確か、入り口から中へ入っていくのを
女性の胎内めぐりのような感じで演出していて、
この入り口から中心部までを産道を表していると、言ってた気がします。

手

その入り口から入り、中央のエントランスのような所にあるのが、
この巨大な手のオブジェ。

勝手な推測なんですが、
天井のステンドグラスは、蓮が描かれているので「極楽」?
他にも弁天様を意識させる琵琶の絵があったりもしたので、
母性、菩薩と共に、女性の中が極楽であるというエロティシズムも
秘めているのではないかと思ったりして。
考えすぎでしょうか?

女体

梵寿綱の作品には、女体を意識させる物が多いです。
ビーナスのような白い石膏彫刻のような雰囲気の物を入れ込む事が多いのですが、
こちらは、割とストレートに官能的なオブジェを配置。

同じく梵寿綱で、確か池袋かどっかに、
ビーナスのように見せながら、
見ようによっては女性器を想像させるエントランスのマンションがあったハズ。
今度はソレをさがしてみようかな。

ドラード早稲田

さてさて、今回のカフェは、そのドラード和世陀を、
こんな感じで望む場所にあります。

キャッツクレイドル

キャッツクレイドル。
いろんなカフェ本にBOOK CAFE
もしくはトラベルカフェとして紹介される事の多いお店です。

店内

店内の片方の壁一面が本棚。
これらのほとんどが旅の本。
本棚は地域別、国別に分かれているので、
興味のある国の本を一気に良く事が出来ます。

友達と旅行のプランとかを立てる時にいいですよね。

cafe magという雑誌の20011年11月号の表紙は、
壁面が本棚になっているお店でしたが、ココですね。

カプチーノ

カプチーノは500円。

早稲田大学のすぐ近くなので、大学生が多いかと思いきや、
この日は、少し年齢が上の大学院などが多いようでした。

もれ聞こえる会話は、勉強の事や将来の事だったりするのですが、
随分、人生設計がしっかりしてるなあと。
計画に無駄がない。
人生の無駄がメインの自分からすると、尊敬せずにはいられない。

こういう人は、旅もスケジュール通り、きっちりと日程をこなすのかな。
路地裏とか勝手に歩いていったりしたら、怒られるんだろうなあ。

■CAT’S CRADLE (キャッツ・クレイドル)
■東京都新宿区早稲田鶴巻町538
■営業:
11:30~22:00(平日)
11:30~18:00(日)
■定休日:火曜・祝祭日
場所はこのへん
お店のサイト

のぞき坂

早稲田からの帰り道。
新目白通りで真っ直ぐかえれば早いのですが、
神田川を渡り、都内一の激坂とよばれる「のぞき坂」を通って行く事に。

ほら、寄り道だよ。
また、無駄なこととしてる。
しかも2回目。

前回も、わざわざ挑戦した、この「のぞき坂」
今回こそ1度で登り切ろうと挑戦したのですが…。

傾斜

やはり1度目は失敗。
勢いをつけすぎて、変速が間に合わず、坂の途中で失速。
逆に、もう少しゆっくり登った方が良かったみたい。

坂の上

2度目にして登坂成功!
なにげに都内の自転車ヒルクライマーに人気の坂です。

写真ではなかなかその激坂ぶりが伝わらないですが、
目の前に行くと、ホント壁ですよ。

人生の回り道OK派の方、ぜひ、寄り道してみてください。

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キイトス茶房(神楽坂)

神楽坂

神楽坂と一口に言っても、近くに3つの駅があります。
JRでいうと飯田橋駅。
そこから坂を上ると頂上は、神楽坂上の交差点。
まっすぐ突っ切って早稲田通りを進めば、東西線の神楽坂駅。
大久保通りを左に折れれば、大江戸線の牛込神楽坂駅。

普通はどこの駅が近いかなんて話しをするのでしょうが、
自転車の場合、神楽坂で重要なのは、どこの傾斜が少ないのか。

神楽坂という名前だから、当然坂の街で、
道筋を一本間違えば、坂の角度も違って来ます。
こういう事もあるので、自転車だと地名に敏感になって来るのです。

市ヶ谷を囲む地名は、飯田橋、市ヶ谷、江戸川橋、早稲田、
川や谷、湿地にまつわる地名で、高度は高くない事が想像出来ます。
そこに囲まれた地名が神楽坂だから、ここが山のてっぺんだという事もわかります。

そんな中でどういう進路を取り、どこに陣を張るのか、
戦国武将のような気分になったり、
高低差マニアの「ブラタモリ」みたいな感じになってくる訳ですよ。

にしても、最近、妄想の度合いがどんどん濃くなってますね。
大丈夫でしょうか?

キイトス茶房

今回、訪れのは神楽坂上から大久保通りを進んだ、牛込北町交差点近くにある
「キイトス茶房」。
ビルの2階にあります。

看板

看板の女性が全てを表しているのですが、ここはBOOK CAFEです。
今放送中の月9ドラマ「私が恋愛できない理由」のタイトルバックで
ブックカフェが出てきますが、あちらは新宿3丁目のブルックリン・パーラー
それを見ていたら、新たなBOOK CAFEめぐりに出てみたくなったのです。

神楽坂カレー

頂いたのは神楽坂カレー。
サラダと温泉玉子、ドリンクがセットになって900円。

温泉玉子

キーマのトップに穴を掘って、温泉玉子をこうしてみた。
どうだ!旨そうじゃないですか。

キーマはほどよいスパイシーさなのですが、
そこに温泉玉子を絡めることによって、マイルドになります。
かき混ぜると旨いんだけど、絵的に旨そうに撮れない。
かき混ぜ物って撮るの難しいね。

アイスティー

さて、こちらのお店、一方には大きな本棚があって、
ご主人がセレクトした本がズラリと並んでいます。
その並びを見ていると、お客さんの層は30代以上かなあ。
大人が読んで面白い本が多いです。

そして、周りを見渡すと大人な女性が多い。
大人というのは年齢の事を言っているのではなく、
こういう場での過ごし方を知っている人という意味です。

皆といる時は、皆との時間、
2人でいる時は、2人の時間、
1人でいる時は、1人の時間、
それぞれの楽しみ方を知っているのが大人のような気がします。

今、全ての時間、メールなどで他人に依存しないと過ごせない人が増えすぎてる。
そいうのを見過ぎてるせいか、自分の時間をすごせる女性っていいと思う。

たまたま手に取った嵐山光三郎さんの本に、
マスターがつけたと思われる付箋が貼られていました。
その箇所には「おかゆ」をどう旨く食べるかという事が書かれていました。

ふと隣を見ると、大人な女性がおかゆセットを食べています。
なんか旨そうに見えるなあ。
今度はアレを食べてみたい。

■キイトス茶房
■東京都新宿区箪笥町25野吾ビル2F
■営業:11:00~21:00
■定休日:月・第3土曜
場所はこのへん
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