デジナーレカフェ 氷川台店(氷川台)


氷川台の交差点近くでは今、石神井川に新たにかかる橋を作っています。これは放射36号という道路計画で、現在の小竹向原の環七交差点付近で終点となっている要町通りを氷川台に抜けるように道路を延伸する物。

平和台の環八通りから川越街道までも、環八のアンダーパス(立体交差)は、まだ解放されていない物の、側道はすでに通行できるようになっていて、将来的には、新大宮バイパスから、平和台、氷川台、小竹向原を通って、池袋とつながるようになります。


そんな工事を横目で見ながら氷川台商店会へ。物価の話が出ると必ずTVで取材されるスーパーのアキダイに似た感じの庶民的なスーパーがある商店街です。


こちらにあるのが、デジナーレカフェ 氷川台店。本店はは幡ヶ谷となっているのですが、イートインは出来ずコワーキングスペースとなっているようです。カフェとなっているのは、氷川台のみ。

デジナーレというのは、デザインの語源だそうで、デザイナーが自ら手がけたお店という事で、こういう名前になったようです。


昨年からオープンしているのですが、今年の春のリニューアルした後のオープンが伸びて、暫定的なプレオープンを続け、7月末になって正式にオープンとなりました。

こちらのお店は、野菜にこだわるお店。

自分の番組などでも紹介していますが、SDGsなどの流れから、野菜は大きく分けて3つのトレンドがあります。

1つは従来からのオーガニックにこだわる物。こちらは良い物にはコストをかけても良いという人達が増えて、やっと定着し始めました。それでもまだ富裕層の方がメインですけど。

2つめは、流通に乗らなかった規格外の野菜を流通させようという流れ。未だにスーパーで売られるような野菜はキュウリが真っ直ぐでなければならなかったり、大きさが揃ってなければならなく、規格外が廃棄されたりしていたのですが、そちらを安く売ろうというもの。こちらは農家に近い、郊外の町の方が盛んですね。

僕が仕事をしているbayfmのある千葉の海浜幕張には、駅ナカに農家が野菜を持ちこむマルシェ的な物があり、放送前に女性スタッフが、「今日はこんなにいい野菜が安く買えた」と、戦利品報告会をするという光景も。これは農家が近い千葉だからでしょうね。練馬区も23区の中では一番農家に近いはずなので、もう少しそういう形式の物も増えて欲しいなと思いますが。

3つめは、代替食。牛乳の代わりの豆乳は定着していますが、最近定着して来たのが大豆ミート。その他、カゴメが作っているのが人参と白いんげん豆を使った、卵の代替のエバーエッグなど、動物由来を植物由来に置き換えようという流れ。

こちらのお店は、1の流れを汲んでオーガニックに力を入れています。


頂いたのは、チキンプレートで1540円で、スープ&ドリンク付き。

今年は、玉ねぎの高騰から始まり、ロシアからの肥料の輸入が止まり、徐々に肥料が高騰し野菜が値上がりする事が予想されています。だからこそ、野菜の価値が見直される時期なんだと思います。

定食屋さんやインドネパールカレー屋さんに多い、キャベツと人参刻んで、サウザンアイランドドレッシングかけて出てくる、やっつけ的なサラダは、そろそろ見直される時期なのでは?

もう炭水化物の大盛がコスパがいいというのは、時代遅れになりつつあるので、良い物を適量食べたいという文化が根付いてくれると嬉しいなと思います。

■デジナーレカフェ 氷川台店
■東京都練馬区氷川台4-16-8
■営業:11:30~22:00
■定休日:不明
場所はこのへん
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OIKAZE RNC(千葉県市原市)


超久々に自転車にまつわるカフェの話。

千葉のbayfmで小湊鐵道沿線の情報を紹介するコーナーがあり、その取材に。今回は自転車ではなく車での取材だったのですが、いつか自転車で走りたいなあという気持ちになりました。

雰囲気としては埼玉県の飯能の奥、名栗地区に雰囲気が似ている感じ。小湊鐵道沿線の人達が地域を盛り上げようとしていて、その一つに自転車という要素があり、駅や美術館などにもサイクルラックを置き始めました。

