シェイプ・オブ・ウォーター

この映画を見た後、無性に「ウルトラセブン」が見たくなりました。
円谷プロのウルトラマンシリーズの中で、
怪獣出現が主なテーマで、
災害などを怪獣に置き換えたのがウルトラマンだったのに対し、
宇宙人との対話、異形の物との対話や共生などを描いたのが、
ウルトラセブンでした。

この映画の監督は、
「パシフィック・リム」でおなじみのギレルモ・デル・トロ。
日本の特撮ヲタクでもあり、大の円谷プロ好き。
絶対どこかに、ウルトラセブンの影響を受けてるハズだと思いました。

大人になって観る「シェイプ・オブ・ウォーター」は、
LGBTなど、多様性との共生を描いた、
大人の為のおとぎ話として、描かれているのがわかりますが、
子供の頃の自分は、人間と宇宙人としか見ていなかったウルトラセブンにも
そんな願いが込められていたのでしょうか?
今なら、そいういうような見方が出来るのか、見直してみたいです。

最近のハリウッド映画って、「多様性」を意識しすぎて、
話とあまり関係ないアジア人っぽい人が出てきたりしていて、
出しときゃいいでしょ感が強かったのですが、
それを飛び越えた、異質な存在との共生が丁寧に描かれていて、
アカデミー賞で最多13部門ノミネート
作品賞、監督賞、作曲賞、美術賞も受賞し、今年度最多4冠も納得です。

ちなみに、半魚人の目の部分を担当したのは、
アカデミー賞を受賞した、日本人特殊メイクアーティストの
辻一弘さんが担当しています。
その目の動きにも注目して、ぜひ、ご覧ください。

P.S.
そっか、ウルトラセブンはアマゾンプライムで見られるのか。
さっそく見よーっと。

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ちはやふる -結び-

広瀬すずさんの映画で一番好きなのが「ちはやふる」です。
2016年「上の句」「下の句」と2部作が公開され、
今回が完結編の「ちはやふる -結び-」。

自分は、中学時代も、高校時代も、
運動部の部活を途中でドロップアウトしているので、
やりきったという青春時代の達成感を味わった事がありません。
だから、この物語に没入して、擬似的に部活を味あわせてもらいました。
映画を見る時って、登場する人物の誰かに感情移入する見方と、
第3者的に俯瞰で見る見方があると思いますが、
この映画、青春映画なのに、見事に感情移入出来るのですよ。

主人公は、広瀬すずさん演じる「綾瀬千早」なんだけど、
今回は、野村周平さん演じる「真島太一」の目線で、
物語が進んでいきます。
不思議な事に、ただのおっさんである自分が、
このイケメン俳優の野村周平さんに、感情移入出来るのですよ。
そして、広瀬すずさんに恋してしまうのです。
脳内VRってスゲー。
俺の想像力も、まだまだ捨てた物じゃない!

たぶん、放送作家の仕事として、台本を書くときに、
20代のアイドルやモデルさんから、
50代のベテラン声優さんまで、
脳内でその人になりきって、その人の声を頭に浮かべながら、
こういう事を言いそうと、文章を打っていくので、
なりきり変身モードが身についているんでしょうね。

そして、番組を脳内でシミュレーションする時、
こういう事を言うと、あいつの性格だとこういう反論をしてくるので、
こう説得しよう。
でも、あいつなら、また意地張ってこう言ってきそうだな。
と想像しているうちに、
ただのシミュレーションで、本人はまだ一言も発していないのに、
めちゃめちゃ腹が立つ事もあります!
実際は、まだ何も起きていないのに。

役者さんで、役が降りてきて憑依するという方いらっしゃいますが、
作家でも、役や人が憑依する事があります。
登場人物が多いと、もう多重人格になってしまいます。

話は大きく逸れましたが、この映画、メチャメチャ感情移入出来ました。
おかげで、最後は、すっきりする事が出来ました。
「ちはやふる」は、シリーズ3本とも大好きな映画です。

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