カリーナ(上井草)

千川通り

自転車で西へ向かうなら千川通りがいい。
練馬駅前の区間だけ道幅が狭いけれど、
新目白通りを抜けて行くと、道幅が広く、車が少ないので走りやすいのです。

ランドナー

そんな中、日本一周並みの大荷物を車載してサイクリングしている人、発見!
どこから来て、どこへ行こうとしてるのだろう?

上井草

千川通りを使って今回やってきたのは上井草です。
上井草といえば、ガンダム像でおなじみですね。
サンライズが上井草にあるから、
お台場に等身大ガンダムが出来るずーっとずーっと前から、
駅前にはガンダム像が鎮座してきたのです。

ところで、せっかく上井草まで来たのに、おめあてのカフェは臨時休業。
うーんと、どうしよう?

カリーナ

そんな時に思い出したのが、カリーナ。
友人がここのサンドイッチが旨いと言ってたのです!

こちらは、サンドイッチの専門店。
江古田民にだけわかるように言うと、
おにぎりやぐらのサンドイッチ版みたいなお店です。

店頭には22種類のサンドイッチが並んでいます。

店内

もちろんテイクアウトも出来るのだけど、
店内で食べる事も出来ます。
カウンター席だけで、6席ぐらいだったはず。

前の前では、黙々とサンドイッチを作る様が見えるのですが、
オープンキッチンというより、パン工房の脇に陣取ったという感じです。

三色サンド

頂いたのは、3色、280円。
カフェオレ、260円。
コーヒーは目の前のサイフォンで淹れてくれます。

一口食べて驚きました!
うまーーーい!

こんなにこんなにシンプルな見た目なのに、とにかく旨いのです。
真ん中のハムサンド。
鼻に抜けるマスタードの香りが絶妙。
どれもこれも変わった素材を使っていない普通のサンドイッチなのに、
なぜか、ひと味も、ふた味も違う。

パンでも、目の前での作り立てって、こんなに旨いんですね。

食べながら、マンがの「美味しんぼ」にあったエピソードを思い出しましたよ。

第5巻の8話にあった「もってなしの心」という回。

山岡史郎と海原雄山で、御飯と味噌汁対決をするのだけど、
山岡が最高級の素材選びに神経を使って作ったのに対し、
海原雄山側は、米粒やシジミなど使う素材を手でより分けて大きさを揃え、
丁寧に下準備をしていたという物。
つぶが同じであれば炊きあがりにムラも出ず、雑味も出ないという物でした。

そういえば、コーヒーでもこういう事をするね。
焙煎する前に、豆を広げて、不良豆や大きさにムラのある物をはじく
ハンドピックという手法。
こうする事で、雑味をなくすというもの。

ここのサンドイッチを食べて思ったのは、
普通に、マジメに、丁寧に作っただけで、こんなに美味しくなるんだなという事。

テイクアウトのお客さんは、皆、オムレツサンドを頼んでいたけど、
きっと、それも旨いんだろうな!
絶対、また来る!

そして朝の5時50分からの営業だから、
奥多摩方面へ遠征する時なんか、ここで補給してから行くといいんじゃないかな。
マジでオススメです。

■カリーナ
■東京都杉並区井草5丁目19-6
■営業:5:50〜14:00
■定休日:月曜日、第三火曜日
場所はこのへん
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名曲喫茶・ヴィオロン(阿佐ヶ谷)

ヴィオロン

久々の名曲喫茶。
阿佐ヶ谷の北口を線路沿いに荻窪方面に向かい、
スターロード商店街の奥地、商店街というよりは住宅地の中にあるのが、
知る人ぞ知る名曲喫茶のヴィオロンです。

以前行った、ハコハコベジカフェのちょうど向かい。

店内は、アンティークなオーディオ達に囲まれ、
その他、古びた柱時計や調度品などもあり、お店自体がクラシック。
そこに繊細かつ荘厳な音が流れ、皆が聞き入っているので、
時が止まったというか、DVDでポーズボタンを押して風景が止まった中に、
クラシック音楽だけが流れているというな状態。
しかも満席。
とてもじゃないけれど、デジイチで写真を撮れるような状態ではありません。
なので、今回は店内の写真は無しです。

店内は、お店の中央が半分掘り下げられてようになっていて、フロアが一段低く、
そのまわりを取り囲むように、一段高い、バルコニーのような席があります。
といっても、高低差は50cmぐらいかな?階段3段分ぐらい。

この日は、音大生?と思われる女性が働いていて、
レコードの掛け替えも、彼女がしていました。
彼女の選曲なんでしょうか?

客席には、これまた音大生らしき女の子がいて、
店員さんに声をかけて、今までかかっていたレコードを見せて貰っていました。
そして、ジャケットをながめながら、何やらメモを。

スピーカーやオーディオが傷むのを防ぐため、店内は禁煙です。

こんな風だから、店内は音楽を聴く場所で、会話を楽しむ場所ではなく、
おしゃべりだの、ガールズトークをしたいなら、他のお店を選んだ方がいいでしょう。

コーヒー

コーヒーは350円。

コーヒーを飲み終わった後で、
シャッター音のしないコンパクトデジカメを持っていた事に気づき、
カップの写真だけ撮らせてもらいました。
今度、開店前とかに来て、店内の写真も撮らせて頂きたいなあ。

それにしても、このお店の音はいい。
今、ほとんどの人がデジタル処理された音を聞いていると思うのだけど、
ここで、かかっているレコードの音を聞くと、ええええ?って衝撃が。
クラシック素人の僕でもわかる、生の音なのです。

放送局で働いているので、それこそ毎日プロユースの機材の音は聞いているけど、
ここで聞くアナログの音の方が、本物の音に近いという感覚が。

僕のまわりにも、クラシックの音楽家は何人もいて、
自分たちの生の音も死ぬほど聞いているだろうし、CDの音も聞いているけど、
実はレコードって聞いた事がない人が多いハズです。
だって、機材ないもの。

だから、そのクラシックに慣れた耳で、
レコードをの音を聞いたらどう感じるのか、ここの音を聞かせてみたい。
誰か、行かないですか?ママチャリでも行けますよ。

後で、いろいろネットで得た情報だと

●中野にあった名曲喫茶、クラシックの常連さんが作ったお店
●この店は、ウィーンのムジーク・フェラインザールというホールを
 模して作られているらしい
●この店の自慢は世界最大級の蓄音機
●蓄音機の壁の下が1m以上掘りこまれているのは、オーケストラピットの再現。

まだまだ、見逃している物がいっぱいあります。
という訳で再訪決定です。

■名曲喫茶 ヴィオロン
■東京都杉並区阿佐谷北2-9-5
■営業:12:00~23:00
(通常営業は18時までで、18時以降はコンサート)
■定休日:火曜
場所はこのへん
お店のサイト

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