洋菓子コアンドル

恋人を追って鹿児島から上京してきた「なつめ(蒼井優)」。
伝説のパティシエと呼ばれながら、
8年前にケーキ作りを突如としてやめてしまった男(江口洋介)。
2人は都内で評判の洋菓子店「パティスリー・コアンドル」で出会う。
なつめは見習いとして「コアンドル」で働き始め、
一生懸命に自分の居場所を見つけようとする…。

ロケ地となったのは、中目黒の近くの目黒側沿い。
これは風景をみただけですぐわかりました。
以前、自転車で走った事がある場所だったし。
調べたところ、ケーキ屋さんや元になったお店は実在せず、
建物は現在ネイルサロンになっているようです。
あったらロケ地巡りしようと思ったんですが…。
テラス席で飲食できるという設定だったし。

ちなみに、ロケ地はこちら!

映画の方は、大好きな蒼井優モノにしては、非常に物足りない内容。
ひいき目に見たいのですが…
韓流や少女マンガなどの、ありがちな場面をかき集めたような
ベタなシーンが次々に登場します。
しかも、それぞれのエピソードが薄く、掘り下げないまま、都合良く展開。

蒼井優、江口洋介、戸田恵子という役者達の演技で、なんとかもっているけれど、
脚本がなあ…。

ケーキを作るシーンは、非常に美味しそうなんだけど。
全体的には、うーんな作品でした。

Pocket
LINEで送る

耳をすませば

ジブリのファンには、大まかに3つのタイプがいるように思えます。
全部好きだけど、どの比重が大きいかというお話。
一つは、トトロとか猫バスとか、まっくろくろすけのように
キャラクターを愛するタイプ。
一つは、ナウシカやラピュタように壮大なスケールで描くファンタジーが好きな人。
そして、耳をすませばや、魔女の宅急便など、
ちょっとしたファンタジーをいれつつ、描かれている青春にキュンと来る人。

うちの部下のアニメ好きと気があったのは、2人とも3つめのタイプであった事。
ジブリではないけれど、
「秒速5センチメートル」などの世界に通じていく気がします。

という訳で「耳をすませば」は、ジブリの中で1、2を争う程好きな作品ですが、
このアニメでは自転車がちょっとしたキーワードになっています。
天沢聖司が月島雫を乗せて、坂を駆け上がる。
そして秘密の場所へ。

ロケ地めぐりをした時に、実際にその坂を自転車で走ってみたけど、
この作品のように2人乗りで登るのはかなり大変なハズ。
自分はギアチェンジして登ったけど、
聖司が漕いでいる自転車は変速機無しのシングルスピードだもんな。

登場する自転車は、
中学生ぐらいが乗るクロモリフレームのシティーサイクル
…という、ありふれた感じのモデルなのだけれど、
疾走感の描き方が素晴らしい。
それがまた自転車好きの心をくすぐっているのかもしれません。

ちょっと調べてみると、それもそのハズ、作画監督は、自転車ロードレースのアニメ
「茄子 アンダルシアの夏」の監督である、高坂希太郎さんでした。

こちらの作品でも、アニメなのに自転車ロードレースの迫力、よく描かれています。

「耳をすませば」は、
1995年の作品なのに、今でもロケ地めぐりをする人多数。

聖蹟桜ヶ丘でロケ地めぐりをしたけれど、
アンティークショップの地球屋のモデルは、邪宗門という喫茶店

カップルで、この作品が好きという方は、ぜひロケ地めぐりデートしてみてください。
聖蹟桜ヶ丘の駅から歩いて廻れます。
散歩にもちょうどいいコースだし、丘の上がモデルだけに見晴らしもいい場所が多いです。

Pocket
LINEで送る