トキオプラージュ・ルナティック(二子玉川)

環八

梅雨の晴れ間は、積極的にサイクリング。ここの所、荒川が続いていたので多摩川に行ってみる事にしました。めざすは二子玉川。通常は、高円寺から荒玉水道道路を通って、砧に抜けるのですが、この日は近道をしてみようと、千歳船橋あたりから、環八に入ってみました。

これが大失敗!車道と歩道の間にほとんどスペースがなく、しかもこの日は、大渋滞を巻き起こすほど交通量も多く、非常に危険。

うん、やっぱり砧から多摩川サイクリングロードに入るべきだった。その方が少し遠回りになるけれど、ストレスフリーだもの。

二子玉川

なんとかかんとか、大型トラックをかわしながら辿り着いた二子玉川。河原には大量のママチャリがとめられていて、ファミリーでいっぱい。

河原

かつては、この位置に、河原を眺められる季節限定のカフェ、PEACE TOKYOがあったのですが、震災以降、国土交通省から営業の許可が下りなくなって、再開は未定。

という割に、後ろにプレハブの売店が建てられているのですが、これは勝手に建てられたものなんでしょうか?

ジャイアント

東急田園都市線と玉川通りの二子橋の間に、自転車メーカーのジャイアントのお店が出来ていました。

そういえば、走っているとGIANTのESCAPE R3をやたら見ます。そこそこのパーツで組んで4万円台だから、非常にコストパフォーマンスが高く入門車としては、最適でしょうね。乗り慣れたら、もう少しタイヤを細くしたりしたくなるだろうけれど。

試乗車の貸し出しもしていたので、スポーツバイクに挑戦してみたい方、まずは借りて乗ってみるというのもいいかもね。

チチカフェ

多摩川の川沿いの道を入っていくと、以前行ったチチカフェがありました。人気のカフェで満席だったのでスルー。

バイクラック

こちらのチチカフェも、以前、行った時はなかったのですが、自転車ブームで多摩川にサイクリストが増えたせいでしょうか?バイクラックが完備されていました。

ルナティック

今回は、そのさらに奥にあるこちらのお店が目的地。トキオプラージュ・ルナティック。川沿いの一軒家を改装したカフェレストランです。

バイクラック

こちらにも、バイクラックがあります。その他、お店の回りにはロードやMTBなどスポーツ系の自転車がいっぱい。多摩川ポタリング系の人の聖地っぽくなっています。

屋上

この付近は、以前は河原が見通せたのですが、土嚢を積み上げた暫定堤防が出来てしまった為に、見通しが悪くなっていまいました。ただ、こちらのトキオプラージュ・ルナティックは、屋上テラスがある為に、そこからだと河を見渡せます。

ほぼ満席状態だったので、席の方にはカメラを向けられませんでした。お店では「ご予約のお客様です〜」という声が飛び交っていたので、川沿いの席を取るなら、予約の方が確実かもですね。

前菜

頂いたのは、本日のパスタランチ。カレーもあったみたいなのですが、この日は売り切れでした。セットは、前菜かサラダから選べたので、前菜をチョイス。

パスタ

メインは茄子とベーコンのパスタ。

コーヒー

そして、コーヒーがついて、1360円。

食事をしながら、周りを見てみると、それぞれのお客さんの中に流れている時間が違うのがわかりました。

僕の隣りでは、白ワインを傾けながら、パリ旅行の計画を立てている、女性2人組。美術に興味があるらしく、どの作品はどこに行ったら見られるというのを、ガイドブック片手に談笑。そして、のんびりランチ。

ところが、せっかちなおば様グループは、「すいませーーーん」を連発。屋上席なので、料理が出来ると店員さんが一瞬下のキッチンまで取りに行くのですが、そんな時にも「すいませーーーん」を連発。フロアに戻ってきた時に、声をかければ一発なのに、一瞬、席を外したときに叫びまくってもなあ。まるで新橋の居酒屋のような騒がしさでした。

僕もこういう自然の中に来た時には、スイッチをオフるクセがついているのだけど、あのおば様には、自然とかあまり関係なそう。

これと同じ光景をどこかで見たなあと思ったら、高尾山でした。山道をゆっくり登って登山して来た人達は、山頂の雰囲気をゆったり楽しんでるのだけど、ケーブルカーで登って来た人達は、あわただしい。しかも苦労せずに登って来た割に「え?高尾山ってこんなもんなの?」なんて、自力で登山して来た人達の気持ちを台無しにする、台詞も。

