LOVE bicycle SAITAMA

自転車ブームと言われて久しいですが、
その中でも、埼玉の自転車関連の盛り上がりと充実度は飛び抜けています。

元々埼玉県は、自転車保有台数や出荷台数が日本一。

県で管理している大規模自転車道は、
荒川自転車道、入間川自転車道、比企自転車道、
江戸川自転車道、芝川自転車道、利根川自転車道などで、
総延長距離は、全国で4位!

これら、延長300kmに及ぶサイクリングロードを活用した
「ぐるっと埼玉サイクルネットワーク」構想を展開しています。
サイクリングにまつわる環境は整っているのです。

そのほか、

県内のミニストップは、イートインコーナーを自転車の駅として位置づけ、
サイクリング途中での休憩や飲食、トイレに利用してもらうほか、
空気入れを貸し出したり、観光パンフレットを設置しサイクリングをサポート。
プレスリリースはこちら。

さらに、自転車をサポートする企業が、続々と。

リンガーハットでは、「サイクル・サポート」と題し
スポーツ自転車用のサイクルスタンドの設置
空気入れ(仏式対応)の貸し出し
メンテナンス工具類の貸し出し
店内での給水サービス
サイクルマップ等の設置や情報提供
プレスリリースはこちら!

こちらを、埼玉の一店舗からスタート!
その一号店が、リンガーハット大宮バイパス与野店なのです。

こんな埼玉自転車王国の牽引役となっているのが
saitama

「LOVE bicycle SAITAMA」というキャンペーンです。
facebookページ

このキャンペーンが凄いところは、県がやっているのに、官公庁くさくない所。
普通なら、交通安全キャンペーンとか、
ポスターや雑誌の出稿ぐらいで終わってしまうのですが、
女性という視点に目をつけ、埼玉ポタガールを結成。
これまでの、自転車マニア視点の、自転車のメカニカルな部分ではなく、
自転車を使って、「何をして遊ぶか」という、
初級中級者で、しかも女性視点にスポットを当てているのがすばらしいです。

自転車雑誌の多くも、やはりマニア向け視点ばかりで、
機材の紹介やトレーニング方法に終始する傾向にあり、
今月号のBICYCLENAVIがやっと
「東京自転車タウンガイド」という特集を組んだぐらいで、
ご近所から少し足を伸ばして行ける自転車の良さという視点のものは、
ほとんどと言っていいほどありません。
旅系というと、いきなり輪行で絶景サイクリングみたいに、
グンとハードルがあがる。
中間がないんですよねー。

車でも、新車情報と運転テクニックの特集の本は多いけど、
多くの人は、車でどこに行って、何をするのかが重要なハズ。
自転車の世界は、そこの視点が圧倒的に手薄です。

実は、このチャリカフェをはじめたのも、そういう所にあります。
自転車で町歩きというか、町遊びがしたいのに、
ポタリングというキーワードで調べると、
寺巡りとか、石碑巡りとか、下町でお団子、そば、うどん…。
ぶっちゃけジジくさいものばっかり。
それをぶちやぶりたくて、「自転車+カフェ」というキーワードを考えたたのです。

最近、荒川サイクリングロードを上流に行くのが好きで、リサーチするのですが、
出てくるのは、榎本牧場と、シロクマパンの他は、
だいたいうどんか、コンビニで補給ネタばかり。
まあ、ローディーの方々は、食べる事はエネルギー補給という概念で、
食事ととらえていない人が多いので、それを否定する事は出来ないのですが。

ただポタリング派としては、旨い店とか、素敵な店に行きたいじゃないですか。
埼玉の自転車道の近くでそういうのを調べると、
だいたいLOVE bicycle SAITAMAのFacebookがヒットするんですよね。

自転車で行きたいカフェを特集した、
癒しのチャリcafe大事典
という特集もあります。

埼玉をポタして、チャリカフェする時の参考になるので、
荒川を北上するポタガール、埼玉にお住まいのポターガールの皆さんは、
要チェックですぞ!
僕も、今週末、行ってみたいお店がいくつかあります。