飯能だとcafe KIKIが、サイクリストの拠点となり、休憩スポットや公衆トイレなどにサイクルラックを寄贈して、サイクリストにとって快適な環境をコツコツと作り始めました。すると、サイクリストが徐々に増え、エリアの飲食店のほとんどが、サイクルラックを設置するように。

それがちょうど、5〜6年前ぐらいで、その頃の機運と似ている気がします。

高滝湖の周辺は、廃校になった小学校の校庭を使ってグランピングの施設を作ったり、彫刻の丘をリノベーションした湖畔美術館があったり、人気のスポットが。


また、房総半島の中心地は、地層が柔らかく、素掘りのトンネルなども数多く存在します。


また地層が柔らかいことで、川の蛇行で段丘が削られ、それで発見されたのがチバニアンです。地球46億年の歴史の中で地球磁場のN極とS極が逆転していた時期があり、その証拠が見つかったのです。

地場が逆転していた証拠は色々あるのですが、それが地表に露出しているのは、イタリアとこの千葉の2ヶ所だけで、段丘が削られた事で大きく露出しているのは千葉の方で、世界的な発見の地に。


その磁気が逆転している所に、ゴールデンスパイクという国際標準地示す目印が設置されました。切れ目から上がチバニアンの時代。下がカンブリア紀である事が刻印されています。

なかなか説明無しでは理解出来ないと思いますが、週末はガイドさんが常駐していて、わかりやすく説明してくれます。

こういうブラタモリ的な地形や地質に関する事の宝庫なので、自転車で走りながら止めては観察するというのが、非常に楽しい場所です。大河ドラマ的にいえば、上総介にまつわる物も色々ああります。


そのチバニアンに近い場所にあるのが、サイクルカフェの「OIKAZE」。

この小湊鐵道沿線のエリアでは、地域おこし協力隊を募集していて、物件などの斡旋などもしてくれるので、リモートワークが出来る時代に移住して来たり、2拠点生活をする人が増えています。

こちらも、このあたりまで遠征して来ていたサイクリストが、だったら自転車にまつわるカフェを作ろうという事で、古民家をセルフリノベーションしながら始めたカフェです。


収録の時には、外にお知らせの看板が。


表ににもサイクルラックがありますが、店内にもラックがあり停められます。盗難が心配な方は、ぜひ店内へ。

リノベーションの時に床をコンクリートで固めました。というのも、シューズにはビンディング金具がついていて、床を傷つけないようにカバーをする様に指示される事もあるのですが、こちらは、そのまま入れるようにコンクリートに。


縁側だった所に椅子を置いたり、そのまま縁側部分に腰掛けられるようになっていたり、古民家の床を剥がして一段低くした事を上手に利用しています。


ヘルメット等は、ご主人の私物なのですが、レンタサイクルでこの辺を周遊する人に貸し出したりもしています。また、ここに集まるサイクリスト達が、パンク用のチューブなどを寄贈したりして、何かの時の駆け込み場所にもなっています。


キッチンもあって、休憩した時の為の、軽食やドリンクも。


オレンジの輪切りを車輪に見立てて、チョコをコーティングしたスイーツなど、おいしさと補給を兼ねた物も。

補給食には、あんバターサンドもあるのですが、この「あん」は、沿線の和菓子屋さんの「あん」を使わせてもらった物。こうした沿線の繋がりなどもあり、自転車以外への視点での盛り上げとも連携しています。

この日、取材の時に出して頂いたのは、こちらのアイス珈琲と、沿線の和菓子屋さんのお菓子。

千葉までって自走しようとすると、江戸川越えと、狭くて混む国道14号線、大型トラックの往来が激しい市原の臨海工業地帯と、いろいろとハードルが高い地域があるのですが、それこそブロンプトンとかの折りたたみ自転車で、内房線の五井まで輪行して、田園風景をさくっと走るというようなのに向いているコースなのかなと思いました。

こういう体験をすると、ブロンプトン欲しい熱も湧いてくるなあ。

今から7年前の、埼玉の飯能の奥、名栗地区がちょうどこんな感じでした。そこから各お店がサイクルラックを設置して、どんどんサイクリストの聖地化していくのですが、このエリアにも、そんな可能性を感じました。

■OIKAZE RNC
■千葉県市原市田淵791
■営業:9:00〜17:00
■定休日:休みは不定期なのでSNSをチェック!
■場所はこのへん
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