ジロ・デ・イタリア第6ステージは、僕が応援しているロット・ソウダルの
スプリンター、アンドレ・グライペルが見事優勝しました。
ジロに入ってからもなかなか綺麗なトレインが組めずにいた
ロット・ソウダルですが、この日は機能し、
残り1.2kmでアダム・ハンセン。
残り600mでグレゴリー・ヘンダーソンがリードアウト。
見事にグライペルを発射して、完璧な勝利をもぎ取りました。
あのスピードで、よくヘンダーソンが長いこと引いたなと思ったけど、
勝利を確信したらしく、グライペルがゴールするかなり前で、
すでにバンザイポーズ!
そして、見事グライペルが真っ先にゴールラインに飛び込みました。
ところで、この日、この後ろの集団では落車が起き、
マリアローザのコンタドールが脱臼してしまうのですが、
その原因が観客のカメラでした。
ゴールの瞬間を撮ろうと、長い望遠レンズをコース内に出した所へ、
選手が激突。
ゴール前スプリントがかかっている所だったので、
そこへもの凄い勢いで集団が突っ込んでしまったのです。
この観客のカメラが原因の事故というのは、最近のレースでは増えていて、
スマホで選手込みの写真を自撮りをしようと、
後ろ向きで沿道に飛び出す観客が、何度か選手とぶつかっています。
実はコレ、レースだけの話じゃなくて、
先日、川越にサイクリングに行ったときの話。
川越は外国からの観光客が殺到していて、休日は原宿並みに大混雑。
記念写真を撮ろうとして、その集団の中から自撮り棒が、
突然道路の方に、飛び出して来ました。
お客さんは、車道ギリギリに立っているので、
長く伸ばされた自撮りは、車道の中程まで。
つまり、自分の目の前に、踏切の遮断機のように降りてきたのです。
スピードは出していなかったので、無事止まれましたが、
油断していると、ジロのような落車事故になってしまうので、
人の多い場所では、皆様もお気をつけて。
落車事故は、レースだけに限らないと思った瞬間でした。