ナチュラルカフェ橙(玉川学園前)

荒玉水道道路

週末、自転車で町田まで出かける事を言うと、返って来る声は、
「遠くまで大変だね」
という声がほとんどです。

でも、本人は苦行を積んでいる意識は全くありません。
天気のいい日に自転車で走れる。
ただそれだけ。
楽しみでしょうがないのです。

久々の青空の下、まずは、高円寺から荒玉水道道路に入り、
砧方面の多摩川沿いを目指します。

多摩川

住宅街を抜けて、河川敷へ出ると、パっと広がる風景。
この開放感。
慣れれば、高円寺から30分でこの風景に到達出来ます。

狭い部屋にこもっていると、風水などに興味がなくても
空気が澱んでいるのが見える気がしますが、
こういう開けた場所に出ると、これまで通ってきた住宅街にも、
不平とか不満、病んでる空気が沈殿しているような気分になります。

ずっと息を止めていて、新鮮な空気がやっと吸えた時のあの感じ。
息を吹き返したかのように、思い切り空気が吸いたくなります。
都会って酸欠気味な気がするなあ。

川に限らず、海でも山でも、
住宅地を駆け抜けて、目の前に自然が広がった時に、
そういう感覚がやってきて、何かから解放される気分に。
電車移動とは違う、自力で抜け出した感というか、
自転車での遠出って、それが快感で、なんだかクセになるのです。

多摩水道橋

和泉多摩川から多摩水道橋を渡って、登戸方面へ向かいます。
この道は世田谷通りの延長上なので、
荒玉水道道路で、祖師ヶ谷大蔵を抜けた当たりで合流した方が近いのですが、
やはり、少し遠回りしても川沿いを走りたいので、このルートに。
この辺は、効率より、気持ちよさ重視。
だぶん、自転車乗りの人は、そんな人が多いハズです。

県境

橋の上には県境があります。
その昔、電波少年での国境越えを思い出しますね。

ギア

新百合ヶ丘の坂を登り切ったあたりで、
フロントの変速機がきかなくなり、
フロントのギアがインナーに入ったまま、戻らなくなりました。

後ろのギアを一番重くすれば、まあ走れる事は走れるのですが、
長距離だと、下り坂で重いギアにして加速したくなる時もあります。
なので、自転車屋さんを探す事に。

サイクルベースあさひ

幸運な事に、すぐに「サイクルベースあさひ」がありました。
以前、村上龍のカンブリア宮殿で取り上げられていた時、
全員が自転車メンテの資格を取り、修理が早いみたいな事をやっていたので
お手並み拝見。

修理ブースには、店員さんが3人いて、次から次へと自転車を修理していきます。
僕のは、変速機のワイヤーがゆるんでいたのが原因で、
すぐに直し、その他空気圧のチェック、注油などもしれくれて、
約10分で完了。
お値段は630円でした。

こういうの、自分でササっとやれるようになると、
本当の自転車乗りなんでしょうけど、まだパンク修理ぐらいしか出来ないなあ。

看板

メンテも終わって快適に走り出すと、見えて来たのが「町田」の看板。
東京から一旦神奈川に入って、ふたたび東京に戻ります。

橙

この日は、市街地の方にあるギャラリーに行く予定なのですが、
その前に、山を切り開いた高台の住宅街の中にある、小さなカフェで一休み。
個人のお宅を改装した、NATURAL CAFE 橙です。

最寄りの駅は玉川学園前ですが、2キロ以上離れているので、
徒歩で向かうのは厳しいでしょう。
お店のブログのアクセス案内によると、
町田からバスで向かう事になるらしいです。

店内

ネットの記事を見ると、2階にも席があるようなんですが、
店内は基本的にカウンター6席の小さなお店。
雑貨だとか、手作りのパン屋お菓子なども売られています。

サグカレー

本日のランチは一種類で、この日はサグカレー。
それにサラダとピクルス、ドリンクがついて、ちょうど1000円です。

あまり辛くないカレーですが、
ピクルスなどの酸味を中和するような、まろやかさで、全体のバランスがいい。

アイスティー

お店の方は女性2人。
そして、カウンターにはもう1人男性のお客さんがいらしたのですが、
先日、どこどこの山に登ったとか、
週末は、どこへ登るとか、山ガールトークで盛り上がっているので、
僕もまぜてももらいました。
やはり槍ヶ岳は素晴らしいらしい。

もう富士山は3回も登って飽きたので、来年は違う山に登ってみたいなあ。

そんな中で自転車で来た事を告げると、
「私は、三軒茶屋ぐらいまでしか自転車で行った事ないんですよ」
…って、ほぼ同じですよ。
なかなかの強者ですね。
お見それしました。

同じ趣味の方々が集まって、楽しい会話の飛び交うお店なのでした。

※このお店は一旦閉店し、HUTTEという新たな屋号で、再オープン準備中です。

■NATURAL CAFE 橙
■東京都町田市野津田町3210-24
■営業:12:00〜17:00
■定休日:日月火水
場所はこのへん

地図

自転車で都内のカフェ制覇の旅。
町田市、制覇の巻!
さあ、いよいよ残す所ラスト1です。

Pocket
LINEで送る

ねこのて(新中野)

ねこのて

※こちらは閉店しています。

青梅街道からちょっと入った新中野で、ちょっと面白いお店を見つけました。お店の名前は「ねこのて」。階段には猫の手型というか足跡というか…が、2階まで続いています。

新中野卓球場

自転車を止めようとしたら、下は「新中野卓球場」になっていて、パコン!パコン!という音が聞こえて来るのですが、卓球部というよりは、温泉卓球という風情です。

猫

「ねこのて」という名前だけあって、猫もいたりします。

普通の人なら、猫カフェとして捉えるハズ。ところが、僕の場合は!

自転車

他のブログでこのお店が紹介された写真に写っていた、数々の自転車に目を奪われたのです。

ミニベロと呼ばれる小径車がいっぱい。手前は、ストライダと呼ばれる折りたたみ自転車で、ペダル部分を上に持ち上げる事で、前後の車輪が重なり、フレームも合体して1本となり、一輪車状態になる折りたたみ自転車です。その他、手前にサドルだけ写っているのはBD-1。と、ミニベロ天国な訳ですよ。

雑誌

ご主人に聞いたら、昔はロードでロングツーリングしていたけど、ある程度年齢が行った今は、こういった変わり自転車を集めるのが趣味になったんだそうです。特にミニベロと呼ばれる、小径車のフリークに。

いろいろと話していたら、今は、新百合ヶ丘にある「いさみや自転車館」のミニベロがオススメとか。

小さくても大きい者に負けないをコンセプトに、サッカーのメッシの本名、リオネル・アンドレス・メッシからとった、lionel(リオネル)というシリーズが、出来が良くて安いと。

カフェオレ

カフェオレは、450円。頂きながら延々と自転車談義。自転車でカフェめぐりをするのも好きとの事で、お互いな好きなお店場情報交換なんかもしたり。

ミニベロ

階段の踊り場には、こんなタイヤの小さい折りたたみ自転車も。もう、見てるわけでワクワクしてきます。ミニベロ好きの方は、訪れてみると話しがはずむかも。

※こちらのお店は閉店しました。

■ねこのて
■東京都中野区本町4-21-23
■営業:
11:30〜22:00(平日)
11:30〜17:00(休日)
■定休日:日曜
場所はこのへん

猫

階段降りたら、表にも猫がいました。

猫

猫を撮る時ってズームレンズが必須ですね。単焦点で寄ろうとすると逃げちゃう。また来ようっと。

Pocket
LINEで送る