これから先、ロードバイクなどに興味のない人たちに、
自転車の魅力を啓蒙するには、芸能人の名前や集客力なども必要だったりするのですが、
埼玉出身の自転車芸人ならぬ、自転車アイドルとして
元モー娘。の吉澤ひとみさんや℃-uteの矢島舞美さんなんかの、ロードバイク経験者もいる。

ホント、埼玉ってすべての駒が揃ってるよなあ。
自転車マニア的には、自転車の町は宇都宮かもしれないけど、
初中級者にとっては、埼玉の自転車王国ぶりは、ゆるがないでしょうね。

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珈琲・天国(浅草)

浅草

三社祭の中日だった土曜日、沢山の人で賑わう浅草へ行ってきました。
残念ながら、この日は自転車でなく、電車。
部下の結婚式へ向かうためです。

六区

その前に、せっかくなので浅草をぶらぶらする事にしました。
三社祭の影響もあって、はっぴ姿の人も多かったし、
この日は天気もよく、半袖姿の人も多数。
そんな中、スーツ姿で歩く自分は、孤独のグルメの主人公気分でした。

捕鯨船

六区のあたりは、新しさと古さが同居する猥雑な感じが、
浅草らしさを醸し出しています。
こちらの「捕鯨船」は、北野武さんがビートたけしと名乗っていた頃の名曲
「浅草キッド」の歌詞に出てくる「くじらや」のモデル。

北野武

お店の前には、たけしさん他、多数の芸人さんの写真が飾られていて、
芸人さんを目指す人達の、聖地的な存在の場所ともなっています。

ロック座

そして浅草といえば、ストリップ劇場。
こちらは小向美奈子さんが、ストリップへ転身し
デビューした事で話題になった、ロック座です。

かつては、ストリップの幕間に芸人さんが出て、お笑いをやっていました。
女性の裸を観に来ている客を笑わせる事は至難の業で、
そんな中で、体を張った笑いや、毒舌を覚えてきます。
欽ちゃんや、たけしさんも、もちろんストリップ劇場出身。

そんな猥雑な中で、文化も生まれていったんですね。

天国

その浅草らしい雰囲気の中にあるのが、カフェというか、喫茶店の珈琲・天国です。

看板

看板にあるように、ホットケーキが名物のお店。

店内

元々人気のお店だし、三社祭だし、無理かな?と思っていたのですが、
きょうどお客さんの切れ目で、運良く入る事が出来ました。
ラッキー!
また、すぐに満席になりましたけどね。

ホットケーキ

頂いたのは名物のホットケーキセット、900円。
綺麗な色合いで、なんだか食べるのがもったいない感じ。
つーか、これから結婚式でフルコースを頂くのに、
ホットケーキを食べるなんて、ワイルドだろう?って感じ。

珈琲天国というと、なんだか昔からありそうなレトロな雰囲気が漂いますが、
実は脱OLした女性達が作ったお店。
だから、浅草らしさの中に、ちゃんと可愛らしさも同居していて、それも人気の要因。

古さと新しさが同居していたり、
知性といかがわしさが同居していたり、そのごった煮感が浅草の魅力。

何が入っているのだかわからないモツ煮を頂きながら、
安い甲類焼酎を使ったチューハイをあおるのが似合う町。
まさに、たけしさんの浅草キッドの歌詞の世界です。

■珈琲・天国
■東京都台東区浅草1-41-9
■営業:12:00~18:30
■定休日:火曜日
場所はこのへん

夜景

結婚式の行われた、浅草ビューホテル最上階の披露宴会場。
そこから見えた景色。
1300年以上の歴史を持つ浅草寺と、
3日後に開業を控えたスカイツリーが
当たり前のように、新旧の名所として、同居していたのでした。

これが浅草だよ。

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