今話題のハイレゾ音源を聴く為に、池袋のビックカメラに行ってきました。
HMVのアナログレコードショップを取材たりしていて、
レコードをいい機材で聞くとやっぱり音がいいなと思う訳ですよ。
でも、昔のオーディオのように大きい筐体の鳴るスピーカーが
どの家にもあったような時代でもないし、
今は、そういう環境にも恵まれていません。
いつのまにかbit落としたCD音源に慣れて、
それをリッピングする時に圧縮したり
youtubeなどの圧縮音源に慣れたりして、
音の良さって感覚が鈍ってました。
だから久々に聞いたレコード音が新鮮だったのだけど
正直、今からレコードに戻るかっていうと、
それは無いと思うのですよ。
機材も場所も取るレコードに「全員」が回帰する事はないでしょう。
ただし、地デジやBlu-rayになれたら、DVDに戻れないように、
いい音で聞いたら、いい音の環境を構築したくもなります。
で、今ブームになりつつあるハイレゾをビックカメラに聞きにいきました。
データだけど、CDの数倍音がいいというハイレゾ。
最初売り場で構成されいていたのは、この組み合わせ。
最初に試聴した時は、
「え?思ったほどじゃない」という正直ガッカリ感。
レコードを聴いたとき程の、音の良さを感じなかったのです。
でも何曲か試聴しているうちにわかってきました。
打ち込み中心の音だと差が出にくい。
バンド演奏の方が、ドラムとかアコギの音の差が出やすいのです。
試聴用に入れられていた、イーグルスのホテルカリフォルニアが、
非常にわかりやすかったです。
ところが!同じ曲を
最上位機種のZXに
ヘッドホンアンプかませていセットがあって、
それの音がズバ抜けて良かった。
ハイレゾって聞いて期待して以上に、普通のCDと音が違う。
そこで店員さんに、やっぱりハイレゾはヘッドホンアンプかまさないと、
期待しているぐらいの違いって出ないんですかね?
同じ、ホテルカリフォルニアでも、
あそことコレでは格段に音が違うんですけど…という質問をしてみました。
すると!その構成をみて
あ…確かにそれも一因ではありますが…。と口を濁らせながら、
「ヘッドフォンの違いですね。格が違いすぎますから。」
ヘッドフォンだったのか!
すげー、マジでいい音。
イーグルスのホテルカリフォルニアなのに、
ギターじゃなく、ドンヘンリーのドラムに感動しました。
タムの音がステレオで録音されているので、
オカズが右から左に流れていって、
ドラムの構成がわかるぐらい。
しかも、ハイハットとスネアの息づかいも聞こえる。
やっぱ、バンド音じゃないと感動しないんだなあ。
ハイレゾってよく聞くけど、なんだかわかんない。
…って人は、生演奏系の試聴曲をチョイスしながら、
ヘッドフォンアンプ&最高級のヘッドフォンで聞いてみると、
「ああ、こういう事か」
というぐらいの違いがわかると思います。
それ考えると、一発で違いがわかるアナログレコードってすごいな。