クルミドコーヒー(西国分寺)

西国分寺駅前

駅の目の前にオシャレなマンションが建ち並んでるなあと思ったのだけど、
実はコレ、都営アパートなんだそうで…。
高級タワーマンションかと思いましたよ。
ずいぶんオシャレに作りましたねえ。
都営って事は家賃も安いんでしょ。
羨ましい…。

クルミドコーヒー

そのすぐ隣りにあるのが、今回のカフェ。
こちらもオシャレなクルミドコーヒー。
ロゴ的には一見スタバっぽいノリの部分もありますが、
実はオリジナリティーに溢れたお店で、
カフェ本などにもたびたび登場する有名店です。

自分達の娘のためにカフェを作ろうと思う。
大人になった時にこんなカフェがあって良かったと思えるカフェ。

そういうコンセプトで作られたカフェです。
お店のサイトのトップページでそういうムービーが流れるので、
このページの最後にあるリンクから、お店のサイトをチェックしてみてください。

店内

店内は、1階にテイクアウトコーナーとレジがあり、
2階に窓に向いたカウンター席。
その後ろに6人掛けのテーブル席がありますが、
さらにその後ろには、一段高くなり、同じく窓を向いたカウンター席が。

テーブルを挟んで、窓際と壁際にあるカウンター席は、
劇場の席のように段になりながら、同じ方向にある大きな窓の方を向いているのです。

説明が下手で、ゴメンなさいねえ。
満席だったので、お客さんにカメラを向けられなかったのです。

さらにこの上に、二階半みたいな個室があるし、
地下には大テーブルの席があります。

クルミ

お店の名前にもあるクルミが、テーブルに置かれていて、
自由に割って食べられます。
というか、お菓子とかに振りかけたりする用なのかな?

お店に何気なく置かれた小物には、なにかメッセージがありそうで、
それを考える事で、それぞれのストーリーが浮かぶような仕掛け。

クルミドケーキ

クルミドケーキは、季節の果物のクリームを挟んだものと、
クリームの代わりにアイスを挟んだ物があるのですが、
この日は、ちょっと寒かったので、クリームの方をチョイス。
季節の果物は焼きリンゴで、520円。

この焼きリンゴを見て、ある思い出が蘇りました。
小学校の頃「焼きリンゴ事件」というのがあったのです。

北国の子供達にとってリンゴは、日常良く食べるもの。
青森の親戚などからリンゴが箱で送られてきたりして、
へたすれば1日1コは食べるような果物でした。
シャキッとした歯触りで、爽やかな酸味のある果物。
そういうイメージがしっかりと焼き付けられているのです。

そんな、ある日、焼きリンゴが給食に出されたのです。
「リンゴを食べると歯茎から血が出ませんか?」
というCMがあったように、固いはずのリンゴが、
日にちのたったトマトのようにしぼみ、
真っ赤なはずのリンゴが、茶色になっているのです。

リンゴとは、こういう物だという思い込みの強い子供達は、
食べもせずに「腐っている!」と騒ぎ出しました。

酸っぱいはずのリンゴが、焼くことによって甘みを出しているのですが、
田舎の子供達は、初めての味に、舌がエラーを起こし、
洋風のお菓子の味を受け入れられなかったのです。
しかも、1年から6年まで全クラスで、同じ騒ぎが…。
給食史上初、大量のデザートが残される事となったのです。

さらに、その後、キモいやつには「焼きリンゴ」というあだ名がつく程、
伝説のメニューとなったのでした。
これが我が母校でに残された「焼きリンゴ事件」。

そんな強烈なイメージがあったハズの焼きリンゴなのに、
大人になると、この複雑が味がわかるようになったのか、
不思議と自分で選んで食べているではないですか。
焼くことによる甘酸っぱさと、クリームの愛称がいい。
しかも、サクッとしたクッキーの生地のようなケーキもいい。
それにまぶされた、クルミのカケラが、歯触りのアクセントに。

こんな旨い物でも、あの頃の自分たちは
「焼きリンゴ〜」と、大騒ぎするのでしょうか?

