西千葉〜江古田

セオサイクル

10月9日に行われるツールド千葉の第2ステージに出場する事になりました。
第2ステージは、全長136キロのコース。

そのチームをサポートしてくれているセオサイクル西千葉店で、
ロードバイクを貸すから、練習してくれと言われ、取りに行く事にしました。
つまり西千葉から練馬区の江古田まで、乗って帰る事になった訳です。

CR-1

借りたのは、セオサイクルオリジナルのカーボンフレーム、
SEMAS CR-1というロードバイク。

ペダルと靴を固定するビンディングの練習の為に、
乗り慣れておいてくれという事で、お借りしました。

それにしても、カーボンは軽いですねえ。

海浜幕張

千葉街道から湾岸道路に入り、東京方面へ。
いつもは電車で来る海浜幕張に自転車で来るというのも不思議。

イケア

南船橋でIKEAを通過!
距離的にはまだまだ楽勝なんですが、残暑が厳しくこの時間はまだまだ暑い。
コンビニで給水を取りながら、ゆっくりと行く事にしました。

市川市

そんでもって、市川市に突入!
意外と楽勝ムードかと思いきや…。

富士山

荒川や隅田川と違って、江戸川って橋があまりない。
高速の車専用のを除くと、かなり離れて設置されているので、
どこでどうやって渡るか思案。

しかも、行徳橋を渡ろうとして、間違って新行徳橋を渡ってしまいました。
日もすっかり暮れてきて、遠くに美しい富士山が見えるのに気は焦るばかり。

ライト

お借りしたロードバイクにはライトが付いていないのですが、
節電の影響もあり、町が暗くて無灯火では本当に危険。
そこで、持って行ったライトをコンビニで買ったビニールテープで固定。
意外といいぞ!これなら安心だ。

足下を照らすというより、対向車や自転車などに存在を知らせる為に重要なのです。
案の定、無灯火で路地から飛び出してくるママチャリとかも多く、
こっちのライトに気づいて止まりましたが、
つけてなかったらぶつかったのでは?という場面もあり、
ライトの重要性を再確認しました。

荒川

小松川大橋を使って、荒川を渡ります。
首都高の明かりとかがキレイなんだけど、
橋の上は揺れるし暗いしで、どうしても手ぶれに。

自転車道

そして亀戸に差し掛かると、悪名高き自転車専用道路が。
自転車道を歩道からも車道からも隔離したんだから、いいじゃないか。
…と思う人もいるかもしれないけれど、
それでは根本的な解決にならない事をわかって欲しいのです。

「歩道」「車道」「自転車道」の分離。
まあ、これはいいとしましょう。

まず問題なのは、相互通行であるという事です。
この亀戸の自転車道は、本当の一部区間。
何百メートルか進めば、自転車道はなくなってしまうのです。
左側を進行している人は、また車道に出れば、法律上問題ないのですが、
こちらに向かって右側を来る人は、いきなり自転車道を打ち切られ、
車道の右側を逆走する事になるのです。

せめて一方通行にすべきだと思います。
自転車はKEEP LEFTという啓蒙をしている一方で、
右側を逆走させるという、ミスリードを起こしやすい作りになっているのです。

ママチャリは歩行者と同じという意識の人が多いですが、
ママチャリは軽車両で、原付バイクと同じ交通ルールです。
それを誤解させるような独自な交通ルールはやめるべきだと思います。

隅田川

隅田川を渡れば、後は、勝手知ったる道。

後楽園

神保町から後楽園に抜けて、椿山荘方面から目白へ。

江古田

江古田までは約50キロ。
ゆっくりゆっくり安全運転で走ったので、西千葉から江古田までは、4時間弱。
ツールド千葉は136キロだから、これで西千葉まで戻って、
さらに36キロ走らなきゃならないのか。

うむむむ。
自信ないぞー。

よくよく考えたら、江戸時代の人って千葉街道とか成田街道を歩いてた訳でしょ。
文明は今の方がスゴイけど、人間的には江戸時代の人の方が凄い気がしてきた。

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富士登山

富士登山

昨年に引き続き、今年も富士登山に行ってきました。
登るたびに多くの「なぜ富士山に登るのか?」という質問を投げかけられるのですが、
僕の答えはいつも同じ、それは「楽しいから」。

なんでこんな事を書くかというと、
質問者の多くが「辛かった〜二度と登りたくない」という答えを期待しているようで、
「辛かった〜」という答えが出るまで、執拗に誘導尋問をしてくるから。
正直、メンドクセー。

「なぜ山に登るのか?」「そこに山があるからさ」という名言があるけれど、
きっと同じような気持ちから生まれたんじゃないかと思うのです。

僕が勝手に思ってるだけだけど。

雲海

初めて登った人がまず感激するのが、雲海です。
こんなに間近で見られる雲の姿。そして迫力。

雲の中というのは、小雨状態で、その中を突き抜けて来る訳ですから、
さっきまでは憎っくき雨の生みの親だったのに、
それを通り過ぎてしまうと、その苦労を忘れて
「わー!きれい」という感嘆の言葉しか出てきません。

そのぐらいの大迫力。

7合目

とはいえ、ずーっとそんな美しい風景を見ながらという訳ではありません。
登っている最中に見ているのは、ほぼずーっと足もと。
足もとを見ながらコツコツ登ったご褒美に、
休憩の時に素晴らしい風景が待っているという感じ。

アメとムチというか、ツンデレというか。

山小屋

たぶん、観光地の風光明媚な展望台に行っても、
5分間同じ場所に座って、同じ風景を見続けたら
さすがに退屈になるという人も多いんじゃないかと思います。

登山の場合は、「疲れて動きたくない」という欲求と
「ずーっとみてたいぐらいキレイ」という風景がシンクロして、
皆が風景に見入るのだと思います。

普通に飲むビールと、風呂上がりで水分を欲している時に飲むビール、
同じ物なのに旨さが違うのと、同じ感じ。
まあ、たとえが随分、安っぽいですけど。

夕暮れ

朝焼?って聞かれるけど、夕焼けの写真。
昼過ぎから登って、その日泊まる8合目の山小屋に着くのは、ちょうど夕方。
早めの御飯を食べ終わったぐらいで表に出てみると、こんな夕焼けが。

星空

そこから早めの仮眠をするのですが、この日は眠れなかったので、
23時ぐらいに起き出して、星空を撮ってみました。

肉眼で星空は見えるのですが、デジカメだと真っ暗で写らないので、
ブレないようにベンチにカメラを置いて、シャッタースピードを遅くしてみました。
モニターも覗かずにだいたいの勘で撮った星空。
だから人に言われるまで気がつかなかったのですが、
ちょうど写っていたのは北斗七星。

奇跡の一枚。

そういえば、ちょうどこの後、富士山で震度5弱の地震に見舞われるのでした。
怖かった〜。

剣が峰

そして翌日、山頂についた後は、火口を一周するお鉢めぐりで、
日本最高峰の現場、剣ヶ峰から御来光待ち。

もうすぐ…というあたりで、何度も山頂が霧に覆われ、
もしかして、見られないんじゃないかとヒヤヒヤ。
どんだけドSなんだよ!富士山プレイ。

御来光

さんざんジラされた後、
ちょうど御来光の時間に、舞台の幕が開くかのように、霧が晴れ渡りました。

泣いて、笑って、夢を見て。
ちくしょう、憎い演出するぎぜ!富士山劇場!

またくるぜ!とか言いたくなるじゃないか。

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