善福寺公園でパンとコーヒー(カリーナ&SLOPE)

ブロンプトンで行く公園でパンを食べようシリーズ。パン屋さんってイートインの無いお店も多く、パン好き界隈の人達は、パンを買って近くの公園で食べると言うインスタを上げている人も多かったりします。

今回は、ガンダム像のある上井草界隈で、パンとコーヒーを確保する所から。

パンはやはりカリーナで。かつては右の扉から入るとカウンターだけの喫茶店があったので、多摩方面にロングライドする時は、朝の補給をここでしてから出かけていたのですが、今は喫茶店は休止し、テイクアウト専門店に。

街の庶民的なサンドイッチ専門店なのですが、めちゃめちゃ売れます。ひっきりなしにお客さんが。営業が14時までなので、人気の物は朝イチで売り切れてしまったりします。

かつて薄いハムが挟まれた物が、マスタードの具合だったりがピカイチで好きだったのですが、今は無いのかしら?それとも売り切れてしまったのでしょうか?

■カリーナ
■東京都杉並区井草5丁目19-6
■営業:600〜14:00
■定休日:月火水
場所はこのへん
お店のサイト

コーヒーの方は、その先のSLOPEでカフェラテをテイクアウト。

■SLOPE (スロープ)
■東京都杉並区上井草2-35-2
■営業:10:00~18:00
■定休日:月曜
場所はこのへん
お店のサイト

パンとコーヒーを手に入れたら、善福寺公園へ。雨上がりの翌日だったのですが、暑くも無く、寒くも無くちょうどよい感じ。

一応サドルバッグにはチェアとテーブルも突っ込んで来たのですが、今回はチェアリングじゃなく、ベンチです。

今回選んだのは、卵とポテサラにスライスされたキュウリがサンドされたスペシャル!そしてスロープのカフェラテ。

あいかわらずシンプルなサンドイッチなのですが、コンビニのサンドイッチの数倍旨いです。

なぜ、コンビニはこの味に追いつけないのでしょうか?やはり丁寧に作るというのは機械化出来ないとか?世の仕事の大半はAIに取られてしまうと言われますが、なかなか追いつけないという現実が、ここにあります。

パンとコーヒーを頂いたら、しばしボーっとします。

サウナ好きの方には、公園を強くオススメしたいです。サウナの外気浴で整う感じとよく似ているので、スマホをいじらず、ボーっと出来る技術が身についています。あの整う感じを知らない人だと、時間に耐えられずにすぐにスマホを取り出してしまうんでしょうね。

まだまだコロナ禍だし、外でパンとコーヒーって、なかなか良い趣味なのではないかと思い始めました。

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ちひろ美術館・えほんカフェ(上井草)

ちひろ美術館

人が癒やされたり、回復する場所をパワースポットと呼びます。
それは通常、水しぶきがあがる滝があったり、霊気を放つような巨石があったり、自然の中の場所を指すことが多いのですが、神社など信仰の対象となる場所も、そう呼ばれたりします。
僕は美術館も、その一つなんじゃないかと思うのです。上井草にある「ちひろ美術館」に来ると、なんだか癒やされるのです。

プロジェクション

今年は、いわさきちひろ生誕100年という事で、期間を変えて、様々なアーティストとのコラボ展示が行われているのですが、
こちらは映像アートのplaplaxとのコラボで「あそぶ」。
「いわさきちひろ」の作品は撮影禁止なのですが、コラボの映像は、カメラOKマークがあり、撮影可。

ちひろの作品が映し出されるプロジェクターの前に立つと、自分の影が、その中に投影され、作品の中に入る事が出来るのです。子供と一緒に映し出されている白い大人は、カメラを構えた僕。ボクと書くと、でんぱ組.incだった、最上もがさんぽくて違和感。最初から自分って書けば良かった。

絵の具

こちらは、画材道具に手で触れると、色が広がるという作品。

絵の具

この絵の具も天井からのプロジェクションマッピングで、パレットを触ると、このように絵の具が浮き出して来ます。

絵の具

こちらの小さなパレットからは、子供の姿が浮き出してきました。
手で触れて遊ぶうちに、いつしか童心に戻り、そんな気持ちで、子供達の絵を見るという仕掛け。いろんな絵が浮き出し、次は何だろう?と触っているうちに、無心というか、雑念が消えて、自分で言うのもなんですが、ピュアな気持ちになっていきます。

部屋

穏やかな気持ちになって、館内を回っていると、特別展示で、ちひろの絵の描かれた遊具があり、子供達が遊んでいました。
すると、3才ぐらいの男の子を連れたママに、写真を撮って欲しいとお願いされたのです。
そこで、黄色の部分の壁側に、親子を座らせて、絵の中に溶け込むように、写真を撮りました。
「これでどうでしょう?」と確認してもらうと、「わー!素敵!」と、凄い喜んでくれたのです。なんか、いいことした気がして、こちらまでいい気分に。やはり、ちひろ美術館は、癒やされパワースポットなんだなあ。

この体験があったから、海浜幕張からの仕事帰り、京葉線に舞浜から乗ってきたTDL帰りの親子、遊び疲れてグッタリしている子供をだっこしたお父さんに、席を譲ったら、メチャメチャ感謝されました。
こういう事を照れずにすんなり出来るスイッチを、ここで入れてもらっていたんだと思います。

庭

実は、この美術館で一番好きなのは2階にある図書室です。
来館した方がノートに思いを綴った「ひとこと ふたこと みこと」というノートがあります。大学ノートを辞書風のバインダーでまとめた物なのですが、多くの人が、何かに迷ったり、上手く行かない時、ここに来ると、リセットされるという事を書いています。

今回目に止まったのは、女子大生と思われる方の書き込み。

最近、ずーっと疲れてて、バイトとか学校で色々あって、人のことを思う優しさなんて、忘れてしまって自分本位になって、やさしくなれたらいいけど、そんな事出来そうにもない。

だけど、ここに来るたびに思う事は、明日の朝、目が覚めたら、笑ってみんなに「おはよう」って挨拶が出来そうだって事。そして、今なら、大好きなあの人の結婚を祝福できそう。
ちひろさんの絵って不思議ですね。

前回来た時に見つけたのは、こんな書き込み。
みんなが優しい気持ちになって帰って行きます。

館内にある、えほんカフェでお茶をしながら、さらにまったりと。

ババロア

いちごのババロアと、ドリンクセットで、780円。
ちひろが大好きだった「新宿 すずや」のいちごのババロアを、60年前のレシピをもとに「上井草カランドリエ」のパティシエ指田さんが再現したメニューです。

■ちひろ美術館・えほんカフェ
■東京都練馬区下石神井4-7-2
■営業:
9:00~17:00(美術館)
10:30~17:00(カフェ)
■休館日:月曜
■入場料:
大人800円、
高校生以下無料
場所はこのへん
公式サイト

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