自然の中に来たら、少し、ゆったりしましょうよ。せっかく、風が吹いて笹の葉がこすれる音がしたり、鳥が鳴いたりしてるんだから。

■トキオプラージュ・ルナティック (Lunatique TokioPlage)
■東京都世田谷区玉川1-1-4
■営業:
11:45〜23:00
11:00〜22:00
11:00〜23:00
■定休日:無休
場所はこのへん
お店のInstagram

Pocket
LINEで送る

ツールドフランス2012開幕

カンチェラーラ

いよいよツールドフランスが開幕しました。
カフェ好きのみなさん、今回はマニアックな話になります。
先にあやまっておきます。すいません。m(_ _)m

日本ではまだまだ少ない自転車好きがTVの前にかじりつく中、
6月30日のプロローグの6.4kmを1分おきにスタートしていく個人タイムトライアルでは、
レディオシャック・ニッサンのファビアン・カンチェラーラが、
7分13秒46(平均速度53.2km)という圧倒的なタイムで優勝。
トップの証しである黄色いジャージ、マイヨジョーヌに袖を通しました。

中継しているJ-SPORTSでは、いろんな商品が当たる
「トップの選手が出るチーム当てクイズ」というのをやっていたのですが、
僕は、レディオシャック・ニッサンを予想していたので、見事的中!
…と言っても、商品の方が当たった訳ではありませんが…。

さてさて、今回のツールドフランス2012。
優勝候補だったコンタドールと、アンディー・シュレクが欠場という事で、
総合優勝争いは、2連覇を狙うBMCエヴァンスと、
強力なアシスト陣を揃えた、SKYのウィギンスの戦いか。

あと、スプリンター対決では、
SKYのカヴェンディッシュ 対 新鋭リクイガスのサガンなども注目。

ジョージ・ヒンカピー

そんな中で僕が応援しているのは、この人!
BMCのジョージ・ヒンカピー。

優勝に絡む選手ではなく、その選手をサポートするアシスト。
本来なら地味な役割なのだけど、この選手が凄い!

今大会で17回目のツール出場で、ズートメルクの記録を抜いて単独最多出場。
そのうちエースを総合優勝に導いた回数は9回。
ランス・アームストロングの7連覇全てをアシストした唯一のアシスト選手であり、
コンタドールとエヴァンスの総合優勝を、1回ずつアシスト。

ロードレースのアシストと言っても、見たこと無い人にはわからないと思うので
あえて野球で例えてみます。
アシストというのは、野球でいえばランナーを確実に進める
バント職人のような感じ。
元巨人の川相みたいな役割ですね。
自分を犠牲にしながら、確実に送る。

チームのエースを、いい位置に送り込んだり、
また逃げている他のチームの選手の所まで追いつき、エースを送り届けたり。

サッカーでいうと中村俊介が、空いたスペースに芸術的なスルーパスを出し、
結果FWがごっつあんゴールみたいな。

いわば、アシスト職人!
優勝請負人ですよ。

しかも、2009年ツール・ド・フランスでは、HTCチームの一員として
マーク・カヴェンディッシュのステージ6勝をアシスト。
特に、最終21ステージ、パリのシャンゼリゼで
ライバルチームのガーミンから先頭を奪い返し、
レンショー、カヴェンディッシュとリレーし完全優勝した、
HTCトレインは語りぐさです。

しかも、この時、鎖骨の骨折しながら走っていたというから驚き。
第17ステージの落車で、骨折。
その後、21ステージまで、リタイアせず、押し通して走り抜きました。
でもって、完璧なアシスト。
鉄人ですよ。

野球で言うと、川相+衣笠みたいな。

逃げいている選手を追うときのヒンカピーは、
前に選手が見えてくると、いきなりスピードを上げ、
逃げの選手にくらいつきます。

サバンナで逃げるインパラを、トップスピードで追うチータみたいに。

今年で、ツールを引退するという、ヒンカピー。
その最強のリードアウトの姿を、この目に焼き付けたいと思うのです。

P.S
こうして書いても、チンプンカンプンの人が多いと思うけど、
twitterで「ヒンカピー」で検索すると、
応援している人がメチャいる。
皆に愛されるヒンカピー、頑張れ!

Pocket
LINEで送る