所用があって浅草へ。コロナ前に比べればそれは人通りは少ないけれど、蔓延防止の割には人は多かったです。この写真は人が写らないようなタイミングで撮ったのですが、これよりははるかに賑わっていました。
不思議だったのは、外国人観光客の入国を停止しているのに、外国人が多かった事。特に、着物を着ている女性の半数ぐらいがアジア人。中国語やタイ語などが飛び交っていました。なんか夏っぽい、浴衣みたいな色合いの着物をチョイスしている人は外国人率が高かったです。色味が綺麗で選んだのでしょうか。
日本の若い女子は逆に、ベージュとかシンプルに抑えた感じの人が多く、その辺の違いも面白いなあと。
浅草からだと、どこからもスカイツリーが見えて、こういう歴史ある建物と未来的な建物の融合が、外国人にとっても萌ポイントなんだろうなあと思いました。映画に出てくるサイバー都市って、香港の九龍と未来とかの融合が多いけど、それに近い感覚でした。
Netflixで話題となった「浅草キッド」その舞台となったフランス座、現「東洋館」です。左隣りは落語の浅草演芸ホール。
仲直りで話題の「おぼんこぼん」や、まだまだお元気な青空球児好児、コント山口君と竹田君などが出ていました。
マツコの知らない世界の「中華そばの世界」で、シンプルで昔懐かしい中華そばの御三家は、荻窪の春木屋、銀座の萬福、浅草の来集軒と言っていたのと、林家正蔵師匠に番組で浅草のお勧めを紹介してもらった時に、来集軒のもやしそばと言われていたので、チャンスがあれば来たいと思っていたお店。
老舗の中華ですが、席数を半分にしているので、外に待ちが出る事も。僕はすんなり入れましたが、出た時には3組ぐらいの待ちがありました。
もやしそばは900円。ちなみにラーメンは650円。
もやしと肉の炒め物があんかけになっているので、熱々。上から食べて行くとなかなか麺が現れない感じなので、箸で深く掘り起こすと、中太の縮れ麺があんにからんでいい感じ。スープは甘めなので、ホワイトペッパーをパラリとやりたいなと思ったら、調味料置き場にはホワイトペッパー。だよね。ここはブラックペッパーじゃない。
庶民的な中華屋さんの麺類には、ブラックじゃなくホワイトをかけたいという話を、知人の中華シェフが言っていて、「ああ、これだな」と実感出来ました。
ちょうど後ろの席の下町のおばちゃんという感じの方が、お仲間と食事していたのですが、コロナからの快気祝いだそうです。苦しんだ時に差し入れしてくれた人達へのお礼で、こちらでご馳走していたようなのですが、お会計の時に、お店の方にもお礼の品を渡していました。「差し入れ、本当に助かったわ〜嬉しかった」と。
なんか浅草キッドのワンシーンでも観ているかのような、下町の人情。本当にあるんですね。
■来集軒(らいしゅうけん)
■東京都台東区西浅草2-26-3
■営業:12:00~19:00
■定休日:水曜
■場所はこのへん