練馬のティップネスに行く途中に気になっていたお店「3米3」と書いて「サンマイサン」と読むらしいです。香港のお粥と点心のお店。江古田からだと税務署通りを練馬方面に向かった道。千川通りの1本北側を走る道です。
江古田でお粥というと、かつてパチンコの日の丸の前にあった「珍竹」というお店が思い出されます。寒い日とか風邪気味の時とか良く食べてたなあ。
建物の奥まった所にお店はあるのですが、Uber Eatsとかの出前も多いようです。
いろいろお粥はあったのですが、一番オーソドックスという「豚肉とダブル卵」を単品でチョイス。880円。
寒いので、濃厚なチーズとピリ辛キムチの「豚キムチチーズ」にもそそられたのですが、ラーメン屋さんでも何でも、最初はそのお店の一番オーソドックスなメニューを頂くというポリシーがあるので、香港で定番のお粥というこちらから挑戦。
白いお豆腐のように見えるのが、塩漬けにされた鴨の卵。お粥の所々黒っぽいのは、砕かれたピータンで、この2つの卵でダブル卵。
器の縁に置かれているのが、揚げ春巻きの皮。スリランカカレーについてくる豆煎餅のパパダンは、砕いて上に振りかけるので、砕いてかけてみました。後でお店の方に聞いたら、そのままお粥につけて食べる人が多いらしいです。
「スリランカカレーみたいに砕いてかけてしまいました」と言ったら「そういう食べ方もあるんですね」と新鮮だったようです。本当に楽しみ方はスリランカカレーと同じで、かき混ぜて、すくう度に具と食感が違って、いろんな味覚が楽しめて新鮮です。この砕いた春巻きの皮のかけらは、パリっとした食感のアクセントと、香ばしさをプラスしてくれます。
淡泊そうに見えますが、まずは調味料等はかけないで、そのまま味わってください。ピータンや塩漬の鴨の卵のかけらが、ほどよい塩っ気を出してくれていて、豚肉とかの甘味とか、ネギのピリっとした感じとか、いろいろな表情をみせてくれます。
このオーソドックスなメニューを選んだから、お粥の中に隠されたお宝に気づけるのだと思います。すくって口に入れて味を探るという作業が楽しい。
半分以上食べてから味変にもチャレンジしてみました。真ん中の胡椒はホワイトペッパーなので、刺激が優しい味のお粥の中で突出してしまい少し浮くかも。醤油はたぶん天心用でしょうが、1〜2滴たらしてみました。ん〜無くてもいいかな。お勧めはごま油で、しかもほんの1〜2滴でOK。かなり香ばしさが立って中華感を増幅してくれます。
でも、全体的にはそのままの味の方を楽しむのを優先させた方が、色々な発見があると思います。うん、なかなかいいではないですか。他のメニューも色々味わってみたいです。
ちょっとお粥スイッチ入りましたね。江古田の京熹もピータン粥とかあるみたいなので、ちょっと挑戦してみましょうかね。
■3米3 練馬店
■東京都練馬区練馬1-23-2
■営業
11:00〜15:30(L.O. 15:00)
17:00〜20:00(L.O. 19:30)
■定休日:第1と第3火曜日
■場所はこのへん
■お店のサイト
■練馬店のInstagram