プリック(池袋)

池袋というとガチ中華が有名ですが、実はエスニックのお店も多く、ベトナム、タイ、カンボジアという料理屋さんも、点在します。

新大久保が韓国料理だけじゃないエスニックタウンとして有名ですが、実は西池袋もそういうお店が点在します。

繁華街の西一番街を抜けて、さらに2区画ぐらい北に行った所にあるのが、タイ料理のプリック。こんな庶民的な外観ですが、実はミシュランガイド東京ビブグルマンに2年連続掲載された事があるお店。

街中華に似た雰囲気で、ドリンクバーはセルフと言っても、大胆に業務用ペットボトルが並んでいるのはご愛敬。

メニューの写真で見た感じではガパオかな?と思ったのですが、「パップリックラッカオ」という名前で、「肉と唐辛子炒めかけご飯」の注釈が。店名にもなっているプリックは「唐辛子」の事で、パッは「炒める」。パップリックで「唐辛子炒め」ラッカオはラーカオと表記されるお店もありますが、ご飯の事。これで「唐辛子炒めかけご飯」。

確かに店名にも入っている唐辛子のプリックも効いているのですが、それよりもナンプラーなのかなあ?まず先に魚醤の甘味を感じます。その後にジワジワと唐辛子の辛さが来ます。激辛とかではなく、後味が辛いというぐらい。

タイ料理も色々と食べていますが、こちらは日本人向けというより、本場の味をという方向性のようです。

池袋の繁華街からは外れた場所にあるのですが、お客さんは女性グループとかが多く、エスニック好きなどの一定層のお客さんはガッチリ掴んでいるようです。

■プリック
■東京都豊島区池袋2-62-6 第三栄寿マンション 1F
■営業:
11:30〜16:00
17:00〜23:30
■定休日:不定休
場所はこのへん

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マリーアイランガニー(渋谷)

渋谷のTSUTAYAはレンタルをやめて、どう生まれ変わった?というトピックスを自分のラジオ番組でやる為に、足を運んでみました。

まずはスクランブル交差点の外国人観光客の多さに驚きます。世界的名所となっている交差点という特殊性もあると思いますが、体感6割が外国人というイメージ。さらに驚く事に、TSUTAYAの2階にあるスタバは9割が外国人という感じ。

しかもぎゅうぎゅう詰めで座るスペースなし。これはパスだな…と3階にあがると、ここからが新しいTSUTAYAで、1時間1,650円で、ドリンクバーと冷凍食品の食べ放題の、場所貸しスペースになっていました。冷凍食品はパスタやピラフなどもあって、要するにレンチン&ドリンクバーのセルフカフェという感じ。

フロアごとにマンガ喫茶やフィギュアを目出るというコンセプトはありますが、基本、セルフのドリンクバーシステムです。

これが3階なのですが、2階のぎゅうぎゅう詰めとはうって変わって、ゆったりとした空間。新幹線で言うところのグリーン車気分。3階以上は全席有料席なので、ちゃっかり座ったり出来ません。しかも渋谷のTSUTAYAは全館完全キャッシュレスオンリー。現金はいっさい使えませんので、気をつけて。

今、野球場やサッカーのスタジアムも完全キャッシュレスにした所が増えていますが、それが今度は人気の施設がこれに移行という感じ。まあ、こういうコンセプトのお店に高齢者は来ないだろうし、良いのではないでしょうか?

似たような業態が増えると予想するのですが、理由は、銀座のカラオケ館が「タイム珈琲店 銀座店」という新業態をオープンさせた事。こちらは60分税別900円でドリンクバーという方式。朝は無料でトーストなど一品つきます。入場時に事前精算し、帰りはそのQRコードゲートでかざしてオープン。駐車場などと同じ方式ですが、時間が過ぎていればゲートは上がらず再精算を求められます。

このサービス業での人材不足の中、完全キャッシュレスでセルフレジという業態は増えるでしょうねえ。

渋谷のTSUTAYAは階が上に上がれば上がるほど、ヲタク度を増し、推しの為にお布施と言ってお金を出したがる人向けになっています。

一番上のカフェスペースは、毎回アニメとコラボして、限定コラボメニューと共に、ここでしか貰えないキャラのコースターなどを提供。コンプリート意欲のあるヲタにお金を吐き出させるシステムです。

インバウンドとヲタク、お金を出せる人向けだけに特化した新しい渋谷のTSUTAYAでした。

さて、取材の後は、幻のカレー屋探し。解体中の東急百貨店を通り過ぎたあたりにあるという、昨年の食べログ百名店にも選ばれたスリランカカレーのお店、マリーアイランガニーを探します。

東急百貨店の解体の囲いが見える、このあたりなのですが、ビルの看板にお店の名前がありません。

ビルのエレベーターの所に案内にも、お店の名前がありません。

でも、このビルなんだよなあと、エレベーターに載ってみた所ありました!5階の所にマリーアイランガニーの名前が!これはガチで食べたい気でこないと見つけられないぞ!隠れ家的お店と紹介されていた意味がわかりました。

で、エレベーターを降りると入り口がコレ。未探訪のスナックの扉を開けるような勇気が求められます。

店内もエスニックな造形物が飾られていますが、この雰囲気がのちにスリランカカレーを頂く時に生きてきます。

頂いたのはスリランカカレーのチキン。TVなどではごろんとしたポークの載ったカレーの方が取り上げられがちですが、今回の目的は、今はもう無い、江古田のプアハウスに似たカレーを探せの一環で訪れているので、やはりチキンで。

激辛とまでは行きませんが、じんわりと辛いカレーで、ただ唐辛子を増量しただけの辛さとは違う奥深さを感じます。

スプーンでチキンの身をほぐしながら、スプーンですくったご飯をカレーに浸ける、スープカレー方式で頂いていきましたが、途中からライスにかけて、プアハウス方式で食べてみました。うん、最後の追い込みはこの方がいいでしょう。

なかなか良いではないですか。プアハウスのカレー探しの旅は続きます。

■マリーアイランガニー(MarieIranganee)
■東京都渋谷区宇田川町34-6 M&Iビル 5F
■営業:
11:30〜15:00
18:00〜23:00
■定休日:月
場所はこのへん
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