クルミドコーヒー

クルミドコーヒーは、650円。
水出しのコーヒーです。

トイレは地下にあるのですが、
その際、地下席の壁際にフラスコのような水出しコーヒーのガラス容器が、
ズラリと並んでいるのが見えます。
1つの容器のコーヒーが出来るまで8時間。

水出しとは、熱を一切加えずに抽出するために、カフェインやタンニンが抑えられ、
まろやかになるというもの。
それをアイスコーヒーにしたり、温めて飲んだりするものです。

「どう!うまいでしょ!」
…と言いたげに、クルミの国の王様が
こちらの様子を気にしてたりするのでした。

■クルミドコーヒー
■東京都国分寺市泉町3-37-34 マージュ西国分寺 1F
■営業:10:30-22:30(LO 22:00)
■定休日:木曜
場所はこのへん
お店のサイト
(オープニングムービーが素敵)

P.S
これまで行ったお店の一覧をマップにしました。
右上の「カフェ一覧マップ」からチェックしてみてください。

Pocket
LINEで送る

おたカフェ(国分寺)

国分寺跡

国分寺というのは、聖武天皇が国情不安を鎮撫するため建立を命じた寺院で、
全国各地にあります。
東京にあるのは、武蔵国分寺。
千葉だと、市川、市原、館山の3カ所にあるし、
神奈川だと、海老名市にあります。
地名にもなっているので、東京が有名ですが、総本山は奈良の東大寺。

武蔵国分寺は、750年から760年頃に建てられたと見られていますが、
鎌倉時代の終わり、鎌倉幕府を倒そうとする新田義貞との分倍河原の戦で消失しました。
以後、その跡地だけが残っていて、現在は、その遺跡の発掘が行われています。

…という訳で、国分寺散策編です。

七重塔跡

ここは、武蔵野国分寺の七重塔があったとされる場所であると同時に、
ある有名な事件の現場もあります。

あの三億円事件の第二現場です。
以前、府中刑務所の脇の現金輸送車強奪現場を訪れましたが、
そこで盗まれた現金輸送車(セドリック)が、この付近で乗り捨てられ、
犯人は、カローラに乗り換えて、再び逃走したとさています。

三億円事件

正確な場所は違いますが、イメージ映像としては、こんな感じ。
ホントは、左手の芝生みたいな所が、当時は草むらで、その中でした。

乗り換えたカローラが乗り捨てられたのは小金井市。
今度、小金井行った時に、ついでに行ってみようかな。

なぜに、三億円事件にこだわる?
鉄道ミステリーといえば西村京太郎ですが、
それの自転車版みたいな気分で、なんか面白いのです。
探偵になったような感じで。

武蔵国分寺

ちなみに近くには、別に武蔵野国分寺がありますが、
こちらは、旧武蔵国分寺が焼失した後に、
新田義貞の寄進によって再建されたもの。
前とは違う場所に建っている訳です。

万葉植物園

現在、中の庭園は、万葉植物園になっています。
武蔵野国分寺が栄えていた頃に編纂された万葉集に、
題材として取り上げられた植物を集めて、その歌と共に展示されているのです。

看板

こんな感じですね。
古文とかサボり気味だったので、今ひとつピンと来ませんが。

武蔵国分寺跡資料館

この武蔵野国分寺の脇道を入った所には、おたかの道湧水園があり、
その中には、武蔵国分寺跡資料館があります。

おたかの道というのは、江戸時代この辺は尾張徳川家の御鷹場に指定されていて、
鷹狩りがよく行われていました。
その御鷹場の道という事で、「おたかの道」と呼ばれて親しまれているのです。

おたカフェ

そこにある「おたカフェ」は、「ヲタカフェ」ではなく
「おたか」+「カフェ」で「おたカフェ」に。
なので、入っても「お帰りなさいませ、ご主人様」などと言われる事もなく、
どちらかというと史跡散策の、年配のお客さんで賑わっています。

巣箱

ちょうどこの時は、回りの木々に鳥の巣箱が多数くくりつけられて、
バードハウスコンテストみたいなのが行われていました。

店内

別名「史跡の駅」という名前もついていて、
この付近の観光案内所的な役割も持っているようで、
観光マップや資料なども展示されています。

外観は森の中のロハスカフェという風情なので、
そういう期待をする人もいるかもしれませんが、
最初から「史跡の駅」という目的で作られているので、そちらの色が強いです。

それでも十分ロケーションがいいので、くつろげます。
窓からは木々の緑。
すぐそばには湧水と、ほたるの川もあるので、夏は最高でしょうね。

フェアトレードコーヒー

頂いたのは、フェアトレードコーヒー380円。

史跡散策って意外と楽しい。
これも自転車に乗るようになってから好きになった事の一つ。
走って、思いついたら止めて、写真を撮って。
そのリズムに自転車って合ってるんだなあ。

■史跡の駅・おたカフェ
■東京都国分寺市西元町1-13-6
■営業:9:00~17:00
■定休日: 月曜
場所はこのへん
お店のサイト

Pocket
LINEで送る