京都・醍醐寺-真言密教の宇宙- サントリー美術館

サントリー美術館

赤坂での会議の時間をずらして欲しいと連絡があり、時間が空いたので、サントリー美術館へ行ってみる事に。
「京都・醍醐寺-真言密教の宇宙-」
音声ガイダンスが、みうらじゅんさんと、いとうせいこうさんという仏像好きの二人という事で、それ目当てだったのですが、二人の解説は3カ所のみ。それ以外は、藤村紀子さんという美術館ではおなじみのナレーターさん。これは藤村さんが悪いのではないのですが、台本が長く、一つの場所での説明が長すぎ。全部詰め込みましたという感じで、もう少し簡潔にして欲しかった。

お目当ての一つは、快慶作の不動明王坐像。
運慶作品が、荒々しくエネルギッシュなのに対し、元々、慈悲深い如来像を得意とする快慶は、強さの中にも、どこか優しさがああります。光背、頭上の炎の中、右下から鳥が顔を出しているのがわかりますか?迦楼羅(かるら)と呼ばれる火の鳥で、不動明王の光背には、迦楼羅炎が使われる事があるのですが、もっと炎寄りの表現が多い中、こうして、隠れミッキーならぬ、隠れ迦楼羅みたいなキャラクターとして、こっそり置かれ、何気なく「ひょっこりはん」しているのが可愛いです。

そのほか、平安時代に作られた五大明王像とか国宝の薬師如来および両脇侍像など見所はあるのですが、快慶作の不動明王坐像が一番グッと来ました。
空き時間に行って、これを見れただけで、大満足です。

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カフェ・アート(上野)

平昌オリンピックの女子カーリングの、おやつタイムが話題となっています。張り詰めた緊張感が続く中、束の間のほっこりタイム。バナナやいちごをほおばりながら、作戦の確認。北海道弁の「そだねー」が、ほんわかしていて、カーリング女子会などとも呼ばれています。

ところが、17日夜のOAR戦で、NHKは、おやつタイムをカットし、フィギュアスケートの羽生選手のインタビューを流しました。意外や意外、おやつタイムを楽しみにしている人達は多く、NHKには苦情の嵐。そこで急遽、YouTubeで、おやつタイムを流す事にしたのです。

なぜ、おやつタイムはこんなにも人気なんでしょうか?将棋の世界でも、大福や干し柿、チョコレートなどを甘い物を補給し、脳の活性化を図るというものもあります。自転車ロードレースでも、途中にエナジーバーを補給したりするのですが、そんな時は、特に盛りあがらず、背中のポケットにバナナを刺して、途中で剥いて食べたりすると、解説の栗村さんあたりが「この選手はバナナが好きなんですよ」と、増田明美さんばりの補足情報を入れて、盛りあがります。

カーリングも、エナジージェルの人もいるけど、やっぱり、バナナやいちごの方が、ほっこりしていいですもんね。

カフェ・アート

ところで、女子のおやつタイムは、至福のひとときとされるのに、おっさんがおやつを食べるのは、変人扱いされるのはどうしてでしょう?東京都美術館で、ブリューゲル展を観た後に、美術館内のカフェ・アートで一休みする事に。

いちごパフェ

頂いたのは、いちごパフェ980円。確かにかわいらしいフォルムではありますが、おっさんが食べるのは、変わっているのでしょうか?おっさんとスイーツって、その間に何かキャラをかぶせないと、いけない雰囲気があり、新日本プロレスの真壁刀義さんみたいに、鎖を首に巻いて、ワイルドに「うぉおおおおおお」ってやった後に、スイーツ食べるみたいな、キャラでギャップを作らないと許されないみたいな雰囲気があります。

そんな事は誰も言っていないのですが、被害妄想です。なんか自分の心の中で言い訳しないと、食べられない気がするのです。渋谷のセンター街を歩く時に「はい、遊びに来たんじゃありません、仕事で仕方なく通っています」と、心の中で言い訳をすると言ったら、結構、多くの人に共感してもらったのですが、このスイーツを食べる時の、心の言い訳は共感してもらえるでしょうか?

今、いちごって旬の季節じゃないですか!1年で一番美味しい時期ですよ!おっさんだって、いちごパフェ食べたいんですよ!

そだねー!って、誰か言って!

■cafe Art(カフェ アート 
■東京都台東区上野公園8-36 東京都美術館内
■営業
11:00~17:30
11:00~20:00(金曜日)
■定休日:
毎月第1、第3月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)
場所はこのへん
お店のサイト

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